シティがマレーシアを含む12市場の小口金融を撤収

【クアラルンプール】 金融大手シティグループは、マレーシアを含む12市場の小口金融部門を撤収する。ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)の発表によると、資産運用でスケールメリットが生かせ、高い収益率が見込める市場に経営資源を集中する。このため今後はシンガポール、香港、アラブ首長国連邦、ロンドンをアジアと欧州の資産運用センターに位置付け個人向け業務を再編する。

マレーシア以外に、オーストラリア、バーレーン、中国、インド、インドネシア、韓国、フィリピン、ポーランド、ロシア、台湾、タイ、ベトナムの小口金融から撤退する。機関投資家向けサービスは継続する。

シティのマレーシア支店は4カ所(首都圏とジョホール、マラッカ、ペナンの各州)で、行員数は5,000人。時価上位20社のうち85%の企業、および多国籍企業650社と取引があり、20年は顧客による75億米ドルの資金調達を仲介した。

シティ・マレーシアのウスマン・アハメドCEOによると、企業金融、証券引き受け、貿易金融など大口業務に変更はないという。

(エッジ、4月15日)

最近の豪雨&雷雨、「異常気象ではない」気象局長

【クアラルンプール】 マレー半島西海岸の多くの地域で発生している豪雨、雷雨について、マレーシア気象局のジャイラン・シモン局長は、モンスーン(季節風)が移行期にあるためで、異常気象とは言えないと述べた。

クアラルンプールでは13日午後、豪雨があり一部の地域が冠水。建物やラマダン用品を販売するバザールの露店に被害が出た。

ジャイラン氏によると、木が根こぎになるような時速100キロの強風が吹くこともある。モンスーンでは冬は北東から、夏は南西から風が吹く。気象局の長期予報によると、移行期に入ったのは3月16日で、5月中旬まで続く見通しだ。

移行期はマレーシアには多方向から風が吹くため夕方から夜の早い段階にかけ雷雨が発生しやすくなる。地域では、マレー半島西海岸と内陸部、サバ州西部、サラワク州西部と中央部で雷雨が起きやすい。

(ベルナマ通信、マレー・メイル、4月14日)

新型コロナ新規感染者、2日連続2千人を突破

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は16日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,552人増加したと発表した。2千人を突破するのは2日連続。アクティブ感染者数は1万8,600人で、累計感染者数は37万528人となった。

州・地域別の感染者数はサラワク州が最も多く960人だった。サラワク州は行動制限令(MCO)への規制強化はしないと発表したばかり。これに▽セランゴール州(590人)▽クアラルンプール(KL、245人)▽クランタン州(164人)▽サバ州(143人)▽ジョホール州(121人)▽ペナン州(91人)▽ネグリ・センビラン州(53人)▽ペラ州(49人)▽パハン州(47人)▽ケダ州(35人)▽マラッカ州(28人)▽トレンガヌ州(16人)▽プトラジャヤ(6人)▽ペルリス州(2人)▽ラブアン(1人)ーーが続いた。

新たに1,524人が回復し、累計治癒者は35万563人となった。死者数は2人増えて、累計で1,365人となった。

マレーシアのコロナの対策は28番目に厳しい、幸福度は79位

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 幸福に関するウェブサイト、トラッキング・ハピネスが実施した新型コロナウイルス「Covid-19」の感染対策と幸福度に関する調査結果を発表した。マレーシアにおける感染対策は160カ国・地域中28番目に厳しいとし、幸福度は79位となったと明らかにした。
トラッキング・ハピネスは、オックスフォード大学が公表する138カ国・地域の新型コロナの感染対策措置の厳格さを比較した「厳格度指数」と幸福度を比較して、政策措置が厳しくない国における幸福度が高いことがわかったと明らかにした。外出禁止令が厳しくなるほど、その国の幸福度にマイナス影響が出ているという。
最も規制が厳しい国はベネズエラで、それに中国、ホンジュラスが続いた。東南アジアからはベトナムが5位、フィリピンは27位となり、マレーシアより上位となったが、シンガポールやカンボジア、タイはマレーシアより規則が穏やかだと評価された。

コロナ第4波の懸念高まる、医療専門家が指摘

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者が再び急増しており、医療専門家らはマレーシアに第4波が来る懸念が高まっていると警告している。
新規感染者数は年明け早々に上昇に転じ、1月末にはついに5,000人を突破し第3波となった。1月13日に再発令された全国的な行動制限令(MCO)で減少に転じ、3月下旬には1,100人強にまで減っていたが、その後は再び増加傾向となっていた。ここ数日は1,700—1,800人前後で推移している。0.8前後だった基本再生産数(R0)も急上昇し1.0を突破している。
マレーシア国民大学(UPM)のマリナ・オスマン博士は、一部の州で復興のための行動制限令(RMCO)に規制が緩和されたことで州間移動ができるようになったことが急増の原因である可能性があると指摘。特に人工呼吸器が必要な重症患者が増加していることが懸念されるとした。またラマダン(断食月)やハリラヤ(断食月明け大祭)における移動が第4波を引き起こす可能性があるとした。
ラマダン入りを前に政府は標準的運用手順(SOP)の厳格適用を条件にバザール開催やラマダン中の夜の礼拝(タラウィー)を認めており、マリナ博士以外からもクラスター発生を懸念する声が上がっている
オセル・グループのクリス・シー博士は「第4波には変異種が関与している可能性があり懸念される。R0も上昇を続けている」と指摘。国民へのワクチン接種も進んでおらず、集団免疫を獲得するまではSOPをきちんと守るなどの国民の自覚が必要だと述べた。

