【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本政府観光局(JNTO)が発表した2022年8月の訪日者数統計(推計値)によると、マレーシアからの訪日者数は2,200人だった。2021年(182人)から12.1倍、前月(1,600人)から1.4倍となった。

JNTOによると、2019年同月比では88.9%減だった。新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の拡大により、マレーシアは日本政府による査証免除措置の停止の対象となっているが、観光目的の新規入国が条件付きで認められている。 一方で、マレーシア人の日本からの入国については、新型コロナ情報・追跡アプリ「MySejahtera」へのワクチン接種証明書の登録が推奨されている。なお、日本への直行便は、前年同月に比べて回復傾向にある。

1ー8月のマレーシアからの訪日者数は、前年同期比7.2倍の8,500人となった。
一方で、8月の世界全体の訪日者数は、前年同月比6.6倍の16万9,800人。年初8カ月では4.7倍の82万1,900人だった。

JNTOによると、日本政府が6月から外国人観光客について、旅行代理店等を受入責任者とする添乗員付きパッケージツアーの受け入れを再開したことで、訪日者数は5カ月連続で10万人を上回った。今後もJNTOは、各国の感染状況や出入国規制の変化、ウクライナ情勢による航空便への影響等を注視しつつ、インバウンドの本格的な再開に備えて、地域の受入環境整備と共にプロモーションなどに努めていく必要があるとした。