コーヒービーン、マレーシア150号店をプチョンにオープン

【クアラルンプール】 米系コーヒーチェーン「コーヒービーン・アンド・ティーリーフ(CBTL)」は、マレーシア150店目をセランゴール州プチョンのストリート・モール「シエラ・フレスコ」にオープンした。

面積は2,800平方フィートで、最大で110人の収容が可能。オープンスペースやドライブスルー設備を併設した。今年は40店舗を増設する計画で、ドライブスルー併設店の増設に注力する方針。40店舗のうち15店舗以上はドライブスルー店舗になる予定だ。

CBTLは1964年に米国カリフォルニアで設立。現在40カ国で1,000店舗以上を運営している。マレーシアでは、1998年に「KLプラザ」に1号店をオープンし、精力的に店舗網を拡大してきた。
(ザ・サン、4月17日、ワールド・コーヒー・ポータル、4月18日)

サラワク州営小規模航空会社の設立を承認へ=首相

【クチン=マレーシアBIZナビ】 アンワル・イブラヒム首相は17日、サラワク州政府が提案していた小規模航空会社の設立について、承認する方針を明らかにした。今後閣議で詳細の検討を行う計画だ。

アンワル首相は、新航空会社設立によりマレー半島とサラワク州、サバ州間の航空運賃の高騰を緩和できるとし、サラワク州政府の実績や能力を考慮し、航空会社の設立提案に基本的に同意したと述べた。

サラワク州のアバン・ジョハリ首相は、民間企業と競争するためではなく、航空運賃の安定化のために州営の航空会社を設立すると説明した。クアラルンプールからクチンまでの航空運賃は、香港までの運賃と同額程度まで高騰しているという。

アバン州首相は2021年11月、州所有の航空会社ホーンビル・スカイウェイズが運営する小規模航空会社を設立する意向を表明。民間航空会社に依存せず観光客を呼び込むためには、100ー200人まで搭乗可能な旅客機を運航する小規模航空会社が必要だと述べており、昨年11月には連邦政府からの承認を待っていると明らかにしていた。

今年のハリラヤ連休、特別休暇を1日追加=アンワル首相

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 アンワル・イブラヒム首相は18日、ハリラヤ(断食月明け大祭)連休を延ばすため、特別休暇を21日もしくは24日に1日追加すると発表した。マレーシア半島部とラブアンが対象となる。サバ、サラワクの両州は別途州政府が決定する。

アンワル首相は記者会見を開き、ハリラヤ連休がカレンダー通りの22、23日となった場合、21日を特別休暇とし、ハリラヤ連休が仮に1日早まり21、22日になった場合、24日を特別休暇とすると発表した。これにより土曜日を休みとしている事業所の場合、ハリラヤ連休が変更になっても21ー24日の4連休となる。

ハリラヤ休暇の日程は事前に設定されているが、正確な日程はイスラム教指導者の月齢の観測に基づき直前に定められる。今年はカレンダーでは4月22、23日となっているが、観測結果に基づき1日早まる可能性があるとされている。正式発表は20日夜の予定。

アンワル首相はまた、ハリラヤ休暇中の帰省に向け、4月19ー21日および4月24日について、すべての車両に対し、高速道路33本の通行料金を無料にすると発表した。

ペナン州で民泊規制強化へ、集合住宅の住民からの承認を義務づけ

【ジョージタウン】 ペナン州都市計画委員会のジャグディープ・シン委員長は、同州における民泊の規制強化を発表。今後は、集合住宅での民泊サービスを提供する際には、他住民からの同意が必要になると述べた。

ジャグディープ委員長は、コンドミニアムやサービスアパートの場合は、住民総会を開催し共同管理団体(JMB)または管理会社(MC)から承認を得る必要があり、承認を得られた場合でも予約1件につき最長3日とし、年間営業日を最長180日間に制限すると説明。規制の強化は、集団住宅の住民から苦情が多く寄せられているためだとし、長期賃貸ではなく、民泊による短期滞在を対象としたものだとした。

