UMWトヨタ、トヨタ車を2.52ー6.91%値上げ

【クアラルンプール】 UMWトヨタ・モーターは、売上・サービス税(SST)の減免措置が6月末で終了したことから、トヨタ車の販売価格を2.52ー6.91%値上げした。
「ヴィオス」は、「1.5J」が3.99%値上げの7万7,600リンギ、「1.5E」が3.64%値上げの8万5,600リンギ、「1.5G」が3.22%値上げの9万400リンギ、「1.5GR-S」が2.96%値上げの9万8,100リンギ。「ヤリス」は、「1.5J」が4.03%アップし7万3,800リンギ、「1.5E」が3.63%アップし8万3,300リンギ、「1.5G」が3.29%アップし8万7,600リンギ。「カローラ」では、「1.8E」の値上げ率が5.58%で13万888リンギ、「1.8G」が同5.49%で14万1,888リンギとなった。
「カムリ」は、「2.5V」が5.37%値上げの20万9,800リンギ。「イノーバ」は、「2.0G」が6.91%アップし13万3,800リンギ、「2.0X」が6.39%アップし14万1,880リンギ。「ラッシュ」は、「1.5G」の値上げ率が5.31%で9万3,000リンギ、「1.5S」が同5.57%で9万7,000リンギとなった。
「カローラ・クロス」は「1.8G」が4.31%値上げの12万8,303リンギ、「1.8V」が4.21%値上げの13万4,429リンギ、「1.8ハイブリッド」が2.52%値上げの13万9,991リンギ。「フォーチュナー」は、「2.4AT4×4」が6.33%アップし17万9,880リンギ、「2.8VRZ AT4×4」が6.42%アップし22万880リンギ、「2.7SRZ AT4×4」が5.96%アップし18万6,880リンギ。「ハリアー」の「2.0ラグジュアリー」の値上げ率は3.72%で25万9,000リンギ。「アルファード」の「3.5L」の値上げ率は3.89%で46万4,000リンギ。「ヴェルファイア」の「2.5L」の値上げ率は3.92%で38万2,300リンギとなった。
一方で、商用車「ハイラックス」「ハイエース」はSST減免措置の対象外だったことから販売価格の変更は行われなかった。
(ポールタン、7月12日)

三菱モータース(M)、オランアスリに太陽光発電設備を寄贈

【クアラルンプール】 三菱モータース・マレーシア(MMM)は、パハン州ロンピンにあるオランアスリ(先住民)の集落に太陽光発電設備を寄贈した。
MMMによる寄贈は、三菱自動車工業(本社・東京都港区)が、多様化する社会課題の解決に貢献するための社会的責任(CSR)活動として、地域社会、交通安全、環境、人の4つをテーマとして取り組む「三菱自動車社会貢献STEP活動」の下で実施。非政府組織(NGO)のグローバル・ピース・ファンデーションを通じ、高出力の太陽光パネルの設置を行った。
この集落では、これまでガソリン発電機で電力を確保していたが、大量の煙が出ること、子供達が呼吸困難や眼病になるリスク、竹など発火性の高い原料で作られた住宅に住んでいるため、火災になる危険性があった。今回、太陽光発電設備を設置したことで、火災や健康上のリスクを減らし、日没後も活動することができるようになったという。
(ポールタン、7月12日)

2021年の平均寿命は75.6歳、50年前から12年延びる

【クアラルンプール】 7月11日の世界人口デーに合わせて統計局が発表した声明によると、2021年の平均寿命が75.6歳となり、1970年の63.6歳から約12年延びた。
2020年のマレーシアの総人口は3,240万人で、2040年までに4,150万人に達すると見込まれている。2020年の人口増加率は1.7%で、1970年の3.6%から減速。2020年の合計特殊出生率(TFR)は1.7人で、1970年の4.9人から減少し、過去50年間で最低水準となった。
また年齢分布においても15歳未満の子供の割合が2020年は24%となり、1970年の44.9%から低下。労働年齢人口(15ー64歳)の割合は1970年は52.1%だったが、2020年には69.3%に上昇しており、2040年までに66.9%にさらに上昇することが予想されている。
モハメド・ウジル主任統計官は、高齢化が進行しており、今後2030年までにさらに進むと表明。定年後に備えて資金や健

