国際協力銀行、オカムラ食品に1億8500万円を融資

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 国際協力銀行(JBIC)は13日、オカムラ食品工業(本社・青森県)との間で、融資金額1億8,500万円(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。
水産物の卸売や魚卵加工品の製造等を手掛けるオカムラ食品のマレーシア法人、センカ・トレーディングが実施する水産加工品の販売事業に必要な資金を融資するもので、七十七銀行との協調融資により実施する。協調融資総額は約2億6,500万円となる。
オカムラ食品は、マレーシアでの水産加工品の販路を開拓するため、2018年にセンカ・トレーディングを子会社化。同社のハラル(イスラムの戒律に則った)商品の流通機能を強化させることで、マレーシアにおける更なる事業拡大を計画している。
JBICは、本融資によりオカムラ食品の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献できると見込んでいる。同社は今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく方針だ。

化学品のJCU、マレーシアに子会社設立へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 化学品メーカーのJCU(本社・東京都台東区)は11日、マレーシアに子会社を設立すると発表した。
同社グループは、主力製品として、電子分野向け表面処理薬品を販売している。近年、マレーシアでは、半導体関連など電子部品の分野での大型投資が増えており、同社グループにとって重要度が高まっている。このような状況を鑑みて、マレーシアに海外子会社を設立することを決定した。
マレーシア子会社、JCUマレーシア(仮称)の設立は2023年4月を予定している。資本金は250万リンギ(約7,438万円)で、JCUが100%出資する。事業内容は、表面処理用薬品、表面処理用装置および関連資機材の製造・販売。
同社は、中国、台湾、韓国、インド、米国、メキシコの他、東南アジアではタイとベトナム、インドネシアに拠点を設立している。同社の海外における電子薬品と基幹薬品の2022年3月期の売上高は、19%、26%それぞれ増加した。

ペトロナスと伊藤忠、加企業と提携で次世代エネルギー生産へ

【クアラルンプール】 石油輸送と天然ガス液化処理大手の加インター・パイプラインは11日、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の子会社ペトロナス・エナジー・カナダ(ペトロナス・カナダ) と伊藤忠商事(本社・東京都港区)との間で、カナダ・アルバータ州でのブルーアンモニアとブルーメタノールの商業生産に向けて提携したと発表した。
 三社はアルバータ州の施設2カ所で技術評価を実施する。2024年前半に最終的な投資決定や許認可取得後、2024年後半に製造施設に着工し、2027年に操業を開始する計画だ。
 ブルーアンモニアは、化石燃料由来であるが、製造時に排出される二酸化炭素を分離・回収し、大気への二酸化炭素排出を抑制して製造されたアンモニア。また、ブルーメタノールは汎用性が高く、接着剤、建材、船舶業の低炭素燃料に利用されている。
 インター・パイプラインのブライアン・ベイカー社長兼最高経営責任者(CEO)は、同プロジェクトは、北米で初めての試みであり、稼働後にカナダの豊富な原材料を付加価値の高いエネルギー転換製品にし、世界市場に供給できるようになると言明。ブルーアンモニア市場のひとつは、「2050年までに温室効果ガスの排出を正味ゼロにする」という目標を掲げている日本だとした上で、火力発電燃料を石炭からアンモニアや水素へ転換することで、目標達成に貢献できるとした。
 伊藤忠商事は昨年8月、ペトロナス・カナダと、2026年からカナダで燃料用アンモニアの商業生産に向けた共同事業化調査を実施することに合意。13億米ドル(約54億9千万リンギ)を投じ、ペトロナスが生産した天然ガスからアンモニアを製造する工場を建設すると発表した。
(エッジ、5月13日、インター・パイプライン発表資料)

JICA、防災実務者向けのワークショップを5月18・19日に開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 国際協力機構(JICA)は、セランゴール州で実施する草の根技術協力事業に関して5月18、19日の日程で防災実務者向けのワークショップを開催すると発表した。
「地域コミュニティの安心と安全向上のための災害リスク理解に基づく防災力強化プロジェクト」と題する事業は、セランゴール州のモデル地域において、災害リスク理解に基づくコミュニティ主体の防災体制確立を目的として、東北大学災害科学国際研究所がセランゴール州防災課(DMU)、市民防衛局(MCDF)を対象に2018年6月から今年8月まで行っているもので、マレーシア日本国際工科院防災科学研究センター(MJIIT-DCCP)が支援を行っている。
JICAによると、マレーシアでは、近年これまでになく⾃然災害による被害が発⽣しており、あらゆるレベルでの防災対策強化が必要となっている。2015年には国家災害管理局(NaDMA)が設置されたが、防災法が未だに存在していないこともあり、州・郡・コミュニティレベルの⾃らの防災対策の強化が急務となっている。
中でも、地⽅の防災関連部局が災害リスクを過去の資料やデータに基づいて正確に把握し、その情報をコミュニティと共有することにより、災害リスクに対する共通の理解を構築することが重要で、災害リスク軽減のための⾃主的な防災活動を率先できる地⽅⾃治体とコミュニティリーダーの⼈材育成、地域住⺠主体で持続的に防災活動が⾏えるようになる体制を早急に確⽴する必要があるという。

ホンダ・マレーシア、半導体不足で納車遅延の可能性

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは、部品調達の遅延により自動車製造に影響が出ており、新車納品の遅延が発生する可能性があると発表した。
公式サイトによると、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症拡大と世界的な半導体不足が原因で、売上税・サービス税(SST)の減免措置の適用期限である6月末までに納車できないモデルやバリアントがでる可能性がある。
ホンダ・マレーシアは、遅延に対して謝罪を表明するとともに、可能な限り生産量の最大化に取り組み、可能な限り早く納車できるように努めると説明した。
世界的な半導体不足とサプライチェーンの混乱は自動車会社に影響を及ぼしており、国民車メーカー、プロトン・ホールディングスも、5月1日以降の注文受付分について納車が7月1日以降になると発表している。

