歳入庁がWhatsappを利用した検索プラットフォームを導入

【クアラルンプール】 内国歳入庁は15日、税務サービスの改善と納税手続きの簡素化を狙いに、メッセージングアプリであるWhatsapp(ワッツアップ)を利用した情報検索プラットフォームを導入したと発表した。

新情報検索プラットフォームでは、ワッツアップを通じて納税を促す通知、遅延状態の通知、法令順守情報などが、歳入庁に登録した納税者の携帯電話番号に送られる。IRBが使用しているWhatsAppプロフィール名は「Lembaga Hasil Dalam Negeri Malaysia」で、電話番号は03-8911-1000を使用している。

一方、IRB公式ポータルでは、強化された情報検察プラットフォーム「Tanya HAFY」が「Tanya@HKC」に置き換えられる。ユーザーは今日性のある納税関連情報を効率よく入手することができ、利用者体験も改善されるという。

歳入庁は納税者に対し、携帯電話番号に変更があった場合は、速やかにMyタックスのポータルを通じ届け出るよう求めた。
(ザ・スター電子版、ビジネス・トゥデー、マレーシアン・リザーブ、1月15日)

26年は「マダニ経済」実行段階=第2財務相

【ペタリンジャヤ】 政府は、アンワル・イブラヒム政権が掲げる「マダニ経済」に基づき、国民第一をより明確化しながら、2026年を実行段階として本格的に推進していく方針だ。アミル・ハムザ・アジザン第2財務相が15日、発言した。

アミル氏はこの日、不動産・住宅開発業者協会(REHDA)研究所が主催した年次総会で基調講演を行った。その中でまず、マダニ経済は昨年7月に発表した第13次マレーシア計画(13MP、対象期間:2026ー2030年)などで、構想・計画段階としての基盤が整ったと強調。家計、企業、経済に効果が表れ始めているとした。

さらに、開発戦略は物理的なインフラにとどまらず、長期的な価値の創造に重点を置いているとし、その1例にジョホール・シンガポール経済特区(JSーSEZ)を挙げた。

また、2024年から取り組む政府系企業活性化・改革プログラム(GEAR-uP)を通じ、今後5年間で1,200億リンギットの国内投資を動員。高成長・高付加価値産業を支えていく。

さらにマレーシア観光年(ビジット・マレーシア2026)を通じ、4,700万人の観光客を誘致。3,290億リンギの収入を生み出し、雇用創出と中小企業の活性化を図る。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、1月15日)

補助金なし「RON95」を2.52リンギに引き下げ、1月15日から

【クアラルンプール】 財務省は14日、2026年1月15日から1月21日までの1週間の燃料小売価格を発表。レギュラーガソリン「RON95」の補助金なし価格を、前週の1リットル当たり2.54リンギから2セン引き下げ2.52リンギにすると明らかにした。

新燃料補助金制度「ブディ・マダニRON95(BUDI95)」適用外のハイオクガソリン「RON97」の価格は3.11リンギから3セン引き下げ、3.08リンギとする。一方「BUDI95」適用価格は1.99リンギで据え置く。

ディーゼルの小売価格については、「ユーロ5 B10」および「B20」は1リットルあたり2.89リンギから5セン引き下げ、2.84リンギとする。また「ユーロ5 B7」ディーゼルも3.04リンギに引き下げる。サバ州、サラワク州、ラブアンにおけるディーゼル燃料の小売価格は2.15リンギで据え置く。
(ポールタン、マレーシアン・リザーブ、1月14日)

EVモデルの道路税再開、1月1日より年20―4890リンギ

【クアラルンプール】 電気自動車(EV)に対する道路税免除措置が2025年末で終了し、1月1日付けで課税が開始された。2019年に決定された従来の課税体系と同様に電動モーターの総出力に基づいて道路税額が算出されるが、税額は軽減される。

従来の課税体系は、内燃機関(ICE)搭載車の道路税の計算方法に倣ったもので、出力80キロワット(kW)未満に対して基本税率が課され、それを超える場合には0.05kW増加するごとに加算されていた。

