リンギの先行き予想、アナリストで見解別れる

【クアラルンプール】 リンギは昨年、米ドルに対し10%超の上昇と域内通貨を先導したが、今年について、上昇傾向を維持するとするアナリストがいる一方、失速するとの予想もある。現在の相場は1米ドル=4.06リンギ前後。

みずほフィナンシャルグループのみずほリサーチは強気予想で、第2四半期に1米ドル=4リンギの水準を突破し、年末には3.96リンギになるとの予想を示した。強気予想の根拠としてみずほは、堅調な経済成長見通し、比較的安定した政治、財政改善の継続を挙げ、再びほかの域内通貨より値上がりする可能性は否定できないとした

対照的にシンガポール系UOB銀行の調査部門は慎重姿勢で、リンギは強さを維持するが、1米ドル=4リンギが天井との見方だ。外為ストラテジストのピーター・チア氏は「リンギは買われすぎた」と指摘。今年、米ドルは3%程度の値下がりが予想されるが、脱ドル化を要因とする昨年ほどの急落はなく、リンギ大幅値上がりの余地は狭められたという。
(エッジ、1月8日)

シード、イチゴの輸出拡大事業を実施、KLの蕎麦店「元年堂」で

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 広告・マーケティング支援のシード(本社・静岡県三島市)は8日、JALグループの農業法人JALアグリポート(千葉県成田市)と提携し、クアラルンプール(KL)の十割蕎麦店「元年堂KL店」で、日本産イチゴのブランド構築と輸出拡大を目指す実証プロジェクトを行うと発表した。

プロジェクトは、将来的に小売店やレストランへ広く流通する持続可能な輸出モデルを構築するのが狙い。通常のプロモーションや展示の場合、単発の取引にとどまりがちなどの課題があるため、シードは「現地でファンを作り、確実なニーズを掴んでから流通網を構築する」ことに注力するという。

「あまおう」「恋みのり」の高品質なブランドイチゴを試食してもらい、「購入意向」などを一般消費者にアンケート調査。合わせて、現地卸業者アリマ・フード・ラボの協力を得て、具体的な商談を実施する。期間は15―2月15日。

シードはマレーシア法人のカルチャー・リンク・マレーシアを通じ、2024年から元年堂を運営。展示スペース併設型店舗で、さまざまな企業と提携し海外進出支援などに取り組んでいる。

「ジェーズゲート」、JR東が「ジャパンレイルダイニング」に改称

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 東日本旅客鉄道グループ(JR東日本、本社・東京都渋谷区)は、クアラルンプール(KL)の「ロット10」にあるレストランフロア「ジェーズ・ゲート・ダイニング」を「ジャパン・レイル・ダイニング」にリブランドすると発表した。

日本の新しい食トレンドを体験できる日本食集積ゾーンをリブランドし、他の「ジャパン・レイル」ブランドと連携を強化、食だけではなく、文化・観光・鉄道等の情報を発信し、マレーシアにおけるさらなる日本ファンコミュニティを形成していく。18の日本飲食ブランドを集積し、現地にいながら多様な日本の食文化を気軽に楽しめる空間として再始動する。

リブランドに合わせて1月8日に新たに、訪日旅行や日本文化に関する情報を交換し合う現地日本ファン向けコミュニティスペース「ジャパン・レイル・カフェ」をオープン。毎月テーマを設定して日本の地域・自治体、企業等と連携の上で新幹線と航空機が連携した新輸送サービス「JALdeはこビュン」等を活用し、観光地やコンテンツのプロモーションを実施していく。また地元の日本ファン向け有料コミュニティ「ジャパン・レイル・カフェ・クラブ」を発足する。

同日から現地日本ファン向けに日本文化の魅力を紹介する大型イベント「ザ・ジャパン・レイル・フェア」をマレーシアで初めて「ロット10」地上階のイベントスペースで開催する。今回は13の企業・団体がブースを出展し多彩な日本の魅力を紹介する。