ドローンのエアロダイン、展開拡大に向け長崎で長距離配送に成功

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 マレーシアに拠点を置き世界的にドローン事業を展開するエアロダイングループの日本法人エアロダインジャパンは9日、長崎県佐世保市の本土と離島間における長距離ドローン配送の実証実験に成功したと発表した。

実験では、ドイツのドローンメーカー、フェニックス・ウィングスの高性能物流ドローン「PW.Orca」を使い、10キログラム(kg)の鮮魚を載せ、離島の高島との往復48キロメートル(km)を20分で輸送した。

PW.Orcaはアジア地域における商用ドローン物流の拡大に向け設計され、最大積載量15kg、航続距離100km、最高時速130kmで運行できる。エアロダイングループは2月、フェニックスとグローバル・アライアンス・パートナーシップを締結。世界の中でも厳しいとされる日本の航空局の規制基準に合わせ、飛行許可を取得した。

今回は、地元企業のフライトパイロットが実際のドローン操作を担当し、エアロダインは運行に関する技術的知識を提供する形で実施。フライトパイロットによると、高島から東京都都心までの配送は、従来は最短でも2日かかっていたが、ドローンによる集荷後、陸送、航空便をつないで当日中の配送が実現したという。

エアロダインジャパンは今回の成功をもとに、ドローン物流の推進を全国的に加速させていきたいとしている。

貴金属買取業ジュエルカフェ、イポーに14号店開業

【クアラルンプール】 日本発の貴金属買い取り専門店「ジュエルカフェ」がこのほど、マレーシア14番目となる店舗をペラ州イポーのイオンモール・イポー・ステーション18にオープンした。

ジュエルカフェは、クレイン(本社・東京都港区)の現地子会社クレイン・セントラルが運営。クレインは2005年に日本で創業され、マレーシアには13年前に進出。現在、シンガポールやインドネシアなど含め日本国内外で300超の直営店を運営している。

その場で現金化されることがマレーシアでも評価され、新垣潤社長は「マレーシアで14店舗まで拡大できたのは、大きな成果であり、お客様のサポートのおかげ」と語った。さらに20店舗まで拡大する計画という。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月10日)

フーデックスジャパン2025、マレーシアから11社が参加

【クアラルンプール】2025年3月11―14日の日程で東京ビッグサイトで開催される食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN(フーデックス・ジャパン)2025」にマレーシア貿易開発公社(MATRADE)が率いるマレーシアの食品・飲料企業11社、連邦農業マーケティング庁(FAMA)の代表団が参加する。

MATRADEのフーデックス・ジャパンへの参加は20回連続となる。第5ホールに開設されるマレーシアパビリオンでは、菓子、スナック、トロピカルドリンク、シーフード、ツバメの巣、コーヒーなどさまざまなハラル(イスラムの戒律に則った)認証製品を展示し、ハラル業界におけるマレーシアの世界的なリーダーシップをアピールする。

MATRADEのモハメド・ムスタファ最高責任者(CEO)は、単に製品を展示するだけではないと強調。「市場へのアクセスを容易にし、輸出業者が成功するために必要なツールと知識を提供することに重点を置いている。 FTAを活用し、強力なパートナーシップを構築することで、マレーシアの食品・飲料業界の持続可能な成長を推進する」と述べた。

日本は2024年、マレーシアの第5位の貿易相手国および輸出先となり、総貿易額は1,527億5,000万リンギに達した。加工食品の日本への輸出は、ココアベースの製品やスナックを含むハラル認証製品への強い需要に牽引され、69%増の21億2,000万リンギに急増した。
(ビジネス・トゥデー、3月10日)

マレーシア発のスポットパッチ「ドドドッツ」、日本で販売開始

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ビューティ&ヘルスケア専門商社の京未来(本社・東京都港区)は7日、ニキビなどをケアしながらかわいく隠すことができるシール状の「スポットパッチ」で、マレーシア発の人気ブランドDododots(ドドドッツ)の日本での販売開始を発表した。

スポットパッチは、「ハイドロコロイド」という親水性ポリマーを使用し、絆創膏による「湿潤療法」同様、水分を吸着し傷を乾かさずに治すことができる。ニキビや顔の傷などお肌の気になる部分に使われ、日本では目立たない半透明のものが一般的だが、Dododotsの商品は、ハートや花、果物などフルカラーの豊富なデザインで、あえて目立たせ、デコレーション感覚で利用できる。2021年にマレーシアで商品化され、現在はアジアやカナダなど世界8カ国以上で販売されているという

日本では京未来が正規輸入代理店となり、インターネット通販大手「アマゾンジャパン」が運営するサイトで、2月21日から先行販売を開始した。

宇宙ベンチャーの天地人、USMとインフラ評価の共同研究

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が出資するスタートアップ企業、天地人(本社・東京都中央区)は4日、マレーシア科学大学(USM)と人工知能(AI)技術と衛星データを活用したインフラ評価の共同研究についての覚書(MoU)を締結したと発表した。

天地人は衛星データとAI技術を活用し、上下水道管の漏水リスクが高いエリアを図示するマッピングサービス「宇宙水道局」を運営し、注目されている。MoUの締結で、宇宙水道局のマレーシアでの展開や、再生可能エネルギーの適地選定などを目指していく。

今回の取り組みは、経済産業省による日ASEAN経済産業協力委員会(AMEICC)の委託事業「日本のスタートアップによるASEAN企業との協業を通じた海外展開促進事業」に採択されており、MoUは2月25日に締結された。

