新型コロナの新規感染者数は1213人、セランゴールで353人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は18日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,213人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万4,782人で、累計感染者数は32万8,466人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く353人だった。それに▽サラワク州(303人)▽ジョホール州(142人)▽ペナン州(104人)▽クアラルンプール(KL、79人)▽サバ州(73人)▽ペラ州(39人)▽ケダ州(38人)▽ネグリ・センビラン州(23人)▽クランタン州(20人)▽トレンガヌ州(15人)▽パハン州(14人)▽マラッカ州(8人)▽ラブアン(2人)ーーが続いた。ペルリス州とプトラジャヤはゼロだった。新たに1,503人が回復し、累計治癒者は31万2,461人となった。死者数は3人増えて、累計で1,223人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は17日、新たに12カ所のクラスターを確認したと明らかにした。8カ所が工場や教育センター、行政センター、建設現場、スーパーマーケットなどの職場に関連するクラスター、2カ所がコミュニティ、残りは拘留所、シンガポールからの浚渫船で起きたクラスターだった。セランゴール州とジョホール州で3カ所、クランタン州とネグリ・センビラン州で2カ所、サラワク州とサバ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

国民へのワクチン接種を徹底、3州では戸別訪問を実施

【イポー】Covid-19ワクチン接種調整相のカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は16日、ペラ州の接種センターを訪問した際の会見で、接種を徹底するためすべての州に、1日3,000人への摂取が可能な接種センターを設けると表明した。年内に接種を完了するとの首相の指示に沿った措置だという。
カイリー氏によれば、内陸部や農村地帯ではワクチンの知識が不足しており、接種登録する住民が少ない。接種を奨励するため国家災害管理局(NADMA)が、登録数の少ないクランタン、トレンガヌ、サバの各州で戸別訪問を行う。ワクチンに関する不正確な情報のソーシャルメディアでの流布も登録数の少なさの要因だという。
連邦政府の負担で供給する以外のワクチンは各州が購入する。これまでにパハン、ジョホール、サラワク、セランゴールの各州が購入の意図を表明したが、正式申請はまだない。
カイリー氏はワクチン調達でインドからの購入に向け調整していることも明らかにした。インドはバーラト・バイオテックが製造する米ノババックスのワクチンを売りたい意向だ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月17日、ベルナマ通信、3月16日)

GST再導入は税収拡大の選択肢、WBパネル討議で財務省高官

【クアラルンプール】世界銀行グループが組織したパネル討議で、財務省のザキア・ジャアファル副事務次官は、省として税制改革を検討しており、物品・サービス税(GST)再導入は税収拡大に向けた選択肢の一つだと言明した。
ザキア氏は「ウイルス感染拡大(パンデミック)が起こる前の昨年3月、税制改革に着手する計画だった」と明らかにした。しかし現在の状況を考慮し、改革は経済が安定してからにするという。
世銀はマレーシア経済に関する最新報告書で、マレーシアが高所得国になるには税収基盤の拡大が欠かせないとの主張を展開した。
GSTはナジブ・ラザク政権時代の15年に導入されたが、18年の総選挙で政権交代を果たしたマハティール氏率いる希望同盟(PH)の時代に廃止された。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)のレベッカファティマ・スタマリア事務局長は「経済開発5カ年計画など国を次の段階に導く多様な計画が既に策定されており、後は実行するのみ」と政策の作り直しは不要との認識を示した。
(フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、3月16日)

SOP違反の罰則を緩和、軽微な初犯は1,500リンギに

【クアラルンプール】 標準的運用手順(SOP)違反の罰則が強化されたことに国民から不満の声が出ていることを受け、タキユディン・ハサン首相府相(法務担当)は17日、違反行為を3つに分類し、1万リンギの最高額違反キップは重大な違反行為のみに限定すると言明した。
タキユディン氏によると、違反行為は第1のカテゴリー(感染リスクが高く、コミュニティに大きな影響を与える違反行為)、第2のカテゴリー(感染リスクが高いが、コミュニティへの影響はそれほど大きくない違反行為 )、第3のカテゴリー(感染リスクが低く、コミュニティへの影響がない違反行為)に分類する。
また公共の場所におけるマスク非着用や「MySejahtera」アプリもしくは備え付けの記録簿に記入しなかった場合、初犯であれば罰金額は1,500リンギに固定する。さらに1週間以内に罰金を納付する場合は50%引き、8—14日内の納付は25%引きとする。
(マレー・メイル、3月17日)

新型コロナの新規感染者数は1219人、セランゴールで499人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は17日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,219人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万5,075人で、累計感染者数は32万7,253人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く499人だった。それに▽サラワク州(225人)▽ジョホール州(169人)▽ペナン州(69人)▽クアラルンプール(KL、54人)▽ネグリ・センビラン州(46人)▽ペラ州(36人)▽サバ州(31人)▽ケダ州(26人)▽マラッカ州(20人)▽クランタン州(19人)▽トレンガヌ州(15人)▽プトラジャヤ(5人)▽パハン州(3人)▽ペルリス州(1人)▽ラブアン(1人)ーーが続いた。新たに1,346人が回復し、累計治癒者は31万958人となった。死者数は2人増えて、累計で1,220人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は16日、新たに5カ所のクラスターを確認したと明らかにした。2カ所が行政センター、スーパーマーケットなどの職場に関連するクラスター、残りはコミュニティで起きたクラスターだった。サラワク州で3カ所、KLとクランタン州ではそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
新たに8カ所のクラスターが収束し、現在感染者を出しているアクティブなクラスターは428カ所となった。

