【クアラルンプール】 プトラジャヤ市政府は、同地で計画されていた全自動高速輸送システム(ART)の建設を中止することを決定した。ロー・スーフイ副首相府相(連邦直轄地担当)が下院議会質疑で明らかにした。ARTは無軌道路面電車で、専用レーンを走行する無人運転のゴムタイヤ式公共交通システム。

事業化調査で同プロジェクトは経済的に採算が取れないことが判明したためで、ロー氏によると、ARTシステムの導入にかかる総費用(インフラ整備、システム設置、運用・保守を含む)は、予備調査により10年間で2億1,195万リンギと見積もられ、プトラジャヤ市の地方自治体としての財政能力を超えていると判断されたという。

運輸省はプトラジャヤ市と共同で2024年5月1日から2024年8月31日まで試験プロジェクトを実施し、その後、プロジェクト提案者プトラジャヤ市に検討のための実施提案を提出していた。試験プロジェクトはイレカ・コーポレーションと中国国有企業、中国中車(CRRC)グループの傘下企業である中車城市交通(CRRCアーバン・トラフィック)の合弁会社であるモビルスが担当したと報じられた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、エッジ、ベルナマ通信、2月9日)