シンガポールとの業務往来を開始、申請受付もスタート

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 入国管理局は、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大抑制ために途絶えていたマレーシア・シンガポール間の通勤、業務・公用を目的とした往来を10日より開始すると発表。同日より渡航申請を受け付けると発表した。

 通勤者を対象とした「定期通勤申し合わせ」(PCA)および業務渡航・公務出張者を対象とした「相互グリーン・レーン」(RGL)の下で、シンガポール人およびシンガポールでの長期滞在ビザを所有した外国人の短期滞在を許可する。 渡航希望者はウェブサイト(http://www.mtp.imi.gov.my)で「マイトラベルパス(MTP)」を申請しなくてはならない。また新型コロナウイルスに関する移動情報アプリ「マイセジャテラ(MySejahtera)」をスマートフォンにダウンロードし、使用することが義務付けられる他、出張者や訪問者を受け入れるマレーシア企業の雇用主もMTPの申請が必要となる。
入国管理局は、マレーシアを訪れる全ての外国人とマレーシア人に対して、政府および関連機関が出す最新の発表や政策に従うなくてはならないとし、最新情報に注意するよう言及。標準的運用手順(SOP)に遵守しない場合は厳しい処罰を下すと注意を喚起した。
詳細は入国管理局の公式ウェブサイト(www.imi.gov.my)もしくはシンガポール入国管理局 (https://safetravel.ica.gov.sg)で公開している。

リンギは値上がりする、アクシコープ見通し

【クアラルンプール】 豪系金融サービスのアクシコープ・フィナンシャル・サービシズは、対米ドル相場でリンギは値上がりし、リンギ高を維持するとの見解だ。
主任ストラテジストのスティーブン・イネス氏はリンギ値上がり要因として、中央銀行バンク・ネガラ(BNM)が9月10日の金融政策会合で再利下げまたは金融緩和策をとる可能性を指摘した。
マレーシア国債の利回りはインフレを考慮した実質でプラスを維持しているが、米財務証券はマイナスで、リンギ需要を支えている。
リンギは7月、1米ドル=4.29リンギまで下がったが、3日は4.22リンギで、バンク・イスラム・マレーシアのモハマド・アフニザム主任エコノミストは、近い将来4.2リンギまで上がると予想している。
しかし4.25リンギとの年末予想は修正しないという。先行き不透明感から米ドル需要が再び高まる可能性があるためだ。
(マレーシアン・リザーブ、8月6日)

ホーワゲンティンと米企業、新型コロナ予防ワクチンの治験へ

【ペタリンジャヤ】 ホーワ・ゲンティンは6日、完全子会社のHWGBが米E-Moバイオロジー(EBI)との間で、新型コロナウイルス「Covid-19」感染対策としてのポリオワクチンの効果を検証するための臨床試験を協働で行うことで覚書を交わした。ワクチンの研究・開発、試験、登録、製造、商業化を行うために特許を出願する。ポリオなど他の感染症ワクチンについては、新型コロナに対する抑制効果も期待されている。
EBIは生物学の研究開発を行っている。6月に米国食品医薬品局(US FDA)に治験の申請を提出しており、承認待ちの段階だ。
ホーワ・ゲンティンは、契約の下でEBIに100万米ドルを投資する。商品化後は利益の40%がホーワ・ゲンティンに入ることになる。また東南アジアにおける新型コロナウイルスの感染を防ぐためのポリオワクチンを独占的に製造、流通、販売できるようになる。
ホーワ・ゲンティンのリム・オーイホン最高経営責任者(CEO)は、EBIと協働することで、ワクチンを近く供給できるようになると言明。商品化が成功することで売り上げへの貢献を見込んでいると述べた
(ザ・サン、8月7日)