「しゃぶ葉」3号店、ららぽーとBBCCにオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 株式会社すかいらーくホールディングス(本社・東京都武蔵野市)は11日、クアラルンプール(KL)のショッピングモール「ららぽーとブキビンタン・シティーセンター(BBCC)」にしゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ葉」3号店をオープンした。
3号店は、271.05平方メートルの面積に160席(うちテラス席40席)を有し、営業時間は10時ー22時(当面は12時ー21時)。平日ランチ「ポーク&チキン食べ放題コース」は90分間39.9リンギ。
すかいらーくホールディングスは、2020年8月に「しゃぶ葉」1号店をKLのサンウエイ・ベロシティ・モールにオープンした後、2021年5月にセランゴール州ペタリンジャヤのショッピングモール「サンウェイ・プラミッド」に2号店を開設した。マレーシア以外では日本国内に276店舗展開している他、台湾に29店舗、米国に1店舗展開している。
すかいらーくは今後も、日本のしゃぶしゃぶの魅力をより多くの顧客に知らせるべく、海外における店舗展開を着実に進めていく方針だ。

ホンダ(M)、「BR-V」のボディカラーを刷新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは10日、7人乗りクロスオーバー車「BR-V」のボディカラーを刷新したと発表した。
これまでの「パッション・レッド・パール」が「イグナイト・レッド・メタリック」に、「モダン・スチール・メタリック」が「メテロイド・グレイ・メタリック」となった。
吉村宏信 社長兼最高経営責任者(CEO)は、2色は市場から良い反応を得ていることから、「BR-V」でも採用することを決定したと説明した。
「BR-V」は2020年6月に投入され、これまでの累計販売台数は5,700台以上となっている。排気量1.5リットルのSOHC i-VTECエンジンを搭載。バリアント「E」の価格は8万6,726リンギ、「V」が9万3,420.27リンギから。

三井物産、マレーシアの機能性食品容器製造会社を買収

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 三井物産(本社・東京都千代田区)は9日、食品容器製造大手のエフピコ(本社・広島県福山市)と共同でマレーシアの機能性食品容器製造会社、リー・スーン・セン・プラスチック・インダストリーズ(LSSPI)を買収すると発表した。
LSSPIの親会社、SCGMと同日、売買契約を締結した。買収総額は5億4,438万リンギで、出資比率は三井物産が60%、エフピコが40%となっている。SCGMの取締役会での承認など必要な許認可手続きを経たのち、2022年第3四半期までの買収完了を予定している。
1984年創業のLSSPIは、ジョホール州を本拠とするマレーシア最大手の機能性食品容器製造会社で、製品設計や金型作製を含む一連の製造工程を全て自社で行い、自社物流による配送能力を有している。食品メーカーや包装資材ディーラーを中心に多くの優良顧客を抱え、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、フィリピンなど、東南アジアを中心に販売している。
三井物産とエフピコは、三井物産が有する東南アジア地域における出資・提携先を活用した販売拡大に加え、エフピコが持つ生産効率向上ノウハウや各種製品開発技術を導入することによりLSSPIの更なる成長を図るとしている。

パーティクルボードのへベアボード、日本市場に注力へ

【クアラルンプール】 パーティクルボード製造のへベアボードは、日本市場において昨年下半期より同社のパーティクルボードの売り上げが増加していることから、日本市場に注力する方針だ。
ユーン・ハウチュン社長は、同社のパーティクルボードである「スーパーEO」は、日本の産業製品の国家規格である日本産業規格(JIS)「A5908」を満たしているとし、今後も同社の組み立て式(RTA)部門において、日本は主要な輸出先となり続けると言明。欧州の木材メーカーによる上限価格引き上げや、燃料高騰などに伴う運送料の高騰などから、日本企業は東南アジアの木材メーカーに発注するようになってきているため、日本市場でシェア拡大を図る良いタイミングであると考えているとした。しかし、隣国のタイも日本に輸出していることから、競合相手であると懸念を示した。

ユーン社長によると、2017年に新設した工場で、生産ラインを増やす計画がある。同工場ではまだ完全自動化は行なっていないため、人材を確保した後に、20ー30%生産量を引き上げる計画だ。また今年はパーティクルボード部門に1,000万リンギの設備投資を予定しており、生産ラインの増設や自動化を進めるという。

 経済複雑性観測所(OEC)によると、2020年に日本は1億4,600万米ドル規模のパーティクルボードを輸入した。主な輸入先はオーストリアやカナダ、ニュージーランド、ドイツ、ルーマニアだった。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、5月9日)

日本海洋掘削、サラワクで掘削業務を受注

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本海洋掘削(本社・東京都台東区)は6日、マレーシアのNABAドリリング(NABA)が、石油会社ペトロナス・チャリガリ (PCSB) より受領した発注内示に基づきサラワク州沖で実施する掘削工事案件について、日本海洋掘削の連結子会社であるハクリュウ5社およびNABA社がPCSB社に対しセミサブマーシブル型リグ「HAKURYU-5」を使用する掘削業務サービスを提供することに合意したと発表した。
作業期間は、ファーム(確定坑井)4坑とオプション6坑。今年第3四半期に作業を開始する予定だ。

(※作業期間は、試掘・探掘の段階では時間ではなく、掘削坑井数によって定められる)