【クアラルンプール=アジアインフォネット】 医薬品開発のデ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI、本社・愛知県名古屋市)は17日、同社が開発した緑内障・高眼圧症治療剤をライセンス供与先の興和(本社・同)が マレーシアで販売を開始したと発表した。

販売が開始されたのは緑内障・高眼圧症治療剤「グラアルファ配合点眼液(国内製品名)」で、Rhoキナーゼ阻害薬の「グラナテック点眼液0.4%」の有効成分リパスジル塩酸塩水和物とアドレナリンα2受容体作動薬のブリモニジン酒石酸塩を含有する世界で初めての組み合わせとなる配合点眼剤。既存の配合点眼剤と薬理学的な作用点が異なるため、様々な緑内障・高眼圧症治療剤との併用が可能となるという。

日本国内では2022年12月より興和にて国内販売を開始しており、2025年7月にタイで販売開始した。 シンガポールでも承認取得しており、 興和では引き続き更なる海外展開を検討しているという。