KLセントラル駅に航空旅客向け自動手荷物預け機など導入

【クアラルンプール】 クアラルンプール新国際空港(KLIA)に向かう旅行客向けにKLセントラル駅に24日、セルフチェックインと自動手荷物預けのサービスが導入された。自動手荷物預けサービスは現状、マレーシア航空とバティック・エアの利用者のみだが、拡大に向け協議が進められている。

サービスは、高速鉄道KLIAエクスプレスを運行するエクスプレス・レール・リンク(ERL)が導入した。KLIAエクスプレスの乗車ゲート近くにある有人カウンター付近に設置された。介助サービス利用者などは、従来通り有人カウンターも利用できる。

対応航空会社は、自動手荷物預けサービスではマレーシア航空とバティック・エアで、セルフチェックイン機はエアアジア、KLMオランダ航空、エチオピア航空を加えた計5社となる。サービス拡大に向け、他の航空会社とも引き続き協議を進めていく。
(マレー・メイル、エッジ、ベルナマ通信、2月24日)

結核の新規感染者596件、予防策の徹底を呼びかけ=保健省

【クアラルンプール】 保健省は21日、新たに596件の新規感染者を確認したと発表。ラマダン月はラマダンバザールへの訪問や、日没後の断食明け食事(ブカプアサ)などの社会活動が増えるため、予防を徹底するよう呼びかけている。

発表によると、今年に入っての累計患者数は3,161件に達した。州別では、サバ州が755件(24%)と最も多く、次いでセランゴール州596件(19%)、サラワク州332件(11%)と続き、割合的には前週から大きな変化はみられなかった。

同省は、結核はインフルエンザや新型コロナウイルス感染症に比べ急速には広がらないが、換気の悪い密閉された密集した場所に長時間滞在すると感染リスクが高まると指摘。改めて、咳やくしゃみの適切なエチケットの実践、混雑した場所でのマスクの着用、室内の換気などの予防策の徹底と、2週間以上続く咳、発熱、寝汗、原因不明の体重減少がある場合は直ちに受診するよう呼びかけた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、2月21日)

ラマダン入りは18日か19日の見込み、17日から月観測

【クアラルンプール】 今年のラマダン(断食月)入りについて、2月17日から月の観測が開始される。王室機関の統治者会議が12日、発表した。

ラマダンは、新月(月が見えない状態)が観測された翌日から実施される。天文計算(ヒサブ)に加え、全国29地点での目視(ルキヤ)の観測に基づき最終判断され、正式にラマダン入りが宣言される。

マラッカ州は先月、ラマダン初日になる可能性が高い19日を公務員の特別祝日にするとすでに発表。今年は18、19日のいずれかがラマダン初日となる見込みだ。
(ビジネス・トゥデー、ベルナマ通信、2月12日)

HIS、KLで主要観光地とホテルを結ぶ乗合型移動サービス開始

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 エイチ・アイ・エス(HIS、本社・東京都港区)は、マレーシア現地法人H.I.S.トラベル(マレーシア)が、主要観光地とホテルを結ぶ乗合型ミニバス移動サービス「BOLEH BOLEH Ride」をクアラルンプール(KL)で2月1日に開始したと発表した。

WILLERグループ(本社・大阪市)が提供するAIオンデマンド交通サービス「mobi」のシステムを活用する。「mobi Community Mobility」をダウンロードし、アプリで乗降地点を入力すると乗車予定時刻、目的地到着時刻が表示され、車の手配が完了する。事前の予約は不要で、運行時間内であれば、旅行中、必要なタイミングで手配できる。

停留所は、ペトロナスツインタワーやブキビンタン、セントラルマーケットなど主要観光地やリッツカールトン、マンダリンオリエンタルなど主要ホテルを含め100カ所以上を設置している。HISの個人旅行「Ciao」の対象商品を申し込んだ旅行客は、滞在中何度でも無料で利用できる。

運行時間は午前10時から午後10時まで。ミニバスの乗客座席数最大は12人で、英語またはマレー語のドライバーとなる。

JPJとポス、2月1日から道路税の物理的納税証明発行を停止

【クアラルンプール】 道路交通局 (JPJ) は2月1日から、道路税の物理的納税証明の発行を停止する。これに伴い、郵便サービスのポス・マレーシアでの発行も取り止められる。モバイルアプリ「MyJPJ」を通じた完全デジタル化となる。