「お試し出店サービス」第3弾、「麺屋帆のる」が出店

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 「お試し出店サービス」第3弾のプロジェクトとして、アセットフロンティアのハラル(イスラムの戒律に則った)飲食店「麺屋帆のる」が、クアラルンプール(KL)の「ロット10」にある「ジェーズ・ゲート」内に2月14日に初出店した。

「お試し出店サービス」は、ラバブルマーケティンググループ(本社・東京都港区)、ヴィダ・コーポレーション(本社・東京都渋谷区)、プログレッソディレクション(本社・東京都中央区)のマレーシア合弁会社、テイストフードジャパンが手掛けるもので、「伝説のすた丼屋」、「麺家いろは」に次ぐ3例目となる。

「麺屋帆のる」は東京、大阪、京都、名古屋にて10店舗展開するハラルラーメン店で、各国の皇族や大使、有名人など月に3万人以上にのぼるムスリム顧客に利用されている

毎朝店舗で炊くスープを使った濃厚な「鶏白湯ラーメン」の他、特製スパイスとジューシーな唐揚げを使用した「スパイシー唐揚げラーメン」、「和牛ラーメン」等、様々なハラルメニューを展開している。マレーシアでは現地で入手できるハラル食材のみを使用しながらも、日本と変わらない味付けで提供する。

ホンダマレーシア、向こう3年で電気自動車3車種発売へ

【シャアラム】 ホンダ・マレーシアは2月28日にメディア感謝祭を開催し、2025年通年の販売台数目標を1.7%増の8万3,000台とし、国内市場シェア10.6%の獲得を目指す考えを明らかにした。

2025年の戦略的事業方針には、1月に発売した「シビック」、近く予定されている初のバッテリー電気自動車 (BEV) を含む3車種の新モデルの発売が盛り込まれている。

ホンダ・マレーシアは2027年までの向こう3年間で少なくとも3種類のバッテリー電気自動車 (BEV) モデルを発売する予定で、年内に同社初のBEVである「e:N1」を発売する。メディア感謝祭では昨年の第10回クアラルンプール国際モビリティショー2024 (KLIMS 2024) に続き、2度目となる「e:N1」のプレビューを行った。発売時期やタイ製の完成車(CBU)輸入になるのかなど詳細は明らかにされていない。
今年の新型車の3車種目については明らかにされていないが、「HR-V」になる可能性が高いとみられている。

ホンダ・マレーシアの2024年の総販売台数は8万1,600台に達し、市場シェア10%を確保した。「HR-V」、「シティ」、「CR-V」が同社のベストセラーモデルトップ3で、それぞれ総販売台数の26%、25%、14%を占めた。
(ポールタン、2月28日、ホンダ・マレーシア発表資料)

地圏環境テクノロジー、マレーシア国立水理研究所と提携

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 水問題に関する技術コンサルティング会社の地圏環境テクノロジー(本社・東京都千代田区)は26日、マレーシアの防災や水資源に寄与するため、マレーシア国立水理研究所(MAHRIM)と意向表明書(LOI)を締結したと発表した。

この締結は、次世代型の洪水早期警報システムの構築を目指すもの。レーダー雨量計情報や水文観測データなどを活用し、洪水や渇水の可能性の予測や水資源の監視をするデモシステムを開発しており、マレーシアでの実装を図る。また、マレーシア政府はMAHRIMを通じ、防災や水資源の保全に関する「ASEANウオーターハブ」の設立を予定しており、地圏環境テクノロジーが技術的サポートを行うという。

18日の締結に合わせ、デモシステムなどを説明するワークショップを開催。経済産業省のグローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金を受けており、MAHRIMや、エネルギー移行・水利転換省、投資貿易産業省、マレーシア気象局などから参加があった。

四方大使、累計投資額1千億リンギ超などの取り組みを強調

【クアラルンプール】 四方敬之 駐マレーシア日本大使は26日に行われた地元メディアらとの記者会見で、日本からの累計投資額は1,000億リンギを超え、マレーシアにとって重要な経済パートナーであることを強調。今後、エネルギー安全保障分野、持続可能な社会に向けた取り組みでもますます関係が強化されるだろうと述べた。

四方大使は先月の石破茂首相の来馬などを踏まえながら、日本はマレーシアにとって第4位の貿易相手国でもあり、さらなる二国間協力の重要性などに言及した。

また、昨年のマレーシアから日本への訪日観光者数が過去最高の50万6,800人に達したことや、新型コロナウイルスの影響で一時減っていた日本人居住者が回復傾向にあることなど、両国の交流のさらなる活発化について期待を示した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、フリー・マレーシア・トゥデー、2月26日)

ブリヂストン、KL中心部にプレミアムストアを開業

【クアラルンプール】 ブリヂストン(本社・東京都中央区)のマレーシア現地法人ブリヂストン・タイヤ・セールス(マレーシア)は21日、販売店であるRSRタイヤ・アンド・チューニングと提携し、ブリヂストン・プレミアムストアをクアラルンプール(KL)に開業したと発表した。

ブリヂストンではプレミアムタイヤとしてSUV専用「アレンザ」やスポーツカー向けの「ポテンザ」などを展開。ストアでは、専門的知識に基づいて、商品の相談や販売、購入後のカスタマーケアなど、包括的なソリューションを提供する。特に新ストアはKLの中心部に位置しており、15日に行われたオープニング式典でマイケル・チョン社長は「経験豊富で信頼できるディーラーと協力し、お客様に質の高い体験を提供していきたい」と語った。
(カーリスト、2月24日、ブリヂストン・タイヤ・セールス発表資料、2月21日)