マレーシア人口は推定3320万人、年率1.2%増加=国連

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 国連(UN)が11日に発表した報告書によると、マレーシアの人口は2010年時点での2,750万人から2022年には3,320万人に増加する見通しだ。2020年から2025年までの年平均増加率については1.2%と推定されている。

世界人口デーに合わせて国連経済社会局(UNDESA)が発表した「世界人口推計2022年版」によると、2022年におけるマレーシアの人口の世代別割合は0ー14歳が23%、15ー64歳が69%、65歳以上の高齢者が8%となっている。

女性1人当たりの出生率(合計特殊出生率)は1.9人で、2022年に生まれた男性の平均余命は75歳で、女性は79歳となっている。また2017年時点での妊産婦死亡率は出産10万件当たり29人となっている。
就学率については、初等教育の純就学率は99%だったが、初等中等教育は88%、高等中等教育は64%にとどまった。

新型コロナの新規感染者数は2345人、累計で460万人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、12日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2,345人で、累計感染者数は460万736人となった。
新たに2,384人が回復し、累計治癒者は452万9,201人となった。死者数は3人で、累計は3万5,819人。アクティブ感染者は、前日から42人減の3万5,716人だった。うち96.3%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.4%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は61.1%に上昇した
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,734万6,267人で、接種率は83.7%。1回目のブースター接種完了者は1,615万6,732人で、接種率は49.5%、2回目が17万4,457人で0.5%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は12カ所に減った。

6月予約開始のホンダ新型「HR-V」、納車待ち12カ月か

【クアラルンプール】 ホンダ・マレーシアが6月に予約受付を開始した、コンパクトスポーツ多目的車(SUV)「HR-V」の新型モデルは人気を博し、納車待ちが現在12カ月以上になっている模様だ。

自動車関連ポータルサイト「ポールタン」によると、売上・サービス税(SST)の減免措置を受けるための予約期限が6月末だったことから予約を急いだ人が多かった。「ポールタン」が入手したホンダ・マレーシアの社内メモでは、販売店に対し納車時期を明確に説明するよう伝え、ディーラーに対しては、過度な約束は避け、顧客が納車時期について常に最新情報を受け取れるようにするよう求めていたという。

SST減免措置が実際に適用されるには、6月末までの予約に加え、9カ月先である2023年3月31日までの車両登録が必要なため、納車遅れにより販売数が伸び悩む可能性がある。

新型HR-Vは、「人生を豊かにする」をグランドコンセプトとして開発され、洗練された外観やプレミアム感を持ちながら、日常生活に使える実用性を維持したモデル。発売開始は今年第3四半期の予定で、ハイブリッド車とガソリン車を用意。ハイブリット車にはHR-Vとして初めて2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」技術を搭載する。価格は未発表だが、「ポールタン」によると12万ー14万リンギ程度になる見込み。予約は、ホンダのWebサイトやアプリから受け付けている。
(ポールタン、7月7日)

マレーシアへの高級和牛の輸出額、円安で大幅増=大吉商店

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 近江牛の製造・販売を手がけている大吉商店(本社・滋賀県高島市)によると、マレーシアへの高級和牛の6月の輸出額の伸び率は前年同月比385%となった。
高級和牛の輸出額はマレーシアのみならず、アジア太平洋域全体で伸びて、台湾が175%、シンガポールが140%、フィリピンが220%、タイが110%、オーストリアが167%となった。

日本国内では、円安により、牛の飼料代が急騰、昨年と比べて2倍近い価格となっており、飼料代を販売価格に転嫁することも簡単ではないため、国内では多くの牛肉製造業者が利益を出せずにいるが、円安による苦境のなかで、海外で和牛を好む「富裕層」により輸出は好調で、サーロイン、リブロース、ひれといった「価格の高い部位」から売れているという。