セランゴール州やKLなど4州1都、月末までCMCO延長

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は16日、▽セランゴール▽ジョホール▽ペナン▽クランタン▽クアラルンプール(KL)——の4州1都について3月31日まで条件付き行動制限令(CMCO)を延長すると発表した。
▽ネグリ・センビラン▽ペラ▽ケダ——の3州については、19日からから復興に向けた行動制限令(RMCO)に切り替える。3州に対するRMCOの期限は3月31日まで。ただし新規感染者が出ているケダ州のクアラムダとクリム、ネグリ・センビラン州セレンバンはCMCOを延長する。
またすでにRMCOとなっていた▽ペルリス▽マラッカ▽パハン▽トレンガヌ▽サバ▽プトラジャヤ▽ラブアン——については3月31日までRMCOを継続する。ただしサバ州のナバワンだけは2週間MCOを延長する。
RMCOになっても州を跨いだ移動は旅行代理店を通じた観光旅行以外は、依然禁止となっている。州内の地区間移動については、サバ・サラワク州を除いて許可されている。

異教徒による「アラー」の使用禁止通達の無効化判決、政府が控訴

【クアラルンプール】高等裁判所が、非イスラム教が神を「アラー」と表現するのを禁止した政府通達は無効との判断を示したことについて、政府は控訴裁判所に控訴した
高裁のノル・ビー裁判官は、マレー語を話すキリスト教徒、特にサバ州、サラワク州に住むキリスト教徒は数世代にわたり神を「アラー」と表現してきたとした。
高裁に提訴したのはサラワク州メラナウ族の女性、ジル・アイアランド氏で、「アラー」との表現が含まれたCDを所持していたところ、セパンの格安航空ターミナルで内務省職員に没収された。
その後、1986年の閣議決定を根拠に、アラー、カーバなど4つのイスラム教に重要な言葉の異教徒による使用を禁じた通達が出されたが、通達の署名者が大臣ではなく内務省職員であったことから、ノル裁判官は通達は無効との判断を示した。
マレーシアではこれまでにも、異教徒による「アラー」の使用をめぐり裁判が起こされた。
(エッジ、3月15日)

製薬大手ファーマニアガ、ワクチン製造でシノバックと正式合意

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】製薬大手のファーマニアガは新型コロナウイルス感染症Covid-19のワクチンのマレーシアでの製造に関し、中国の北京科興中維生物技術(シノバック・ライフ・サイエンシズ)と合意書を交わした。
シノバック・ライフ・サイエンシズはシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)の傘下企業。
ファーマニアガのブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)への届け出によると、ファーマニアガは、シノバック・ライフ・サイエンシズが製造したワクチンをファーマニアガのマレーシア工場で充填し、独占的にマレーシア全土で供給する。
シノバック・ライフ・サイエンシズはまた、同ワクチンをマレーシアで独占的に製造・販売する権利をファーマニアガに付与した。

新規感染者数、5月までに約500人に減少=保健相

【プトラジャヤ】 アダム・ババ保健相は15日、国民が標準的運用手順(SOP)を順守することで、1日当たりの新規感染者数は5月までにおよそ500人まで減少するとの予想を明らかにした。
感染者1人が何人に感染を広げる可能性があるかを示す「基本再生産数(R0)」は2月28日時点で0.9だったが、14日は0.87に下がった。トレンガヌ州とペナン州以外のR0は1.0以下となった。しかしアダム大臣は、SOPを守らなければ再び1.0以上に上昇する可能性があるとし、SOP順守を呼びかけた。
感染者数がゼロもしくは少ないグリーン・ゾーンは2月28日から3月14日までの期間に6カ所から11カ所に増加した。レッド・ゾーンは42カ所から35カ所に減少し、イエロー・ゾーンは31カ所から37カ所に増加した。
ワクチンの接種についてアダム大臣は、2月24日から3月14日までに30万1,699人が米ファイザー-バイオNテック製ワクチンの初回接種を受けたと明らかにした。
州別ではセランゴール州が最多で3万6,163人だった。それに▽ペラ州(3万3,036人)▽サラワク州(3万1,527人)▽クアラルンプール(2万8,244人)▽サバ州(2万6,446人)▽パハン州(2万5,325人)▽ジョホール州(2万2,965人)▽ケダ州(1万8,539人)▽ペナン州(1万6,758人)▽クランタン州(1万5,411人)▽トレンガヌ州(1万4,137人)▽ネグリ・センビラン州(1万2,209人)▽マラッカ州(7,963人)▽ペルリス州(6,807人)▽プトラジャヤ(3,827人)▽ラブアン(2,342人)ーーの順となった。
一方で英アストラゼネカ製ワクチンについて、アダム大臣はマレーシアでは接種を実施すると強調。マレーシア国家医薬品管理局(NPRA)により条件付きですでに承認されており、その決断を信頼していると述べた。しかし欧州を中心に一時使用停止を取る国も出てきていることに触れ、血栓など様々な副反応について注意を払っており、事実を分析する必要があると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月16日、ベルナマ通信、3月15日)

シノバック製ワクチン、18日に接種開始へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種プログラム調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、18日に中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチン接種第一号になると明らかにした。
カイリー氏の地元であるネグリ・センビラン州レンバウ病院で接種を受ける予定。薬物管理局(DCA)は3月2日、シノバックと英アストラゼネカのワクチンに対する条件付き登録を承認している。
カイリー氏はまた、「MySejahtera」アプリを通じたワクチン接種申し込みについて139万8,494人が氏名や身分証番号などを入力しただけで健康アンケートや住所の入力などの登録手続きが不完全だったと指摘。「MySejahtera」に対して申請者を特定を進めるよう指示したことを明らかにした。
登録が完了した申請者には電子メールで通知が来るという。接種場所については、登録住所に基づいて指定されることになっている。