ステランティス、年内に「プジョー」販売網を30カ所に拡大へ

【クアラルンプール】 プジョーやシトロエン、ジープなどを手がける欧米系自動車メーカーのステランティス・マレーシアは、現在マレーシア半島部14カ所で展開している「プジョー」のディーラー網を2024年末までに30社に拡大する計画だ。

英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」によると、ステランティスは特に東マレーシアでディーラー網の拡大を図る方針で、今四半期(第3四半期)中にサバ州から展開を開始する。

ステランティス・マレーシアのジェイミー・モライス社長は、ディーラーには今年、必要な改修やアップグレード作業を行うためのある程度の柔軟性が与えられているが、来年はすべてのディーラーが標準化され、顧客中心主義という同社の核心的価値観を反映した、統一したブランドイメージを導入すると述べた。

プジョーの販売権をベルマツ・オートから引き継いだステランティス・マレーシアは、今年3月より販売代理店業務を開始し、2024年型プジョー「408」 を発売した。またマレーシアをプジョー販売のASEAN(東南アジア諸国連合)地域ハブとする計画で、組み立て製造、販売強化を含め最大20億リンギを投資する意向だ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、7月25日)

糖分を抑えた食品企業に「ヘルシーチョイス」認定を付与=保健相

【クアラルンプール】 ズルキフリー・アハマド保健相は25日、保健省の「砂糖との戦い」キャンペーンの一環として、糖分を減らした食品企業に対して「ヘルシーチョイス」認定を付与すると発表した。

ズルキフリー大臣は同日の上院質疑で、砂糖の摂りすぎは体重増加のみではなく、肥満や糖尿病などのさまざまな疾患につながるとし、国民の砂糖摂取量を減らすことが重要だと述べた。「2023年全国健康・罹病率調査(NHMS)」の結果でも、肥満問題が継続しているため、その主要因である砂糖摂取量を減らす必要があるとしている。具体的には、成人の約50万人(2.5%)が肥満や糖尿病を含む生活習慣病に苦しんでおり、2人に1人が肥満または過体重の状態だという。

ズルキフリー大臣はまた、糖尿病などの疾患の早期発見・治療に向け、血糖値検査を強化する計画もあると述べた。
(ザ・スター電子版、マレー・メイル、ビジネス・トゥデー、エッジ、7月25日)

1001ナイツホテル、ゲンティンに今年第4四半期にオープン

【プチョン】 不動産開発のNCTグループは、パハン州ゲンティンハイランドのリゾート開発「グランド・イオン・マジェスティック(GIM)」の一部として、「1001ナイツホテル」の建設を進めており、22日の発表会で、今年第4四半期にもソフトオープンすると明らかにした。
米ウィンダム・ホテル&リゾートが運営を担当し、「トレードマーク・コレクション・バイ・ウィンダム」ブランドの最新ホテルとなる予定。客室数は1,000室超で、設計は中国・江大設計伝播機構会長の趙明氏が手掛けた。
開発中のGIMの総開発価値(GDV)は16億リンギで、17万8,000平方フィートの展示場・小売スペースを備え、小売店や飲食店が入居する予定。建設はNCTと中国建築集団のマレーシア法人、チャイナ・ステート・コンストラクション・エンジニアリング(M)(CSCEC)が共同で手掛ける。
(東方日報、7月23日、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・サン電子版、7月22日)

トロピカナガーデンズ、IOIに6.8億リンギで売却へ

【クアラルンプール】 トロピカナ・コーポレーションは23日、子会社のトロピカナ・インダ(TISB)がIOIプロパティーズ・グループ(IOIPG)の完全子会社であるIOIモール・ダマンサラ(IOI MD)との間で、「トロピカナ・ガーデンズ・モール(TGM)」の売買契約(SPA)を締結したと発表した。

TGMの売却額は総額6億8,000万リンギ。セランゴール州ペタリンジャヤのコタ・ダマンサラに2020年にオープンしたTGMは、MRTスリアン駅に直結しており、7階建てで床面積105万平方フィート。最近グリーンビルディング認証(GBI)も取得した。

トロピカナはブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明で、TGM売却益をグループ負債削減に充てることでキャッシュフローを改善し、金利負担が軽減できると説明。将来の成長を支える必要な原資を得るため、今後も低利回りの土地や投資物件を売却していくとしている。

トロピカナ・グループはTGMのほか2件の投資資産(Wクアラルンプール・ホテルとコートヤード・バイ・マリオット・ペナン)もIOIPGに合計4億3,500万リンギで売却しており、TGMを含めたIOIPGとの取引総額は11億リンギを超える。
(ザ・スター電子版、ビジネス・トゥデー、エッジ、7月23日)

エアアジア、8月30日にスバン空港乗り入れを再開

【クアラルンプール】 格安航空エアアジアは、8月からセランゴール州スルタン・アブドル・アジズ・シャ―空港(スバン空港)におけるナロージェット機運用が再開されることを受け、同空港への乗り入れを8月30日に再開する。親会社のキャピタルAが23日に発表した。
ナロージェット機を投入するのはスバン―クチン(サラワク州)、スバン―コタキナバル(サバ州)の2路線で、エアバス「A320」型機を使用。合計週14便の運航となる。
エアアジア・マレーシアのファレ・マズプトラ社長は、首都圏においてクアラルンプール新国際空港(KLIA)に次いで2カ所目の乗り入れの理由について、同空港の立地と市内中心部および周辺郊外へのアクセスの良さを挙げ、「空港の規模が小さく、乗客数も少ないため、スムーズな旅が保証される」と述べた。
就航記念として、7月28日までプロモーション運賃を提供する。対象となる旅行期間は今年8月30日から2025年10月8日までで、片道運賃はクチン線が88リンギから、コタキナバル線が99リンギからとなっている。
スバン空港への乗り入れ再開により、エアアジア・マレーシアの国内ネットワークは40路線に拡大し、運航本数も週920便から週948便に増加する。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、マレーシアン・リザーブ、エッジ、7月23日)

ファイアフライ、スバン空港に8月29日よりジェット機投入

【クアラルンプール】 マレーシア・アビエーション・グループ(MAG)傘下の航空会社ファイアフライは、セランゴール州のスルタン・アブドル・アジズ・シャー空港(スバン空港)へのナロージェット機乗り入れを8月29日に開始する。

ナロージェット機を運航するのはスバン―ペナン線、スバン―コタキナバル線の2路線で、機材はボーイング「737-800」型機を使用し、座席数は189席。デイリー1便の運航で、7月22日にチケット販売を開始した。

2025年8月6日までの旅行期間を対象に、それぞれ片道129リンギ、249リンギのプロモーション運賃を提供する。運賃には10キログラム(kg)までの受託手荷物、7kgまでの機内持ち込み手荷物が含まれ、機内で無料ドリンクも提供される。

ナロージェット機の投入により、現在ATR72ターボプロップ機で運航しているスバン―ペナン線は1日10便に増便となる。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、7月22日)

KLIA第1・第2ターミナルに入国自動ゲート40台を増設

【プトラジャヤ】 サイフディン・ナスティオン内務相は22日、クアラルンプール国際空港(KLIA)の混雑解消に向け、第1・第2ターミナルに入国自動ゲートを新たに40台ずつ合計80台増設すると発表した。ペナン国際空港での増設も検討しているという。

サイフディン内相は、来年マレーシアで開催されるASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議や2026年のマレーシア観光年の準備の一環として自動ゲートの増設を検討しているとし、最近の国際便の増加や空港の混雑状況を考えると、必要な措置だと述べた。入国管理局を通じて空港運営会社であるマレーシア・エアポーツ(MAHB)と協議を開始しているという。

KLIA第1・第2ターミナルでは現在、出発・到着ロビーにそれぞれ10台ずつ自動ゲートが設置されており、ペナン国際空港の設置数は合計12台。自動ゲート利用対象国は6月より、欧州連合(EU)、バーレーン、カタール、オマーン、ヨルダン、中国、カナダ、香港、台湾などが加わり、合計36カ国に増加している。