州間移動の禁止、ハリラヤ休みまで延長の意向=保健相

【プトラジャヤ】 新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者が増加していることを受け、アダム・ババ保健相は州を跨いだ移動の禁止措置をハリラヤ(断食月明け大祭)祭日期間まで延長するよう提案する方針だ。
アダム氏は、移動制限解除を先延ばしするよう各方面の関係者から要請を受けていることを明らかにした上で、「感染状況は日々悪化している。状況は依然として不安定であり、移動制限を延長する必要がある」と述べた。
ハリラヤの移動制限については、規制手段の確保の問題などから先ごろイスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)がなるべく早く決定すべきと発言。保健省の助言に従って決定されると述べていた。
アダム氏はまた、一部のラマダン(断食月)バザールで人々が社会的距離を保たず群衆化している状況を示す画像が出回っていることに言及。バザールが新たなクラスターに繋がるようであれば閉鎖も辞さないと述べた。
政府はこうした問題に対処するため、標準的運用手順(SOP)違反者に対する罰金を科す権限を市長や地区議会の議長、上級執行官に与えると発表している。
(フリー・マレーシア・トゥデー、4月15日)

「3度目の制限令発令はなし」感染拡大懸念の中で首相言明

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染の第4波が来ているとの警戒感が高まっていることについて、ムヒディン•ヤシン首相は現時点で3度目となる全国的な行動制限令(MCO3.0)を発令する考えはないと言明した。

ムヒディン首相は、新規感染件数の83%が製造業に由来したものだとし、労働者の宿舎が感染源になっていると指摘。ただクラスターとなっているレッドゾーンを対象にしたMCOは実施していくことで感染拡大をコントロールしていくとし、これによってビジネスへの影響を最低限とし経済持続性を実現すると述べた。

その上でムヒディン首相は産業界に対し、職場での標準的運用手順(SOP)を厳守し、政府と協力して「1990年労働者住宅・設備法」(第446法)を遵守するよう呼び掛けた。

また1月に発令した非常事態宣言については、不純な動機に基づくものではないと断言。人権侵害や私有財産、法的権利を侵害することに使用されないことを保証すると述べた。

(東方日報、南洋商報、4月15日)

新型コロナの新規感染者数は2148人、1カ月ぶりに2千人台に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は15日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,148人増加したと発表した。2,000人を超えるのは3月5日ぶり。アクティブ感染者数は1万7,575人で、累計感染者数は36万7,977人となった。

州・地域別の感染者数はサラワク州が最も多く512人だった。それに▽セランゴール州(459人)▽クランタン州(221人)▽サバ州(202人)▽ジョホール州(182人)▽クアラルンプール(KL、171人)▽ペナン州(134人)▽トレンガヌ州(57人)▽マラッカ州(53人)▽ペラ州(51人)▽ネグリ・センビラン州(34人)▽パハン州(34人)▽ケダ州(26人)▽プトラジャヤ(8人)▽ラブアン(3人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。新たに1,259人が回復し、累計治癒者は34万9,039人となった。死者数は10人増えて、累計で1,363人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は14日、新たに7カ所のクラスターを確認したと明らかにした。
うち6カ所は学校 公的機関、スーパーマーケットの倉庫、行政センターなどの職場に関連するクラスター、1カ所はコミュニティで起きたクラスターだった。
セランゴール州とサバ州でそれぞれ2カ所、ペナン州、ケダ州、マラッカ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

南アフリカ型ウイルス変異株、陽性反応者は17人

【クアラルンプール】保健省のノール・ヒシャム事務次官は14日、同日までに確認された、新型コロナウイルスの南アフリカ型変異株(B.1.351)の陽性反応者は同日までのまとめで17人になったと発表した。
保健当局者は2月3日、英国型変異株による感染を確認。3月5日にはナイジェリア型変異株による感染を発見した。
3月18日にはクアラルンプール国際空港の職員2人が南アフリカ型変異株に陽性反応を示した。このためセパンとクアラランガットで濃密接触者への遺伝子調査を行い、南アフリカ型変異株の感染者をさらに突き止めた。いずれも感染源は同一の可能性が高いという。
(マレー・メイル、4月14日)

好調な中古乗用車販売、今年は40万台超の見通し

【クアラルンプール】中古乗用車の販売が好調だ。自動車ローン返済猶予、売上税減免といった優遇措置が販売をけん引している。
独立系自動車ディーラー団体、マレーシア自動車・クレジット会社協会のトニー・コー会長によると、20年第3四半期から中古車需要が急増し、勢いは今年も続いている。3月は過去20年の最多を記録したようで、通年では40万台超の販売が期待できるという。
人気トップは国民車プロトン、プロドゥアなど初めて乗用車を購入する人向けのモデル。トヨタやホンダなど中クラスの中古車も関心を集めているという。
売上税減免やプロトンによるニューモデル投入を背景に新車販売が好調で、下取りに出された車も多く、中古車市場に活気をもたらした。
コー氏は、電子商取引サイトが使いやすくなり、消費者が電子商取引になじんだことも販売増の要因だとした。
(マレーシアン・リザーブ、4月13日)