新制度では料金帯の数が増やされており、各料金帯では9.999kW増加するごとに一定の付加金が加算され、この付加金は出力帯が上がるにつれて増加する。基本料金帯は50kWまでで、税額は20リンギ。100kWまでは9.999kW増加ごとに10リンギが加算される。また210kWまでの料金帯は9.999kW増加ごとに20リンギが加算される。

例えば、BYD 「シール6プレミアム」は出力160kWの電気モーターが搭載されており、新制度では道路税は180リンギとなる。プロドゥア初のEVである「QV-E」(出力150kW)は160リンギ。最近発売された出力50kWの五菱「TQウーリン・ビンゴ」の道路税はわずか20リンギと最安で、ロータス「エレトレ」及び「エメヤ」の「900」バージョン(出力675kW)は販売中のモデルの中では最高額の4,890リンギとなる。

EV普及促進に向けた道路税の免除措置は2022年度予算案で発表され、2022年1月1日から2025年12月31日まで実施された。
(ポールタン、1月7日)

補助金なし「RON95」を2.54リンギに引き下げ、1月8日から

【クアラルンプール】 財務省は7日、2026年1月8日から1月14日までの1週間の燃料小売価格を発表。レギュラーガソリン「RON95」の補助金なし価格を、前週の1リットル当たり2.56リンギから2セン引き下げ2.54リンギにすると明らかにした。

新燃料補助金制度「ブディ・マダニRON95(BUDI95)」適用外のハイオクガソリン「RON97」の価格は3.16リンギから5セン引き下げ、3.11リンギとする。一方「BUDI95」適用価格は1.99リンギで据え置く。

ディーゼルの小売価格については、「ユーロ5 B10」および「B20」は1リットルあたり2.94リンギから5セン引き下げ、2.89リンギとする。また「ユーロ5 B7」ディーゼルも3.09リンギとする。サバ州、サラワク州、ラブアンにおけるディーゼル燃料の小売価格は2.15リンギで据え置く。
(ポールタン、エッジ、ベルナマ通信、1月7日)

ゼトリックスAIの年齢確認解決法、MIMOSが承認

【クアラルンプール】 行政サービスの電子化を請け負うゼトリックスAI(旧社名MyEGサービシズ)が開発した、ブロックチェーン技術を利用した年齢確認ソリューションがMIMOS(国家応用研究開発センター)子会社のMyブロックチェーン・インフラストラクチャー(MBI)に承認された。MBIは科学技術革新省に代わりブロックチェーン基盤を構築・運営する企業。

年齢16歳以下の児童の保護を狙いとしたソーシャルメディア(SNS)利用規制のためのソリューションで、通信当局は16歳以下の者によるSNS利用規制の本格導入に先立ち、特定のソーシャルメディアにおいて、年齢確認作業を開始する。ユーザーが通常利用する領域から隔離された、保護された空間での試験実施となる。

ゼトリックスとMBIの共同声明によると、ユーザーはSNSやメッセージングプラットフォームに登録する際MyデジタルIDや新入国管理システムなど政府認証のデジタルIDサービスを利用し年齢を確認してもらう。年齢確認は1回のみ。年齢以外の情報が共有されることはない。「プラットフォーム側にとっても導入が簡単な確認方法」(ゼトリックスのTSウォン代表)だという。
(エッジ、1月5日)

アンワル首相が新年演説、首相任期を2期10年に制限の意向

【プトラジャヤ】 アンワル・イブラヒム首相は5日、新年特別集会で演説を行い、首相任期を2期10年に制限する法案を年内にも議会に提出する考えを明らかにした。与党連合・希望同盟(PH)が2018年の総選挙で掲げていた政治改革に関する公約を復活させたもの。

アンワル氏は「誰にでも任期制限がある。任期中に成果を上げることができれば、次の世代に引き継ぐ方が賢明だからだ。これは首相にも当てはまる」と述べた。

マレーシアは独立以来10人の首相が就任しているが、マハティール・モハマド氏が在任期間最長で、1981年から2003年までの22年間、2018年から2020年まで首相を務めた。

アンワル首相はまた、すべての18歳以上の成人2,200万人を対象とした100リンギの支援金「スンバンガン・アサス・ラフマ―(SARA=基礎的慈悲の寄付)」の支給を2月9日に開始すると発表した。所得層下位40%の世帯(B40)を対象とした「思いやり現金給付(STR)」の第1回支給は1月9日から開始する。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、1月5日)

