【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 19日に投開票が行われた第15回総選挙で落選したマハティール・モハマド元首相(祖国戦士党=ペジュアン会長)は23日、長い沈黙を破って声明を発表し、今後は執筆活動に注力していく考えを明らかにした。

総選挙ではペジュアンが中心となって結成した新たなマレー系政党連合・祖国運動(GTA)として合計125選挙区に候補者を擁立したが、すべて落選。マハティール氏は前回総選挙と同じケダ州ランカウイ選挙区から出馬したが、得票率はわずか6.8%で5人の候補者の中で4位に沈んだ。

マハティール氏はフェイスブックへの投稿で、「選挙での敗北は悲しいが、国民の決定を受け入れる」と表明。今後ペジュアンができることは新政権の行動を監視することだと述べ、総選挙の勝者がどの政党連合であるにしろ、直ちに政権を樹立し国が抱える問題を解決することを期待するとした。

また自身の今後の活動については、「英国植民地時代に起きたことを含め、マレーシアで起きた多くの出来事がまだまだ記録されていない」と述べ、マレーシアの歴史と出来事について執筆することに集中する考えを示した。

マハティール氏は総選挙に出馬するにあたって、これが最後の選挙になると述べており、97歳という高齢もあって事実上の引退となる見込みだ。