【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は26日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から6人増えて8,606人になったと発表した。4日連続で1桁を維持した。

新規感染者のうち5人は海外で感染した帰国者。4人がマレーシア人で、残り1人は就労目的で入国を許可された外国人だった。唯一の国内感染者は、職場感染したマレーシア人だった。また新たに23人が退院し回復者数は8,294人に増加した。死者数は13日連続でゼロだった。

1日当たりのPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査能力について、保健省のノール・ヒシャム事務次官は25日、行動制限令(MCO)が施行された3月18日と比較して6倍になったと明らかにした。

MCO発令から100日目である同日時点の検査能力は3万6,812件(3月時点は6,210件)。病床数は6,397床(同4,433床)、集中治療室(ICU)は442室(同273室)となった。入院中の感染者が208人に減少したため、多くの病床が他の患者向けに利用できるようになったという。なお死亡率については、3月の1.67%から1.4%に減少した。

MCO施行期間において最も入院中感染者が多かったのは、2,596人を記録した4月5日。同日時点のPCR検査能力は2万7,233件だった。