JPJは2023年2月から、車両手続きのデジタル化を段階的に導入。車のフロントガラスへの道路税ステッカー掲示義務を廃止し、希望者にのみ紙で納税証明を発行していた。紙の証明の発行停止後も、納税状況はMyJPJアプリで確認できるほか、警察は車のナンバープレートからも確認できる仕組みになっている

また運転免許証(LMM)についてもすでに基本はアプリでの表示となっており、マレーシア国民でカード式の免許証が必要な場合は、海外渡航の証明などが必要だったが、今回合わせて申請制度を見直し、追加の書類は不要となった。
(マレー・メイル、ポールタン、ザ・バイブス、1月27日)

KLIA、新システム導入で10分超の送迎車両に課金

【クアラルンプール】 クアラルンプール新国際空港(KLIA)ターミナル1で1日から、送迎車用の車両アクセス管理システム(VAMS)が全面導入され、10分を超える駐車には料金がかかるようになった。

VAMSは、2026年のマレーシア観光年(ビジット・マレーシア・イヤー)を前に、路肩渋滞の解消に向け導入が進められてきた。ターミナル1のレベル5(出発降車場)とレベル3(到着乗車場)の出入口にナンバープレート認識システムを設置し、各車両の入退場時間から滞在時間を自動的に計算。10分を超過すると、超過時間に応じて10―100リンギの罰金が科せられる。支払いはタッチ・アンド・ゴー(TNG)カード、クレジットカードなどを利用できる。

空港運営会社マレーシア・エアポート・ホールディングス(MAHB)によると、9月から約3カ月間実施した試験運用期間中は罰金を科さなかったにもかかわらず、10分を超えた車両数は50%から21%へと大幅に減少したという。ターミナル2でも11月30日まで試験運用を実施しており、順次導入されるとみられる。

MAHBはより長時間駐車する必要がある人には、短時間駐車場(15分無料)、長時間駐車場(30分無料)、KLIA指定の無料公共待合エリアなどの利用を呼びかけている。
(ビジネス・トゥデー、マレー・メイル、ベルナマ通信、12月1日)

軽便鉄道シャアラム線、開業予定日を12月31日に修正

【クアラルンプール】 アンソニー・ローク運輸相は、開業が遅れているセランゴール州シャアラムとその周辺地域を結ぶ軽便鉄道(LRT)3号線(LRT3)について、開業予定日を12月31日に修正すると述べた。ただ最終的な開業日はすべての試験で合格した後に確定すると述べた。

ローク氏は17日の下院議会における運輸省の委員会レベル審議で、LRT3プロジェクトが現在、信頼性と安全性を確保するための試験と試運転の最終段階にあると言明。「運輸省は公共交通機関を管轄するプラサラナ・マレーシアおよび関係当局と協力し、開業日を確定させる前に、安全性、運行の信頼性、技術適合性といった側面に最大限の注意を払っている」と述べた。

LRT3はセランゴール州ペタリンジャヤのバンダル・ウタマとクラン地区のジョハン・セティアを結ぶ全長37.8キロメートルの路線で、途中のシャアラムやクランを含む26駅が設置される。当初は2024年の開業を予定していたが、ローク氏が2023年7月に開通時期を2025年3月1日に延期すると発表。2024年7月には再び2025年第3四半期に延期され、2025年2月には2025年9月30日開業と発表されたが、期日が迫っても開業日は発表されなかった。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレー・メイル、ベルナマ通信、11月17日)

KLIAエアロトレイン、15日より午後9時―午前7時に運行停止

【クアラルンプール】 クアラルンプール新国際空港(KLIA)のメインターミナルとサテライトターミナルを結ぶ無人列車「エアロトレイン」は、11月15日から毎日午後9時から午前7時までの10時間を運行停止とする。度重なる不具合による運休を受けたもので、当該時間帯はシャトルバスが運行される。

