ペタリンジャヤの「メガライズモール」、12月にオープン

【クアラルンプール】 PPBグループの不動産部門、PPBプロパティーズは28日、12月にオープンを予定しているセランゴール州ペタリンジャヤの新ショッピングモール「メガライズ・モール」を公開した。

「メガライズ・モール」は、住宅棟を含む39階建ての複合開発内の一部で、4階建て。約100店舗が入居可能。賃貸可能面積は合計14万2,000平方フィート(約1,600坪)で、約40%が飲食店専用エリアとなっている。高級スーパーの「ビレッジ・グローサー」とバドミントン コートの「マイケルズ・バドミントン・アカデミー」の他、1万3,584平方フィートの多目的スポーツホールも併設する。

ロー・エンフイ最高経営責任者(CEO)は、「メガライズ・モール」の完成はPPBプロパティーズの40年の歴史の中で重要な節目になると言明。経験豊富な店舗運営チームが運営し、ペタリンジャヤにおける最新のランドマークとして繁栄し続けることを約束するとし、近隣の社会経済状況を向上させることを望んでいると述べた。

PPBグループの不動産部門の今年第2四半期(4ー6月)の売上高は、新規販売などが貢献し、前年同期の2,300万リンギから4,700万リンギに倍増。今後も「メガライズ・モール」のオープンや来客数増加に伴う不動産部門の業績向上を見込んでいるという。
(エッジ、9月28日)

コニカミノルタ、マラッカ生産施設が社会的責任監査でプラチナ認定

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 コニカミノルタ(本社・東京都千代田区)は、マレーシアの複合機生産拠点がレスポンシブル・ビジネス・アライアンス(RBA)が行っている社会的責任監査で最高位であるプラチナ認定を取得したと発表した。

認定を獲得したのは、マラッカ州を拠点とするコニカミノルタ・ビジネステクノロジーズ(マレーシア)(BMMY)で、主力製品である複合機の生産を手掛けている。これまでの経験とICT・自動化・データサイエンスといったデジタルマニュファクチャリングを融合した「生産DX」をコンセプトとして生産体制を整備してきた。

RBAは世界の電子機器メーカーなど約200社で構成され、グローバルサプライチェーンにおける、労働、倫理、環境、安全衛生などの改善を進めている。コニカミノルタは2013年にRBAに加盟し、現在もメンバーとして活動している。RBAでは、これらの活動を評価するVAP監査プログラムを提供し、プラチナ、ゴールド、シルバーの3つの認定レベルを設定している。

ペッパーランチ、10月にキャメロンハイランドで新店舗開設

【クアラルンプール】 ステーキのファストフード・レストランを展開する日系ペッパーランチ・マレーシアは10月、新店舗をパハン州キャメロンハイランドにオープンすると発表した

ペッパーランチは2019年にマレーシア進出。ゲンティン・ハイランドのスカイアベニュー、シャアラムのセントラル・アイシティ・モール、クアラルンプールのKLイーストモールに出店している。さらなる事業拡大を目指し、同社は先ごろ日本国外で最多のペッパーランチを運営するインドネシア企業、ボガ・グループとの間で、マレーシアにおけるマスターフランチャイズ契約を締結。マレーシアでは5年以内に20店舗展開を目指している。

ペッパーランチは、顧客自身が加熱された鉄皿でステーキ肉を焼き上げるのが特徴。鉄皿は70秒で260度まで加熱でき、20分以上80度の高温を保つことができる。人気メニューは、サーロインステーキ、ビーフペッパーライス、チキンペッパーライス、ビーフ・アーリオオーリオ、チーズオムレツ・チキン、チーズオムレツ・ビーフなど。
(ザ・スター電子版、9月28日)

航空機内でのマスク着用義務も撤廃=カイリー保健相

【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は28日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大を防ぐために行われてきた航空機機内でのマスク着用義務を廃止すると明らかにした。最近の感染状況の評価に基づいて、航空機の換気技術などを考慮した。

カイリー保健相によると、保健省は航空機の換気レベル、高効率粒子吸収(HEPA)フィルターの使用、前向きの座席配置、定期的な機内消毒などの諸条件に関するリスク評価を実施した上で、欧州連合(EU)、英国、米国、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどの勧告に基づき廃止を決めた。

ただしマスク着用義務の廃止はマレーシア国内のみであり、国際線の往路便の場合は相手国が要求する場合には着用する必要がある。また発熱、咳、風邪などの症状のある人、高齢者、妊婦、慢性疾患や免疫力の低い人などの高リスクの人には引き続きマスク着用を奨励する。

マスク着用は新型コロナ感染拡大中の2020年8月に義務化されたが、今年5月からは屋外での着用義務は撤廃、さらに9月7日からは鉄道や飛行機、バス、タクシー、配車サービスを含む公共交通機関、病院やクリニック、介護施設、透析施設など医療施設内を除いて屋内でのマスク着用についても任意にすると発表していた。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、9月29日、マレー・メイル、9月28日)

新型コロナの感染者数は2445人、5日ぶりに2千人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、28日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2,445人となり、累計感染者数は483万7,005人となった。
新たに1,613人が回復し、累計治癒者は477万5,927人。死者数は2人で、累計は3万6,365人となった。アクティブ感染者は、前日から830人増の2万4,713人。うち95.4%が自宅、4.5%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は75.3%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,750万8,318人となり、接種率は84.2%。1回目のブースター接種完了者は1,623万5,497人で、接種率は49.7%、2回目が50万2,147人となり、1.5%だった。
新たに発生したクラスターはゼロ。感染者が出続けているアクティブなクラスター数は13件で、前日と変わらなかった。