マレーシア・ホテル協会(MAH)のクー・ブーリム副会長は、ペナン州政府の決定を歓迎すると表明。民泊を根絶することはできないが減少させられるため、新規制はホテル支援につながると述べた。

一方、アジア旅行技術産業協会(ATTIA)は、民泊はホテルを補完し、価格に敏感なデジタルノマド(ITを活用し旅行しながら働く人)や若者、家族全員で一軒家を借りたいと考える家族の需要に対応しており、州政府に対し新規制の再考を要請。短期滞在者の騒音や迷惑行為を減らすための自主規制を設定することでも、問題が解決できるとした。

ATTIAはアジア太平洋地域の旅行・観光企業を代表する団体で、旅行予約サイトのアゴダ、ブッキングドットコム、エクスペディアや民泊のエアビーアンドビーなどがメンバー企業となっている。
(ザ・スター、4月14日)

 

プラサラナ、鉄道サービス改善に向け新指標導入

【クアラルンプール】 公共交通機関を管轄する国営プラサラナ・マレーシアは、鉄道サービスの安定性を評価し改善させるために新たな主要業績評価指標(KPI)を導入する。

アンソニー・ローク運輸相によると、軽便鉄道(LRT)、首都圏大量高速輸送(MRT)を含む同社が運営する全ての公共交通機関において、2026年第3四半期までに平均故障距離間隔(MKBF)を現在の15万キロメートル(km)から100万キロメートルに伸ばすことを目指す。5分を超える技術的な問題や遅延はインシデントとしてMKBFに影響する。プラサラナはMKBFリポートを毎月公開し、ソーシャルメディアやウェブサイトでは乗車数などに関するリポートを掲載する予定だ。MKBFは故障が回復してから次の故障が発生するまでの平均営業距離を指す。

またローク大臣は、離職防止策としてプラサラナの従業員の給与を4ー10%引き上げると発表。高度なスキルを持つ従業員を維持するために給与を引き上げると説明した。

昨年はプラサラナ管轄内で826人の従業員が退職し、ラピッドレールの離職率は6%、ラピッドバスの退職率は11%だった。内部調査によると、退職者の大半が技術スタッフやバスの運転手で、シンガポールなどの海外の公共輸送機関運営会社からのオファーに惹かれて退職したことがわかったという。
(マレーシアン・リザーブ、ザ・スター電子版、4月13日)

プロドゥア、ハリラヤに合わせて割引キャンペーンを実施

【ラワン=マレーシアBIZナビ】 ダイハツ系プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)は12日、ラマダン(断食月)明けを祝うハリ・ラヤ・アイディルフィトリに合わせて、Aセグメント・セダン「ベザ」およびAセグメント・コンパクトカー「アジア」の部品とサービス料金を30%割り引く「プロドゥア・オート・慈悲(ラーマ)2023」キャンペーンを実施すると発表した。

プロドゥアが発表した声明によると、同キャンペーンは、政府が実施する物価上昇の影響緩和策の下で投資貿易産業省(MITI=旧通産省)が新たに開始した「オート・ラーマ」パッケージに合わせて、4月12日から5月15日にかけて実施するもので、プロドゥアは価格上昇の影響を緩和し、祝祭シーズンに向けてメンテナンスを受けてもらうことで、安全性向上を目指す。

テンク・ザフルル投資貿易産業相は、他の自動車メーカーもハリ・ラヤ・アイディルフィトリに合わせてプロドゥアと同じように「オート・ラーマ」パッケージに参加してくれることを期待していると述べた。

国民車メーカー、プロトン・ホールディングスも12日、「プロトン・ラーマ」キャンペーンとして、40項目の無料安全チェックと150リンギの割引サービス・パッケージを提供すると発表している。

家電販売のコーツマレーシア、セキュリティソフトを販売へ

【クアラルンプール】 家電・家具販売のシンガポール企業コーツ・アジアのマレーシア子会社コーツ・マレーシアは、サイバーセキュリティのフィンランド企業エフセキュアと提携し、セキュリティソフト「プロテクト360」を販売すると発表した。

