【クアラルンプール】 プロトン・ホールディングスは、セランゴール州シャアラム工場からペラ州オートモーティブ・ハイテク・バレー(AHTV)にあるタンジョン・マリム工場に製造スタッフ1,400人を配置転換したと発表した。これによりシャアラム工場での40年にわたる車両生産は幕を閉じることになる。

プロトンは、シャアラム工場で生産された「サガ」の最終モデルが2025年9月30日にラインオフしたと発表した。これにより「サガ」の生産拠点は、「ペルソナ」、XシリーズSUV、「S70」セダンと共にプロトン初の新エネルギー車(NEV)組立工場も併設されたタンジョン・マリム工場へ移行することになった。

タンジョン・マリム工場は25万台の車両生産能力を有しており、エンジンとトランスミッションの機械加工、プレス加工、ボディ組立、塗装、トリムおよび最終組立という5つの主要生産セクションを統合。プレス加工部門にはマレーシア最大の機械プレス機、そして中国以外で初めて1.5 TGDiエンジンを生産する新しいエンジン組立ラインを備えている。中国・吉利グループの東南アジアにおける右ハンドル車輸出の主要拠点となることが期待されている。
(ザ・スター電子版、エッジ、ベルナマ通信、10月7日)