空港運営会社であるマレーシア・エアポート・ホールディングス(MAHB)によると、2027年6月に終了する2年間の瑕疵担保期間(DLP)中にサービス障害を改善するための包括的な行動計画を策定するための措置で、サテライトへの利用客の移動を最小限に抑えるため、期間中はメインターミナルへの搭乗ゲート割り当てを優先して行う

11月15日からの第1段階では検査、試験、調整、検証、12月1日からの第2段階ではシステム試験と車両試験、12月15日からの最終段階の第3段階では試運転を実施する。エアロトレインは現在、点検と改修工事のため、毎日午前0時から午前5時まで5時間運休となっている。

エアロトレインは、設備老朽化を受けて政府が約4億5,600万リンギを費やして改修工事を実施。2年以上の運行停止期間を経て今年7月1日に運行を再開したが、度重なる不具合発生によるサービス中断で利用客の不満が高まっていた。

MAHBのモハメド・イザニ社長は、現時点では一時的な運行停止がいつまで続くかは不明だと言明。また改修工事中に確認された不具合の状況次第では、全面運休になる可能性もあると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、エッジ、11月14日)

首都圏などで大規模停電、マラッカ州の発電所事故が原因

【クアラルンプール】 政府系電力会社テナガ・ナショナル(TNB)は、15日午後に発生した首都圏クランバレーやジョホールバルなどの広域に及ぶ大規模停電について、マラッカ州のエドラ発電所で発生した技術的障害が原因だったと発表した。なお電力供給は約1時間半後に完全に回復した。

エドラ発電所は独立系発電事業者(IPP)である中国広核集団傘下のエドラ・パワー・ホールディングスの子会社によって運営されている国内最大規模のガス火力発電所で、落雷によって午後4時12分に自動停止した。これによりマレーシア半島部の最大電力需要の10%以上に相当する2,242メガワット(MW)の電力供給が途絶えた。

TNBは直ちに復旧作業を開始し、電力供給は段階的に回復。午後5時54分までに完全に回復した。またエドラ発電所の停止とは無関係に、他の複数の地域でも停電が発生したという。

こうした広域にわたる大規模停電の発生は約3年ぶり。2022年7月に発生したジョホール州ヨンペンにあるTNBの変電所の設備損傷が原因の大停電では、首都圏のほかペナン、ジョホール、パハンの一部地域が影響を受けた。
(ザ・スター電子版、フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、エッジ、10月15日)

LRTケラナジャヤ線、システム改修で8月から土日朝の運行変更

【クアラルンプール】 首都圏軽便鉄道(LRT)ケラナ・ジャヤ線は信号システム改修工事のため、8―11月の間を2期に分け、一部の駅で土日(一部祝日含む)の運行が午前9時からとなる。

まず8月9日から9月14日までが、東側のKLCC駅とゴンバック駅の間の10駅で、7,000人への影響が予想される。この間は午前6時から、10駅に加えカンポン・バル駅と、ダン・ワンギ駅までの12駅間でシャトルバスが運行される。シャトルバスも各駅に停車するものと、ワンサ・マジュ駅とダン・ワンギ駅の間の主要6駅だけにとまるものの2ルートが用意される。フィーダーバス13台、バス5台で対応する。また、市内中心部のカンポン・バル駅とKLCC間では5台のバンが運行される。

その後、10月11日から11月22日までは、西側のルンバ・スバン駅とアンパン・パーク駅の間の17駅が対象となる。2万人が影響を受けるとみられる。バス60台を使い、アラ・ダマンサラ駅とダマイ駅を加えた19駅間でシャトルバスが運行されるほか、最初の期間と同様、市内中心部のカンポン・バル駅とKLCC間では5台のバンが運行される。

公共輸送機関を管轄するプラサラナ・マレーシアによると、1998年から使用されている自動列車制御装置(ATC)などを全面的に取り替えるもので、改修の総工費は1億5,000万リンギ。期間中は案内のボランティアが配備される。事前に全駅でチラシが配布されるほか、ラピッドKLの公式ウェブサイト(www.myrapid.com.my)やアプリ、ソーシャルメディアで最新情報を確認するよう呼びかけている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、7月28日、ポールタン、7月29日)