On 2025年5月22日2025年5月21日 by asiainfo Posted in 統計・調査 【クアラルンプール】 フィッチ・ソリューションズ傘下の調査会社、BMIはマレーシアの今年の国内総生産(GDP)増加率予想を5.0%から4.2%へ下方修正した。政府目標は4.5-5.5%。輸出減の懸念と投資の冷え込みが理由だ。 輸出は2、3月に増加したが、米政府の関税を回避するため電気・電子機器メーカーが前倒し輸出した結果で、輸出増の傾向が続くことはないとBMIは見ている。対米輸出の20%近くは半導体が占めており、これがマレーシアの脆弱性だという。 BMIは投資の減速も予想している。米トランプ政権の政策は世界の直接投資に影響し、投資家はデータセンター投資を減らすという。 マレーシア統計局によれば、建設投資の増加率は昨年第4四半期の23.1%(前年同期比)に対し今年第1四半期は16.6%に減速した。この傾向は続く見通しだという。 (ビジネス・トゥデー、マレー・メイル、5月20日)