第2四半期のGDP成長率は2桁のマイナスに、SERC予想

【ペタリンジャヤ】 社会経済調査センター(SERC)は、第2四半期の国内総生産(GDP)成長率は底を打ち、2桁のマイナスになるとの予想を示した。
リー・ヘングイエ専務理事は、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大を阻止するために国内外で行動制限令が実施されたことで、マレーシアでは今年第1四半期のGDP成長率は0.7%成長に減速したと言明。今年通年はマイナス3%となると予想しているが、第2四半期の成長に最も影響を及ぼしマイナス10%以上となることが見込まれるとして、今年通年の成長率については第2四半期の成長率に応じて修正する可能性があることを示唆した。
またリー氏は、マレーシアは開放経済であり、シンガポールや米国などでも経済の減速の兆しが出ており、外部の影響から免れることはできなかったと言明。ワクチンが開発され、早期に世界経済が回復すれば、マレーシアの経済成長の回復も確実なものとなるとの見解を示した
(エッジ、8月6日)

野党DAPのリム書記長を起訴、海底トンネルに関わる収賄で

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 野党第一党・民主行動党(DAP)のリム・グアンエン書記長(前財務相)が7日、ペナン島と本土側を結ぶ海底トンネル事業(総事業費63億リンギ)に絡む収賄でクアラルンプール(KL)の初級裁判所に起訴された。
ペナン州首相時代に始まった同事業における業者選定に関して便宜を図った見返りとして、コンソーシアム・ゼニスの取締役に対して利益の10%を要求したとされ、「2009年マレーシア汚職摘発委員会(MACC)法」違反に問われている。有罪となれば20年以下の禁固及び収賄額の5倍または1万リンギのいずれか多い方の罰金が科される。リム氏側は無罪を主張。保釈金100万リンギを支払って保釈された。同日はリム氏の妻であるベティ・チュー氏も共犯として逮捕された。
リム氏はこれまでに数回にわたってMACCより任意出頭を求められており、6日には3件の汚職容疑で逮捕された。3件のうち2件については海底トンネル事業に関するもので、残り1件は2015年にペナン州における邸宅購入に関する職権濫用罪で、相場より大幅に安い280万リンギだったことが罪に問われた。邸宅を売却したとされる女性も逮捕されたとみられる。同案件では2016年6月に一度起訴されたが、2018年9月に高裁が無罪判決を言い渡していた。
DAPは7日に声明を発表し、リム氏が不正行為を行なったという証拠はなく不当逮捕だと主張。国民連盟(PN)政権による政治的迫害の始まりだと批判した。リム氏も「自身と党の名誉を傷つけようという政治的動機によるもの」と非難。裁判で戦っていく意向を示した。

新型コロナ感染者は新たに25人、うち10人がペルリスで感染

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は7日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から25人増えて9,063人になったと発表した。
新規感染者のうち9人が海外で感染した帰国者。残り16人はペルリス(10人)、ペラ(2人)とクアラルンプール(KL)、ペナン、ジョホール、ケダ(それぞれ1人)で感染した。新たに15人が退院し回復者数は8,728人に増加した。死者数は8日連続ゼロで、125人を維持した。
保健省のノール・ヒシャム事務次官によるとケダ州のシバガンガイ・クラスタ(インドのシバガンガイからの帰国者が関連)は、国内の他のクラスタと比べ急速に拡大しており、エジプトやパキスタン由来の、他の人への感染力が極めて強い「スーパースプレッダー」の可能性がある。同クラスタ内ではこれまで2,351人が検査を受け、うち30人が陽性、1,617人が陰性と診断された。704人は結果待ち。保健省は接触者の検査および追跡を続けているという。

クロヒョウ、マラ工科大クアラピラーキャンパスで目撃

【セレンバン】 ネグリ・センビラン州クアラピラーにあるマラ工科大学(UiTM)キャンパス内でクロヒョウが目撃され話題となっている。

22日午後7時ごろには駐車場とみられる場所をうろついているところを大学職員によって写真撮影され、ソーシャルネット上に掲載された。ただちに野生生物国立公園局に通報し、同局はクロヒョウが戻ってくる可能性があるとして、パトロールのために定期的に職員を派遣することを約束したという

UiTMのキャンパスがクアラ・ピラーに開設されたのは2009年だが、クロヒョウが目撃されたのはこれが初めて。新型コロナウイルス「Covid-19」のためにネット授業を行っているため、現在キャンパス内には学生はいないという。