「プロテクト360」は、ウイルスやマルウェア対策、プライバシー保護、保護者による子供の利用管理機能などを一括で提供するもの。ライト版(端末1台向け)は59リンギ、エリート版(5台まで)は309リンギ。コーツの分割払いプラン「コーツ・イージー・ペイメント」利用者はエリート版を1年間無料で利用可能。

エフセキュアの地域責任者であるG.U.レヌカナンド氏は、マレーシアでのサイバーセキュリティの脅威は深刻化しており、今年1ー2月だけで2,700万リンギの損失が報告されたとし、堅牢なセキュリティ対策を行うことがこれまで以上に重要だと述べた。

コーツ・マレーシアの東浦秀也 最高経営責任者(CEO)は、エフセキュアと提携し「プロテクト360」を提供することでより安全なデジタル環境を創出し、個人がオンラインセキュリティを管理できるようにすることを目指すと述べた。
コーツ・アジアは2019年に家電量販大手ノジマ(本社・神奈川県横浜市)が子会社化している。
(ザ・サン、4月14日)

エアアジアX、6ー8月に関空便を毎日運航へ

【東京=マレーシアBIZナビ】 長距離格安航空会社、エアアジアXは12日、クアラルンプール(KL)ー大阪・関西空港線を6ー8月の3カ月間、毎日運航すると発表した。

夏休みシーズンにおける旅行需要拡大を見込んだもので、関空発は9月1日までとなる。現在はKL発(D7・532便)が月、水、金、土曜日、関空発(D7・533)が火、木、土、日曜日の週4便で運航しており、スケジュールはKL発が8時55分、関空着が14時40分、関空発が23時45分、KL着が翌日の7時25分。

なお9月からのスケジュールは元の週4便に戻り、D7・001便(月、水、金、土)のKL発が13時35分、関空着が21時20分、D7・002便(火、木、土、日)の関空発が21時00分、KL着が翌日の2時45分となっている。

エアアジア、KLー印尼クルタジャティ線を5月に就航

【セパン =マレーシアBIZナビ】 格安航空会社エアアジアは10日、クアラルンプール (KL)ークルタジャティ(インドネシア西ジャワ州)線を5月17日に就航すると発表した。

マレーシアの航空会社として、初めてのクルタジャティ国際空港乗り入れとなり、エアアジア・マレーシアにとり、12路線目のインドネシア線となる。エアアジアは観光と経済の成長を押し上げ、マレーシアとインドネシアの関係強化に繋がると期待している。

KLークルタジャティ線は水、日曜日の運航で、「AK418」便はKL発が9時5分、クルタジャティ着が10時20分。「AK419」便はクルタジャティ発が10時50分、KL着が14時5分となる。

新規就航を記念して、アプリとウェブサイトにおいて片道149リンギからの割引キャンペーンを16日まで実施する。渡航期間は5月17日から10月23日。
エアアジア・マレーシアは、KLからバンダアチェ、ジャカルタ、バリ、メダン、パダン、ペカンバル、マカッサル、ジョグジャカルタ、バリクパパン線、ペナンからはジャカルタ、メダン線を運航している。

新興格安航空MYエアライン、6機目のエアバス機を導入

【クアラルンプール】 新興格安航空会社のMYエアラインは11日、同日付で6機目のエアバス「A320」型機を導入したと発表した。

レイナー・テオ最高経営責任者(CEO)は、6機目の導入について、「運航効率や定時運航率(OTP)目標の達成に向け予備機を持つ」という同社の方針にも合致しており、時宜を得たものだと説明。近く7機目を導入し、既存路線の増便により運航効率を向上させる方針で、今後も航空機を追加し、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域での顧客基盤を拡大することを目指すとした。

MYエアラインはクアラルンプール国際空港格安航空専用ターミナル(KLIA2)とクチン、コタキナバル、ランカウイ、コタバル、ペナン、シブ、タワウ、ミリを結ぶ路線を就航しており、コタキナバルータワウ間のサバ州内路線も近く運航開始する。年内に20機の航空機を導入することを目標に掲げており、エアバス「A320」型機17機のリース契約の締結も発表している。
(ザ・サン、ザ・スター、4月12日、エッジ、ベルナマ通信、4月11日)