【クアラルンプール】 イスラム銀行のバンク・イスラム・
利用できるのは法人客。第3四半期からeバンカー・
バンク・イスラムのシャリファ・サラ最高事業責任者(CBO)
今年2月、同行が扱った越境送金は3,919件で、
(フィンテックニュース、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、
【クアラルンプール】 イスラム銀行のバンク・イスラム・
利用できるのは法人客。第3四半期からeバンカー・
バンク・イスラムのシャリファ・サラ最高事業責任者(CBO)
今年2月、同行が扱った越境送金は3,919件で、
(フィンテックニュース、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 米ビステージの調査によると、
企業経営者の間で経済の不確実性が高まっていることを反映し、
現時点での経済状況指数は82.0ポイントで、前期の107.
懸念されている米トランプ政権の貿易政策の影響については、
影響緩和戦略については、57%
中国の米国向け輸出がマレーシアを含む他の市場に振り向けられる
【シンガポール】 2026年末までに開業予定のジョホールバル(JB)
式典にはマレーシアのアンソニー・ローク運輸相、
SRTCでの試験後、RTSリンク本線に移され、
他の7編成のうち4編成は現在、ペラ州バトゥ・
RTSリンクはシンガポールのウッドランズ・
シンガポールの交通運営会社SMRTとマレーシアの公共交通機関
(チャンネル・ニュース・アジア、ストレーツ・タイムズ電子版、
【ペタリンジャヤ】 道路交通局(JPJ)
新規則では、
対象になるのは、
この新たな安全強化策は、
(フリー・マレーシア・トゥデー、ポールタン、ラクヤット・
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本政府観光局(JNTO)
査証免除措置による訪中旅行への人気の高まり等があるものの、
5月の世界全体の訪日者数は、前年同月比21.5%
桜シーズンと夏休みシーズンの間に挟まれ訪日需要が落ち着く時期
【プトラジャヤ】 ラフィジ・
シャムスル・アズリ・アブ・
また今後は、ラフィジ・
ラフィジ・ラムリ氏は5月23日に行われた与党連合・希望同盟(
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、
【クアラルンプール】 サービス税の適用対象が7月1日から拡大されるが、
適用外とされるのは、現金預け入れ、引き出し、決済、
拡大サービス税(税率8%)の対象になるのは、
(エッジ、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ベルナマ通信、
【クアラルンプール】 財務省は美容サービスを拡大サービス税の適用対象外とすることを
美容サービスに含まれるのは、マニキュア、ペディキュア(
財務省は、
(エッジ、ザ・スター電子版、ニュー・ストレーツ・
第524回 経済複雑性指数(ECI)、その意味は?
6月24日、経済複雑性指数を提唱したヒダルゴ教授が興味深い論文をX(旧Twitter)に投稿していました。「経済的複雑性指数(economic complexity index: ECI)」は1国の輸出がいかに「複雑性が高い=高度」なものであるかを計算する指数で、マレーシアでは「新産業マスタープラン(NIMP2030)」の中で、「高い経済的複雑性を持った競争力のある産業」という目標として掲げられています。
経済的複雑性が高い国とは、1)多様な財を輸出している、2)輸出している財を生産できる国が限られている、3)同様の財を輸出している国の経済的複雑性もまた高い、という特徴を持つ国です。この指数が高い国は経済成長に有利であることなどが経験的に知られていましたが、ECIは経済学の概念と言うよりは物理学の概念に近く、なぜそうなのかという点については分かっていませんでした。
ヒダルゴ教授が紹介した「経済複雑性の理論(The Theory of Economic Complexity)」という論文では、ECIが実際に「その国がどれだけ多くの生産のための能力を持っているか」を正確に測定していることを数学的に証明しました。つまり、ECIが何を計測しているのかを突き詰めると、それは、半導体技術、材料科学、ソフトウェア開発力など、その国がどのような種類の能力を高い水準で持っている確率が高いのか、ということになると示したのです。
また、この論文では、経済の複雑性≒多様性であり、後進国:低多様性(農業・資源のみ)→中進国:高多様性(様々な産業に参入)→先進国:特化(最も得意な高複雑性製品に集中)、というようなパターンで経済が発展することを予測しています。必ずしも多様な財を輸出していないスイス、シンガポール、フィンランドなどの小規模な国が高いECIを持ち、高所得国であることと整合的です。 マレーシアのような人口規模が大きくない国にとって、この予測は希望が持てるものです。
図は1998年から2023年のマレーシアのECIと世界ランクの推移を示したものです。マレーシアのECIは2000年代に入って世界平均の0を超えて順調に上昇しましたが、2010年代に入ると1前後で停滞しています。同時に、世界ランクも50位前後から20位台に上昇しましたが、その後は横ばいとなっています。
2023年のマレーシアのECIは1.04で世界27位ですが、これが1.23まで上昇するとベルギーと並んで世界20位となります。マレーシアとしては、まずはこのTOP20入りを果たしたいところです。
熊谷 聡(くまがい さとる) Malaysian Institute of Economic Research客員研究員/日本貿易振興機構・アジア経済研究所主任調査研究員。専門はマレーシア経済/国際経済学。 【この記事のお問い合わせは】E-mail:satoru_kumagai★ide.go.jp(★を@に変更ください) アジア経済研究所 URL: http://www.ide.go.jp |
第571回 湾岸諸国の観光産業をイスラム金融が下支えする
Q: コロナ後の湾岸諸国の観光産業とイスラム金融の関係は?
A: コロナ禍で減少した観光客が世界的に回復している現在、観光産業をイスラム金融が下支えしようとしている。この状況を湾岸諸国のメディアが伝えている。
ドバイでは、2024年の観光客がコロナ前の2019年と比べて69%増加した。これはG20諸国の中で最も高かった。今日の観光客は、若い世代ほど旅先で両替したりトラベラーズチェックを使用したりはせずスマートフォンでの決済を好んでおり、変化の著しい分野でもある。
観光産業の拡大を下支えするのは金融である。観光施設建設のための大型融資、航空会社が航空機を建造する際の債券発行、リース形式によるホテルの運営など、金融への様々なニーズが生まれている。例えば、湾岸諸国の主要航空会社は今後5年間でボーイングとエアバスに780機の航空機を発注することになっているが、過去にはスクークで資金調達した例もある。また、ドバイで建設される5つ星ホテルは、アブダビ・イスラム銀行などの融資団から3億米ドルの融資を受けた。ホテルの建設ラッシュがサウジアラビアで起きており、複数のホテルグループが合計170軒ほどのホテル建設を計画している。
飛行機のファーストクラスやプライベートジェット、最高級ホテル等を利用する富裕層のラグジュアリーな観光も増加すると、プライベート・バンキングのニーズが高まっている。観光を兼ねて投資物件を物色したり、中には移住をする者も増えれば、富裕層の資産を管理するプライベート・バンキングの存在が重要となる。
もっとも、観光の拡大がイスラム銀行へのニーズを高めるものの、すでに湾岸諸国では金融機関が飽和状態となっており、今後は銀行間の生き残りのため合併あるいは市場の統一などが視野に入ってくるだろうと、メディアは同時に指摘している。
福島 康博(ふくしま やすひろ) 立教大学アジア地域研究所特任研究員。1973年東京都生まれ。マレーシア国際イスラーム大学大学院MBA課程イスラーム金融コース留学をへて、桜美林大学大学院国際学研究科後期博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。2014年5月より現職。専門は、イスラーム金融論、マレーシア地域研究。 |