【クアラルンプール=アジアインフォネット】 アンワル・イブラヒム首相は16日、空席となっている4つの閣僚ポストの補填を含めた小幅な内閣改造人事を発表した。

上院議員任期満了に伴うザフルル・アブドル・アジズ氏の退任により空席となっていた投資貿易産業相ポストには、ジョハリ・アブドル・ガニ農園・一次産業相(統一マレー国民組織=UMNO)が横すべりで就任することが決まった。ジョハリ氏の後任の農園・一次産業相ポストには同じUMNOのノライ二・アハマド氏が就任する。

5月に行われた人民正義党(PKR)役員選に敗れて辞任したラフィジ・ラムリ氏の後任となる経済相ポストには、同じPKRのアクマル・ナスルラー氏が就任する。

同じくPKR役員選に敗れて辞任したニック・ナズミ・ニック・アハマド氏の後任の天然資源・環境持続可能性相ポストには、アーサー・ジョセフ・クルップ氏(サバ団結党=PBRS)が就任する。

歳入の40%の権利を巡るサバ州と連邦政府の対立から辞任したイーウォン・ベネディック氏の後任となる起業家開発協同組合相ポストには、スティーブン・シム人的資源相(民主行動党=DAP)が横すべりし、シム氏の後任となる人的資源相ポストにはR.ラマナン氏(PKR)が就任する。

青年スポーツ相のハンナ・ヨー氏(DAP)は、ザリハ・ムスタファ氏(PKR)に代わって連邦直轄地担当首相府相に横すべりし、青年スポーツ相の後任にはモハマド・タフィク・ジョハリ氏(PKR)が就任する。

サバ・サラワク州問題担当首相府相ポストには、アルミザン・モハマド・アリ氏(サバ国民連合=GRS)に代わってムスタパ・サクムド氏(PKR)が就任する。

宗教問題担当首相府相ポストには、モハマド・ナイム氏(上院議員)に代わって同じ上院議員のズルキフリ・ハサン氏が就任する。