国民戦線によるGST復活案、与党連合内から批判の声

【クアラルンプール】 アンワル・イブラヒム首相率いる与党連合・希望同盟(PH)と連立を組む政党連合・国民戦線(BN)議長のアハマド・ザヒド総裁(副首相)が22日、次期総選挙後に物品・サービス税(GST)の復活を推進する意向を示したことについて、PH内から批判の声が上がっている。

PH構成党・民主行動党(DAP)のリム・グアンエン顧問は、GST最大の欠陥に触れていないと批判した。リム氏は2018年に歴史的政権交代を果たし、GSTを廃止したマハティール・モハマド元首相率いる連立政権で財務相を務めた。

リム氏が指摘した欠陥とは、政府が仕入税額控除分の事業者への還付を怠ったことで、2015年から2018年にかけ総額300億リンギが還付されなかった。仕入税額控除とは、GSTの納税額を計算する際に、売上分の税額から仕入分の税額を控除する制度で、仕入税額控除をしないと余計にGSTを納めることになる。

リム氏は「還付の遅れで事業者の現金収支に影響し、事業継続を脅かすことにもなった」と述べた。

リム氏によればPH政府が2019年に還付を行った。2020年に政権に就いた国民同盟(PN、現・野党連合)も還付を怠り、その額は数百億リンギになり、歳入が集められる連結基金に組み入れられた。

同じPH構成党・人民正義党(PKR)のハッサン・アブドル・カリム議員は、多くのマレーシア人が依然として低賃金による生活費高騰に苦しんでおり、所得下位40%(B40)層から抜け出せないでいると指摘。「人々の所得が上昇しより多くのマレーシア人が中所得層に加われば、GSTを検討するのは適切だろう。しかし今ではない」と述べた。
(マレーシアン・リザーブ、12月23日)

国民戦線、次期総選挙後にGST復活を目指す方針

【バタワース】 アンワル・イブラヒム政権と連立内閣を構成する政党連合・国民戦線(BN)は、次期総選挙後に物品・サービス税(GST)復活を目指す方針だ。BN総裁のアハマド・ザヒド副首相がBNと友好関係にあるインド系政党、マレーシア・マカル・サクティ(人民の力量)党の年次総会で明らかにした。

ザヒド氏は、BNが現時点では売上・サービス税(SST)を容認する立場にあるとした上で、「GSTはマレーシアにとって公平性を確保し、国の歳入を強化する上で最も適切かつ効果的な制度だ。課税の公平性を確保しながら財政状況を強化することができる」と言明。155カ国以上がGSTを導入しているとした上で、マレーシアはSSTを導入しているわずか8カ国のうちの1つだと述べた。GSTは2015年4月1日に導入されたが、2018年6月1日に廃止された。

BNは現在、統一マレー国民組織(UMNO)、マレーシア華人協会(MCA)、マレーシア・インド人会議(MIC)、サバ団結党(PBRS)――の4党で構成されており、下院議会(定数222)で30議席を有する。次期総選挙後もアンワル首相率いる与党連合・希望同盟(PH)と共闘する方針を示している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、12月21日)

輸入完成電気自動車への物品税免税、28日までの輸入に適用

【クアラルンプール】 輸入された電気自動車(EV)の完成車(CBU)に対する輸入税、物品税の免除が2026年1月1日付で終了するが、購入者への引き渡し日に関係なく、今月28日までに輸入・通関手続きが終わった電気自動車が免税の対象になる。

マレーシア自動車協会(MAA)のモハマド・シャムソル会長は「免税の最重要条件は輸入された日であり、税関に申告されていることだ」と述べた。

輸入税と物品税免除は終了期限が2度、延期された。今回の打ち切りを受け11月と12月のEV販売は増加しており、自動車業界全体の販売台数を押し上げる見通しだ。免税打ち切りによりEVの国内組み立て、製造を後押しする。

物品税免除の打ち切りで2026年の政府歳入は増加が予想されているが、免税に代わるEV奨励措置を政府は検討している。
(バイブズ・ドットコム、12月21日、ポールタン、ローヤット、12月12日)