大吉商店は、円安の前から、「販路のプレミアム化」「商品のプレミアム化」「生産者自身のプレミアム化」に取り組んできたことが奏功している。今後も近江牛の価値にこだわり、その素晴らしさを国内、そして海外に広めていくことにこれからも全力を注いでいく方針だ

起業支援のツクリエ、マレーシア企業10社の日本進出を支援

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 起業支援のツクリエ(本社・東京都千代田区)は、科学技術革新省傘下のマレーシア技術革新研究加速機関(MRANTI)と共催で、マレーシア企業向けアクセラレーションプログラム「グローバル・マーケット・フィット2022インジャパン」を4日から開始したと発表した。
同プログラムでは、マレーシア企業10社が約3カ月間に渡り日本市場について学びながら、ローカライズ、ビジネスマッチングなどを行い、マレーシア発イノベーション会社の日本進出を支援する。全4部に分かれ、「講義セッション」では日本市場や会社設立、ビジネス文化などを学ぶオンライン講義を行う。「構築セッション」ではメンタリングやビジネスマッチング・交流会をオンラインで実施。「デザインワークショップ」ではマーケット・フィット戦略を磨くワークショップをオンラインとマレーシアで現地開催する。最後の「検証セッション」では、メンタリングやビジネスマッチングの他、成果発表の場であるピッチイベントをオンライン&東京でリアル開催する。
参加するマレーシア企業は、▽教育・アニメ制作のポリタコ(カナロア・マレーシア)▽ハラル(イスラムの戒律に則った)食品のハジュジャー・アミナー・フード・インダストリーズ▽物流のルージスティック▽ゲームアプリのエンゲーム▽AI(人工知能)のネクスマインドAI▽スポーツアプリのゴー・コーチ・グローバル▽ヘルスケアのロカム・アップス▽ハラル・プラットフォームのシンクス・ソフト▽フィンテックのシンギュラー・テクノロジーズ▽DX(デジタルトランスフォーメーション)のアシスト・グローバル・テクノロジーズーー。
今後、ピッチイベントの視聴者募集なども行う予定で、参加マレーシア企業とのビジネスマッチングに興味のある日本企業からの問い合わせも受け付ける。

グラブ、国内長距離バス&フェリーの予約サービスを開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 配車&デリバリー&決済アプリ運営のグラブ・マレーシアは、主要都市間を結ぶ長距離バスとフェリーのオンライン・チケット予約「グラブ・インターシティ」のサービスを7日より正式に開始した。
交通サービスのスーパーアプリ化を手掛ける「Splyt(スプリット)」及びバス・フェリーの予約サイト「イージーブック(Easybook)」と提携したもので、マレー半島部11州・地域の主要都市及びシンガポール国内の30カ所を結ぶ1万5,000以上の路線をカバーする。現時点でフェリーはルム―パンコール間、メルシン―ティオマン間を取り扱っている。
既存のグラブ・アプリから利用できる。航空券予約サイトと同じ仕組みで、希望の旅行日を入力しするとバス会社、フェリー会社ごとに残席数と共に運賃が表示される。支払いはグラブのオンライン決済サービス「グラブ・ペイ」を使用する必要がある。

新型コロナの新規感染者数は2417人、病床使用率は60.6%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、11日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2,417人で、累計感染者数は459万8,391人となった。
新たに2,536人が回復し、累計治癒者は452万6,817人となった。死者数は5人で、累計は3万5,816人。アクティブ感染者は、前日から124人減の3万5,758人だった。うち96.6%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、3.3%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は60.6%だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,734万3,401人で、接種率は83.7%。1回目のブースター接種完了者は1,615万5,411人で、接種率は49.5%、2回目が16万7,242人で0.5%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は13カ所で、前日と変わらなかった。