シャープ、イポーにオフィスとサービスセンターを開設

【クアラルンプール】 電機メーカー、シャープ(本社・大阪府堺市)のマレーシア現地企業シャープ・エレクトロニクス・マレーシア(SEM)は、ペラ州イポーにサービスセンター「ココロライフ・サービス」を併設した新オフィスを開設したと発表した。

「ココロライフ・サービス」は、全シャープ製品の修理、アフターサービスを行う施設。SEMは、全州に「ココロライフ・サービス」を設置する計画で、年内に9カ所の設置を目指している。

シャープは、会員アプリ「ココロライフ」を通じてカスタマーサポートを提供しており、登録機器の保証状況や部品価格の確認、サービスセンター予約、チャットでの相談などが可能。

シャープは今回のイポーオフィス開設を記念し、「ココロライフ」アプリをダウンロードして会員登録した先着100人にミステリーギフトをプレゼントするキャンペーンを実施する。ギフトはイポーオフィスで受け取れる。
(ザ・スター電子版、9月5日)

NTT、サイバージャヤで6カ所目のデータセンター開設へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本電信電話(NTT、本社・東京都千代田区)は、セランゴール州サイバージャヤに「サイバージャヤ6データセンター(CBJ6)」を開設する計画だ。

マレーシア投資開発庁(MIDA)とNTTが共同で発表した声明によると、CBJ6の投資額は5,000万米ドル。同社は昨年にも「サイバージャヤ5データセンター(CBJ5)」が完工しており、両データセンターを合わせた受電容量は22メガワット(MW)となる。
NTT リミテッド・ジャパンのサービス部の鈴木康雄データセンターサービス部門 は、アジア太平洋地域は同社の主要成長エリアとなっていると言明。同社の投資によりマレーシアのデジタル化促進やアジア太平洋地域における事業機会の創出に繋がるとの見解を示した。

アズミン・アリ通産相(兼上級相)は、NTTによる新たなデータセンター開設や通信ケーブルの建設事業を歓迎すると表明。NTTが掲げる2040年度までのカーボンニュートラル実現目標は、マレーシアが掲げる「2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを達成する」という目標を下支えするものとなるとした。またマレーシアは、国内生産量(GDP)におけるデジタル部門の貢献度を2025年までに22.6%に引き上げ、将来的にデジタル国家にするという目標も掲げていると言明。データセンターの設立は、それらの目標達成にも貢献し、事業機会創出にも繋がると見込んでいるとした。

 

ジェトロ、マレーシアの脱炭素事業会社の調査報告を公開

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、マレーシアにおける脱炭素ビジネスの担い手となる主要企業89社を紹介した調査レポート「マレーシア・カーボンニュートラル・キープレーヤー調査」を公開した。

同調査は、「2050 年までのカーボンニュートラル達成」を宣言するなど転換期にあるマレーシアで広がっている脱炭素ビジネスに関わる代表的な企業を、水素・アンモニア、自動車・蓄電池、物流、食料、資源循環、金融などの幅広い産業領域から紹介。▽エネルギー関連▽輸送・製造関連▽家庭・オフィス関連▽その他――の合計15に分類し各社の温室効果ガス排出量の管理・削減等の取り組み状況や、事業概要、日本企業との協業実績をまとめた。

ジェトロは同レポート公開に合わせ、9月12日に「マレーシアの脱炭素動向を掴む」と題するウェブセミナーを開催する。政府機関マレーシア・グリーン技術・気候変動公社(MGTC)のシャムスル・バハ最高責任者(CEO)、政府系電力会社テナガ・ナショナルのザマン・アハマド・コーポレートベンチャー部門長をスピーカーとして招き、マレーシア政府によるイニシアティブと、企業が取り組む脱炭素ビジネスに関する話を聞く(日本語字幕付き)。イベント詳細及びお申込みはこちら

日青協、りんご・ぶどう・ももなど6品目の売込みイベントを開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本青果物輸出促進協議会(日青協)は6日、りんご・ぶどう・もも・かんきつ・いちご・かき/かき加工品の青果物6品目を対象にした販売促進イベントをクアラルンプール(KL)市内で開催した。

「JAPANESE FRUIT. THE ULTIMATE GIFT」と題したメディア・イベントは、日青協が日本貿易振興機構(ジェトロ)・日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)と連携して、マレーシアとタイ、シンガポールの3カ国で実施しているもので、日本産青果物ならではの魅力とともに、高い品質を支える国内生産者の「クラフトマンシップ」について、現地メディアを通じて消費者に理解を深めて貰うのが狙い。日常、食するだけでなく贈答品や手土産として最適である事を提案した。

日本産果物のイメージビデオの上映、試食のほか、スーパーモデル・俳優のアンバー・チアさんをゲストに招いての日本産青果物魅力紹介トークセッションを行った。

日青協とJFOODOは今後、中秋節や春節にかけて、マレーシアでも人気が高い6品目に注力して、プロモーションを展開して行く方針。6品目の2021年における輸出額の9割を台湾、香港で占めており、マレーシアなど3カ国の合計比率は6%程度だが、更なる普及の可能性が期待される市場だという。

新型コロナの新規感染者数は1486人、病床使用率は71.2%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、5日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1,486人で、累計感染者数は479万2,942人となった。
新たに2,897人が回復し、累計治癒者は472万9,147人。死者数は4人で、累計3万6,249人となった。アクティブ感染者は、前日から1,415人減の2万7,546人。うち94.9%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、4.7%が医療機関、0.3%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は71.2%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,749万7,097人で、接種率は84.2%。1回目のブースター接種完了者は1,622万1,117人で、接種率は49.7%、2回目が47万4,333人で、1.5%だった。
新たに発生したクラスターは1件だった。ネグリ・センビラン州で確認した。感染者が出続けているアクティブなクラスター数は23件で、前日と変わらなかった。