サイフディン内相はまた、6月より実施されている、シンガポールとの国境にあたるジョホール州バングナン・スルタン・イスカンダル(BSI)およびスルタン・アブ・バカル・コンプレックス(KSAB)を経由してシンガポールに送迎バスで通勤する工場労働者を対象とした、QRコードによる入国審査システムの試験運用について、登録件数は50万件に達し、待ち時間が70―80%短縮されるなど、肯定的な評価を得ていると述べた。正式導入の前に、段階的に対象者を拡大して試験運用を続けていくとしている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレー・メイル、エッジ、ベルナマ通信、7月22日)

バティックエア、8月1日からスバン空港に乗り入れ再開

【クアラルンプール】 インドネシアのライオン・エア・グループ傘下のバティックエアは、8月1日からセランゴール州のスルタン・アブドル・アジズ・シャー空港(スバン空港)への乗り入れを再開する。

26年ぶりとなる8月からのスバン空港のナロージェット機乗り入れ再開に合わせたもので、機材はボーイング「737-8」型機を使用する。新路線はペナン―スバン線で、当初は週3便の運航だが、8月15日から毎日運航する。ビジネスクラスが12席、エコノミークラスが150席となっている。

バティックエアはATR社製ターボプロップ機を運用してスバン―ペナン線を運航していたが、今年2月に運航を停止しており、半年ぶりの乗り入れ再開となる。同社は今後、スバン―コタバル(クランタン州)、コタキナバル(サバ州)、クチン(サラワク州)各線の運航を計画している。

スバン空港へのジェット機乗り入れについては、すでに▽トランスヌサ▽スクート▽ファイアフライ――が発表済みで、エアアジアも近く発表すると見られている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレー・メイル、エッジ、7月20日)

全世界IT障害、マレーシア国鉄も影響を受けるも同日復旧

【クアラルンプール】 マレーシア国鉄(KTMB)は19日、サイバーセキュリティの米クラウドストライクが引き起こした世界規模のITシステム障害について、同社の発券システム(KITS)やカスタマーサービスが影響を受けたと明らかにした。
KTMBは同日午後2時のフェイスブック投稿で、技術的障害が発生しており、復旧作業が進められていると述べた。ただし、午後8時には完全に復旧したとしている。

大規模なITシステム障害により、世界中の航空会社、銀行、医療、放送などの企業が影響を受けた。米マイクロソフトによると、障害が発生したのは、ウィンドウズ・パソコン約850万台で、全体の1%未満だったが、クラウドストライク製品は重要な業務に用いられるPCにインストールされている場合が多いため、影響が大きかったという。
(ザ・サン、エッジ、ザ・バイブス、ビジネス・トゥデー、7月19日、KTMB発表資料)

19日に国内空港でフライト遅延が発生、全世界IT障害で

【クアラルンプール】 サイバーセキュリティの米クラウドストライクが19日に業務用セキュリティ・ソフトウェアの更新を行ったことで、同日午後にウィンドウズ・パソコン(PC)にシステム障害が発生。世界中で850万台の端末に影響が出た。マレーシアでは主に空港において影響が出た。

空港運営のマレーシア・エアポーツ(MAHB)やマレーシア航空に対する直接の影響はなかったが、格安航空のエアアジアの社内システムに障害が発生し、手動でのチェックインを行ったため、混雑を引き起こした。その結果、クアラルンプール国際空港第2ターミナルやコタキナバル国際空港、ペナン国際空港などでフライトの遅延が発生した。

エアアジアは20日に声明を発表。地上スタッフ200人、ボランティア100人、警備員を配置し週末の混雑に備えると述べた。20日午後2時にはオンラインチェックイン業務を再開し、混雑は収束に向かった。(エッジ、7月20日、ニュー・ストレーツ・タイムズ、マレー・メイル、フリー・マレーシア・トゥデー、ビジネス・トゥデー、7月19日)