【クアラルンプール】 世界銀行は25日、マレーシアの今年の国内総生産(GDP)成長率について、新型コロナウイルス「Covid-19」の影響を考慮して従来予想のマイナス0.1%からマイナス3.1%に大幅下方修正した。

世界銀行は、マレーシアが行動制限令(MCO)発令によって感染拡大カーブを平坦化した一方で、経済活動に対する厳しい制限により第1四半期はわずか0.7%のプラス成長に落ち込んだと指摘。第2四半期については、MCOによる経済混乱の影響で10%のマイナス成長にさらに悪化すると予想した。ただ感染拡大が抑制されMCOが段階的に緩和されていることから、下半期は部分的に経済回復が見込まれるとした。
世界銀行はマレーシア経済の先行きについて、新型コロナ感染の抑制が世界レベルで進んでいることに加えて、各国政府が行なっている大規模な財政・金融政策が経済の底上げにつながると予想されることもあり、現時点で短期的な見通しは不透明だと指摘。その上で、強固なファンダメンタルズや健全な金融システム、公衆衛生、積極的なマクロ経済政策上の支援策などでマレーシアが多くの国に比べて強靭だとした。
またマレーシア政府に対しては、追加経済政策を打つ余地を残すために財政面で優先順位の見直しを行なうべきだと指摘。税収外の財源を確保し一時的に財政出動を可能にするための法改正を行なう必要があるとした。
(ザ・スター電子版、6月25日)

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