クロヒョウは斑紋のあるヒョウと同じ種で、突然変異を起こしたもの。マレーシア半島部で生息するヒョウのほとんどを黒化したクロヒョウが占めている。

(ザ・スター、7月25日)

「KLイーストモール」、11月25日にオープン予定

【クアラルンプール】 サイム・ダービーの不動産部門、サイム・ダービー・プロパティーが初めて開発を手掛ける「KLイースト・モール」が、11月25日に一般公開する予定だ。
複合開発「KLイースト」(総面積153エーカー)の一部である同モールには、「ジャヤグローサー」、「ハービー・ノーマン」、「H&M」、「ブルー・アイススケートリンク」、「MBOシネマ」、「トイザらス」などが入居する予定。総面積は約120万平方フィートで、賃貸面積は38万4,210平方フィートに上る。車で15分の場所には人口128万人、年間の総世帯収入が平均295億リンギに上るエリアがあり、中高所得者層をターゲットにしたブティック・ライフスタイルモールとして位置づける。同モールへは、▽第2中央環状道路(MRR 2)▽ドゥターウル・クラン高速道路(DUKE)▽スンガイ・ベシ ウル・クラン高速道路(SUKE)▽クアラルンプール(KL)ーカラク高速道路(KLK)▽アンパンーKL高速道路(AKLEH)▽セティアワングサ パンタイ高速道路(SPE)ーーなどの主要高速道路からのアクセスに良好だという。
サイム・ダービー・プロパティーは当初、2020年3月にオープンを予定していたが、新型コロナウイルス「Covid-19」の大流行による小売市場への影響を考慮し計画を延長していた。開店に際しては、政府が提案する方針および▽店舗とオフィスの衛生管理▽温度チェック▽社会的距離の確保▽手指消毒剤の設置ーーなどの標準運用手順(SOP)を厳守すると述べた。
(ベルナマ通信、8月4日)

マリンドエア、KLーシンガポール間を19日に再開

【クアラルンプール】 ハイブリッド航空会社のマリンド・エアは、19日からクアラルンプール国際空港(KLIA)ーチャンギ国際空港間の運航を再開すると発表した。
5日に発表した声明の中で、ムスハフィズ・ムスタファ・バクリ最高経営責任者(CEO)は、クアラルンプール(KL)ーシンガポール間のフライトの再開を決めた理由として、マレーシアとシンガポール両政府が、業務・公用を目的とした往来について早ければ8月17日に再開することで合意したことを挙げ、顧客の需要に応えると共に経済成長を促進することを目的としていると説明した。
1日1便の運航で、KLIA発が10時25分、チャンギ国際空港着が11時30分。チャンギ国際空港発が12時20分、KLIA着が13時25分。KLIA発の片道運賃は、エコノミークラスが159リンギ、ビジネスクラスが599リンギから。チャンギ国際空港発の片道運賃は、エコノミークラスが79シンガポール・ドル、ビジネスクラスが209シンガポール・ドルとなる。

新型コロナ感染者は新たに15人、うち10人が国内感染者

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は6日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から15人増えて9,038人になったと発表した。

新規感染者のうち5人が海外で感染した帰国者。残り10人が国内感染者で、うち8人がマレーシア人だった。新たに11人が退院し回復者数は8,713人に増加した。死者数は7日連続ゼロで、125人を維持した。

マレーシアーシンガポール間の国境再開について保健省のノール・ヒシャム事務次官は5日、実施前に標準的運用手順(SOP)を合理化する必要があると主張した。人口1,000人当たりの陽性率についてマレーシアの0.91%に対し、シンガポールは8.20%に上るとした上で、感染が拡大した場合の対処法について両国で話し合うべきとの見解を示した。またマレーシアへの入国に際しては、すべての人が対象にならないと言明。おそらくシンガポール人およびシンガポールに6カ月以上滞在している外国人が該当すると述べた。

ノール事務次官によるとマレーシア政府は、ブルネイ、オーストラリア、ニュージーランドとの国境再開に向け協議を進めているという。