【クアラルンプール】 通信大手の政府系テレコム・マレーシア(TM)は1日、携帯接続サービス「ユニファイ・モバイル」で5Gサービス第1期の提供を開始した。データ量は無制限で、プリペイド(前払い)、ポストペイド(後払い)双方の顧客が対象となる。

イムリ・モクタル最高経営責任者(CEO)は声明で、5Gは一般消費者や中小企業(MSME)向けサービスにおけるTMの優位性を強化するものだとし、5Gは現在、全国の33%以上をカバーしているが、300万世帯およびMSME40万社という顧客基盤を活かし、さらなる展開を目指すと言明。国内の光ファイバーネットワークの近代化や、自動化、仮想化技術を統合し、5Gサービスを支えるインフラを強化するとした。

TMは最近、企業の5G変革を目指すプログラム「5Gスフィア」を立ち上げ、39社のパートナー企業が参加している。5Gスフィアは政府と協力の上で、スマートシティ、スマートインダストリー、5G対応アプリなどの利用を加速し、より持続可能で包括的なデジタル社会・経済を実現するものだという。
(ザ・スター、11月2日、エッジ、ベルナマ通信、11月1日)