首都圏の鉄道・バス乗り放題パス、独立記念の特別割引価格で販売

【クアラルンプール】 首都圏クランバレーで鉄道・バスが乗り放題になる「MYツーリストパス」が、独立記念日に合わせた割引価格で販売される。公共輸送機関を管轄するプラサラナ・マレーシアが26日、発表した。

キャンペーン料金での販売は22日から始まっており、1日、2日間、3日間の3種類に対し、外国人はそれぞれ35(通常40)、50(同60)、65(同80)リンギで、マレーシア人は15(同20)、25(同30)、35(同40)リンギとなる。ラピッドKLのサービスカウンターや、オンラインで購入できる。

また乗り放題に加え、ショッピングモール、レストラン、カフェ、観光スポットなど、40以上の提携パートナー企業で、7日間で最大800リンギ相当の割引が受けられる特典もある。

MYツーリストパスは、クランバレーを訪れる国内外の観光客向けに昨年11月に導入された。利用できるのは、軽便鉄道(LRT)、大量高速輸送(MRT)、モノレール、ラピッドKLバス、高速バス(BRT)、MRTフィーダーバス、ラピッドKLオンデマンドサービス。
(マレーシアン・リザーブ、ビジネス・トゥデー、8月26日)

KLIA発着便で31日まで時間変更、周辺空域の一時閉鎖で

【クアラルンプール】 マレーシア民間航空局(CAAM)は、独立記念日の関連行事のため、8月26―29日と31日、クアラルンプール新国際空港(KLIA)周辺空域の一時閉鎖を発表。これを受けて、航空会社は搭乗客に運行時間の変更の確認と、出発時間の4時間前に空港に来るなどの対策を呼びかけている。

31日の独立記念日はプトラジャヤで午前8―10時ごろにかけてパレードが行われ、飛行デモとして午前8時45分から1時間、警察などのヘリコプターや飛行機33機の参加が予定されている。それに伴い、26―28日は午前11時から、29日は午前8時45分から、各1時間のリハーサルも行われる。

このため期間中、KLIA周辺空域は午前8時から正午にかけて一時閉鎖が行われ、民間機のKLIAの発着にも影響が出る見込みだ。航空各社は事前にウェブチェックインし、運行時間の変更などを確認するよう呼びかけている。また連休で空港の混雑も予想されるため、マレーシア航空では出発時間の4時間前には空港に到着するよう呼びかけている。
(マレー・メイル、8月24日、ベルナマ通信、8月25日、発表資料)

オタフクソース、ネグリセンビラン州に新社屋・工場を開設

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 オタフクソース(本社・広島市)は26日、マレーシア現地法人、オタフクソースマレーシアがネグリ・センビラン州に社屋と工場を新設し、セランゴール州クランにあった旧施設から移転したと発表した。今後のさらなる需要拡大を見据えた生産能力の向上が目的。

新工場の面積は9,066平方メートルで、年産能力は6,000キロリットル。お好みソース・焼そばソース・たこ焼ソースなどのソース、たれ、酢などの液体調味料を製造する。新社屋にはお好み焼店さながらの大きな鉄板を備えたキッチンも設置している。工場はすでにマレーシア・イスラム開発局(JAKIM)よりハラル(イスラムの戒律に則った)認証を取得しており、2025年7月1日より稼働開始している。

オタフクソースマレーシアは2016年4月の設立で、2017年3月には自社およびODM製品16品目において、JAKIMよりハラル認証を取得した。米国ロサンゼルス工場、中国・青島工場に続く海外工場で、グループで唯一のハラル調味料専用工場を持つ。お好み焼などの日本食の認知度と人気の高まりに伴い、オタフクソースマレーシアの生産量は年々増加しており、現在では製造品目が100アイテムを超えている。