【クアラルンプール】 クアラルンプール市政府(DBKL)は5日、雑貨店、コンビニエンスストア、中医薬局におけるハードリカー販売免許について、更新手続きの審査は進めているものの新規発行の凍結措置については依然として有効だと明らかにした。

10月に新たな委員会メンバーが任命された物品免許委員会(ELBKL)は、免許更新に関する審査のみを行っており、11月23日に開催された審査会合で承認された1,519件は全て更新案件で、新規発行はないという。
ELBKLのロナルド・プア新議長は先ごろ、規制を遵守している限り、ハードリカーの販売は許可されるとした上で、あくまで申請はケースバイケースで検討されると述べていた。

DBKLは2021年11月1日、酒類販売に関する新たなガイドラインを発表。ビールの販売時間や保管場所を制限したほか、食料雑貨店、コンビニエンスストア、中医薬局におけるハードリカー販売を禁止した。これを受けて華人の商工団体などが権利侵害だとして反発していた。
(ザ・スター電子版、ベルナマ通信、12月5日)