【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マハティール・モハマド前首相は「星州日報」との単独インタビューの中で、希望同盟(PH)プラス友党の野党グループから離脱する意向を表明。PHを率いるアンワル・イブラヒム人民正義党(PKR)党首には今後野党共闘を求めないとした上で三たび首相職を目指す考えを示した。
マハティール氏は、首相職への3度目の返り咲きを狙う目的があくまでムヒディン・ヤシン内閣を打倒するためだと説明。あと1年やりたかったがアンワル氏に配慮して半年やらせて欲しいと要請したがそれもアンワル氏側から反対されたことを明らかにした上で、アンワル氏側との間で相互の不信感が拭えないためこれ以上の交渉は無理と判断したと述べた。
またPH構成党の中にはPKRと異なりいまだに自身を支持する民主行動党(DAP)や国民信任党(Amanah)がおり、これらの政党とは協力していきたいと述べ、ムヒディン内閣を打倒するための新たな方策を検討すると言明。7月に開幕する次期国会ではムヒディン内閣の不信任案可決を目指し、もし不信任案が投票に持ち込めなかった場合には国民連盟(PN)が策定した補正予算案に反対すると述べた。
■「6カ月では無意味」「不信任案より総選挙の準備」アンワル氏■
アンワル氏はシンガポールの「チャンネル・ニュース・アジア」のインタビューに対し、マハティール氏が提案した6カ月間の首相就任を断った理由について、改革を行なうには6カ月では短すぎるからだと言明。その代わり政権奪回に成功した場合に、マハティール氏に対しシンガポールの故リー・クアンユー氏のような上級相職をオファーしたことを明らかにした。
また次期国会ではマハティール氏のように不信任案成立を目指すのではなく、PN政権もすでに準備に入ったとされる解散・総選挙に向け準備を進めていく考えを示した。