マツダ、現地組立の「CX-30」2023年版を投入

【クアラルンプール】 マツダ車販売のベルマツ・オートは、クロスオーバーSUV「CX-30」の2023年モデルの発売を開始した。すでに予約受付を開始しており、納車は今月末からスタートする。

「CX-30」は、ケダ州クリムのイノコム組立工場で生産される「CX-5」「CX-8」に次ぐ3モデル目の現地組立車(CKD)で、バリアントは4種。いずれも2.0Lガソリンエンジン「スカイアクティブG」を搭載し、最高出力162ps/6,000rpm、最大トルク213Nm/4,000rpmを発揮。最高時速は196km。ボディカラーは全7色で、保険なしの価格は、「2.0L 2WDスタンダード」が12万8,109リンギ、「2.0L 2WDハイ」が13万6,109リンギ、「2.0L 2WDハイプラス」が 14万6,109リンギ、「2.0L 2WDハイプラス・プレミアム」が15万6,109リンギと、輸入完成車(CBU)だった2022年版より低く抑えられている。5年間(10万kmまで)のメーカー保証および無料定期メンテナンスが付属する。
(ポールタン、3月8日、マツダ発表資料)

三菱モーターズ、トレンガヌに3Sセンターをオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 三菱モーターズ・マレーシア(MMM)は、トレンガヌ州クママンに3S(販売、サービス、部品交換)センターをオープンした。マレー半島東部地域で6カ所目の店舗となる。
パハン州で4S(販売、サービス、部品交換、板金塗装)センターを運営するオクアン・モーターズが運営するもので、面積は5,500平方フィート。サービスベイは3基で、ラウンジには、WiFi、キッズコーナーを備えている。
MMMの池田真也 最高経営責任者(CEO)は、オクアン・モーターズは2015年にMMMのディーラーとなり、今回トレンガヌ州に事業を拡大し、3Sセンターを開設したとコメント。オクアン・モーターズはパハン州で業績トップのディーラーであるとし、今後も販売の勢いを維持するために共に協力し続けていくことができると楽観視しているとした。

中銀バンクネガラ、政策金利を2.75%で据え置き

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 中央銀行バンク・ネガラ(BNM)は9日、定例金融政策会合(MPC)を開催し、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を2.75%で維持することを決定した。2022年5月から段階的に引き上げていたが、2会合連続での据え置きとなった。

BNMは声明の中で、金融政策のスタンスにおいて現在の金利水準は依然として緩和的であり、経済成長を下支えしているとした上で、金融政策が経済に及ぼす影響のタイムラグを考慮して、これまで行ってきた利上げの影響を引き続き評価していくと強調。今後もインフレ率や経済成長のリスクとのバランスを考慮して金利を調整するとした。

国内経済については、昨年通年の経済成長率が8.7%となり、力強い成長を遂げたと指摘。今年の成長率は、前年が高い成長率となったことや、世界経済の減速の影響も受けて緩やかな水準に止まる見込みだとした。その上で、今年も好調な内需が成長を牽引し、雇用や所得の前向きな見通しからの下支えも見込めると予想。その他には、外国人観光客増加による観光産業の成長や、複数年にわたって実施されている大型プロジェクトによる投資活動の下支え、先ごろ政府が発表した今年度予算案に盛り込まれたプロジェクトの実施が上方リスクとなるとした一方で、世界経済の成長が予想を下回る可能性、積極的な金融引き締めなどが成長リスクとなるとした。またインフレ率については、今年は需要とコスト圧力の高まりにより高い状態が続くが、上昇率は穏やかになるとの見込みを示した。

世界経済についてBNMは、中国経済の再開や主要経済国の成長率が予想を上回るなど、前向きな展開があったとしたものの、コスト圧力の高まりや金利の上昇により圧迫されており、インフレ率の上昇率は緩やかになってきているが、今後も利上げが行われると予想。その上で、今後も地政学的緊張の高まり、予想を上回るインフレ率の上昇、急激な金融引き締めなどが依然下振れリスクとなるとした。

2022年の投資誘致額、14.5%減の2646億リンギ

【クアラルンプール】 マレーシア投資開発庁(MIDA)は8日、2022年の投資誘致額(認可ベース)について、前年比14.5%減の2,646億リンギだったと発表した。

2021年は米インテルや中国ライセン・エネルギーなどの大型投資案件が貢献し過去最高額となったが、それに次ぐ額となった。プロジェクト数は4,454件で、14万370人の雇用機会が創出される見込み。

業種別では、サービス業が全体の58.2%となる1,540億リンギ、製造業が843億リンギ(31.9%)、第一次産業が263億リンギ(9.9%)となった。
外国直接投資(FDI)は61.7%の1,633億リンギ、国内直接投資(DDI)は38.3%の1,013億リンギ。国別では中国が554億リンギ(33.9%)、次いで▽米国(17.9%)▽オランダ(12.5%)▽シンガポール(8.3%)▽日本(7%)ーーが続いた。州別では、▽ジョホール州(706億リンギ)▽セランゴール州(601億リンギ)▽サラワク州(282億リンギ)▽クアラルンプール(250億リンギ)▽ペナン州(163億リンギ)ーーだった。

MIDAは、現在146億リンギの投資案件が進行しており、製造業で106億リンギ(31件)、サービス業で40億リンギ(218件)が見込まれるとしている。
(ザ・サン、ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月9日、マレーシアン・リザーブ、ベルナマ通信、3月8日)

