【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は19日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から9人増えて9,249人となったと発表した。

新規感染者のうち4人がフィリピン、オーストリア、インド、インドネシアからの入国者。残り5人はケダ州(3人)、クアラルンプール(KL、1人)、サラワク州(1人)で感染した。新たに13人が退院し治癒者数は8,945人に増加した。死者数は22日連続ゼロで、125人を維持した。

サラワク州防災委員会(SDMC)によると、日本を出発しビントゥル港に到着した石油タンカーの乗組員4人が新型コロナに感染していることが分かった。同タンカーは7月27日ー8月1日間にかけて富山県の富山新港に停泊していた。8月10日にラブアン港に寄港し、その後ビントゥル海域で乗組員2人が新型コロナの初期症状を訴えていた。感染者のうち2人はマレーシア人で、残り2人がフィリピン人とインド人。

クチンのストゥトン・マーケットから発生した「ストゥトン・クラスター」についてSDMCは20日、新たな感染者が28日間検出されなかったため消滅したと宣言したクラスタ発生により同マーケットは7月18日ー7月31日間において閉鎖措置を取っていたが、8月1日より標準運用手順(SOP)を遵守する上で営業を再開していた。