【クアラルンプール】 各種世論調査によると、11月19日に投開票が行われる第15回総選挙では、イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相率いる与党連合・国民戦線(BN)が多数派を占めるマレー有権者の多くの支持を得て、やや優勢に戦いを進めている模様だ。

選挙戦はBNとムヒディン ヤシン前首相が率いる国民同盟(PN)、アンワル・イブラヒム元副首相率いる野党連合・希望同盟(PH)の3政党連合が互いに候補者を出し合うと見られているが、トップ争いはBNとPHになる見通し。世論調査ではBNが優勢だが投票先を決めていない無党派層も多く、今後の行方次第では戦局が変わる可能性もある。

O2リサーチ・マレーシアのオンライン調査によると、1,105人の回答者のうち37%がBNの勝利を予想しており、PHが32%、PNが19%にとどまった。ただ「分からない」との解答も全体で12%に上り、BNが頼みとするマレー系有権者も19%が「分からない」と答えるなど不透明だ。

イルハム・センターの調査によると、1,622人の回答者のうちBNを選ぶとの回答は35%で最も多く、PHは18%、PNは12%となった。マレー系の46%がBNを支持しており、PN支持は16%、PH支持は13%にとどまっている。インド系でもBN支持が35%でトップだったが、華人ではPH支持が38%で最も高かった。一方でその他が14%、まだ決めていないとの解答が21%に上るなど、無党派層の行方がカギを握りそうだ。

どの政党連合も過半数を取れない場合については、O2リサーチの調査によると、BN支持者の80%がBNがいったん決別したPNと再び連立を組むことを望んでおり、PN支持者の81%が同様にBNとの再連携を求めている。一方、PH支持者の52%がPNと組むべき、47%がBNと組むべきと意見が分かれた。

イスマイル首相は、過半数が取れない場合には他の党派とオープンに連立交渉を行う考えを示している。PHは新興野党のマレーシア統一民主同盟(MUDA)と連携することを決めたが、マハティール・モハマド元首相率いる新たな政治連合「祖国運動」(Gerakan Tanah Air)やPNとは連携しない方針を示している。
(ザ・スター、11月2日)



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