新型コロナの感染者数は235人、2日連続で200人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、8日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は235人となり、累計感染者数は504万4,439人となった。
新たに216人が回復し、累計は499万8,219人、死者数は1人で、累計は3万6,967人となった。アクティブ感染者は、前日から18人増えて9,253人。そのうち96.4%が自宅、3.6%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は73.5%、ICU病床使用率は63.2%、人工呼吸器使用率は38.0%だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,754万3,055人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,631万6,155人で、接種率は50.0%、2回目が81万2,026人となり、2.5%だった。

UMWトヨタ、2月の販売台数は45%増の9297台

【クアラルンプール】 UMWトヨタ・モーター(UMWT)は、2月の販売台数が前年同月比45%、前月比37%共に増えて9,297台となったと明らかにした。
内訳は、トヨタ車が9,233台、レクサス車が64台だった。年初2カ月の販売台数は15%増の1万6,083台となった。

ラビンドラン・クルサミー社長は、顧客の声に耳を傾けるという活動を継続しており、顧客ニーズに応えることで、自動車業界のトップ企業としての地位を維持することができたとコメント。新たにスポーツカー「GR」、「GRスポーツ」、フルモデルチェンジのBセグメント・セダン「ヴィオス」といった優れたモデルを投入できることを嬉しく思うとした。

UMWTの親会社であるUMWホールディングスの昨年通年の売り上げは43%増の158.1億リンギ、純利益は55%増の4.2億リンギだった。 UMWホールディングスは今年について、満足のいく業績を達成できると予想。受注状況や製品およびサービスの需要が好調であるとし、慎重ながら楽観的な見通しを持っているとした。
(ザ・スター、3月8日、エッジ、3月7日)

プロドゥア、1ー2月の新車販売と生産台数が共に33%増

【ラワン=マレーシアBIZナビ】  ダイハツ系プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)は8日、1ー2月の累計販売台数が前年同期から33%増の4万6,385台となったと発表した。累計生産台数も33%増の5万1,134台だった。

プロドゥアは好調の要因として、生産効率の向上、ディーラー融資制度の改善、顧客とのコミュニケーション強化などを挙げた。

ザイナル・アビディン・アハマド社長兼最高経営責任者(CEO)は、半導体不足やコスト上昇などの課題が継続する中、関係者の協力で生産・販売ともに2桁成長を達成できたコメント。2月末時点の納車待ち時間が平均2.5ー8カ月となっているが、今後数カ月のうちに生産を拡大し、納車待ち期間の短縮を目指すとした。また、経済状況の安定により今後の見通しは明るいとし、自動車部品メーカーで安定した労働力を確保し、生産性を向上させることに注力すると言明。政府に対しては、自動車業界に影響を与える政策変更については、関係者からの意見を吸い上げることを期待しているとした。

家族旅行先、検索数トップはタイ=アゴダ

【クアラルンプール】  ホテル予約サイト「アゴダ」によると、マレーシアにおいて家族旅行先として最も検索数が多かった海外旅行先はタイのハジャイで、2位も同じくタイのバンコクとなった。

3位はシンガポールで、トップ3は隣国が占めた。4位は東京、5位が台北(台湾)、6位がプーケット(タイ)、7位がバリ(インドネシア)、8位がクラビ(タイ)、9位がソウル(韓国)、10位が大阪となり、日本からは2都市がランクインした。
国内旅行先1位はクアラルンプール、2位がペナン、3位がマラッカとなり、それぞれ前回調査と同じランクを維持した。4位以下は▽ランカウイ▽キャメロン・ハイランド▽コタキナバル▽ジョホールバル▽イポー▽ポート・ディクソン▽ゲンティン・ハイランドーーだった。

アゴダによると、マレーシア人は家族との時間を大切にしており、旅行は、食べ物や景色などを味わうことで家族の絆を深めることに繋がる機会となっていると分析。様々な年齢層や大人数での旅行の計画を立てるのは難しいが、アゴダでは宿泊施設やフライト、アクティビティをシームレスに予約できる上、キッチン付きの部屋やベビーシッターなど様々なニーズにも対応しており、手間をかけず旅行を計画できるとした。
(マレーシアン・リザーブ、3月6日)

台湾発のコーヒーチェーンHWC、今年は40店舗をオープンへ

【ペタリンジャヤ】 台湾発のコーヒーチェーン店、黒沃珈琲(HWC)は今年、マレーシアで40店舗をオープンする計画だ。

HWCは、4月にペナンに店舗をオープンし、首都圏以外での出店も進める。また、5月にはマレーシア旗艦店とコーヒー・アカデミーを首都圏に開設する予定だ。旗艦店では、顧客の多様な好みに対応するため、様々な品質と価格帯のコーヒーを提供し、コーヒーアカデミーでは、バリスタの育成のため短期コースや週末コースなどを開催するという。また海外ではブルネイにおいて4月中旬に海外旗艦店をオープンすることも計画している。

同社は昨年4月、マレーシア1号店をセランゴール州ペタリンジャヤの「ワンウタマ・ショッピングセンター」にオープンし、その後9カ月で15店舗を開設。また、ホームステイで有名な建物にミニストアを今年2月時点で3店舗オープンしている。
(ザ・スター電子版、3月6日)

新型コロナの感染者数は226人、4日ぶりに200人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、7日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は226人となり、累計感染者数は504万4,204人となった。
新たに202人が回復し、累計は499万8,003人、死者数は2日連続ゼロで、累計は3万6,966人を維持した。アクティブ感染者は、前日から24人増えて9,235人。そのうち96.5%が自宅、3.4%が医療機関で療養中となっている。病床使用率は72.6%、ICU病床使用率は62.2%、人工呼吸器使用率は37.9%だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,754万2,960人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,631万5,835人で、接種率は50.0%、2回目が81万1,678人となり、2.5%だった。