【クアラルンプール】 トランプ米大統領が半導体に100%の関税を課すと発言したことに関し、マレーシア製造業者連盟(FMM)のソー・ティエンライ会長は、政府に対し早急な説明とより強力な政策支援を求めている。
ソー氏は7日に声明を発表し、マレーシアに生産拠点を持つ米国系半導体企業に大きな影響を及ぼす可能性があると懸念を表明。特に、米国内に生産拠点がある企業などは関税対象から除外するとしていることから、「マレーシアでの事業が今回の新措置の対象となるのかどうか、緊急の正式な説明が必要」と強調した。
さらに、FMMは企業支援策として、規制緩和、専門的アドバイザリーの提供、二国間の協議による市場参入障壁の緩和、資金調達の支援などの実施を政府に求めた。
(エッジ、8月7日)