公務員・企業・国民にAI教育の機会、AWSがイニシアチブ

【クアラルンプール】 アマゾンウェブサービス(AWS)は4日、クアラルンプールで開いたイベントで「セマラックAIマレーシア」計画を開始した。公務員、企業、学生・国民が人工知能(AI)の知識・技術を身に付け、自分で解決法を開発できるよう後押しするための取り組みだ。

式典でジョハリ・アブドル投資貿易産業相は「AIの知識を地域社会、産業界、政府にもたらそうという試みで、AI基盤への投資を生産性改善など実際の経済的利益につなげるイニシアチブだ」と述べた。

計画は、AIネガラ、AIエコノミー、AIラクヤットの3本の柱で推進。AIネガラでは最多44万5,000人の公務員に、業務効率化プラットフォームの「アマゾン・クイック」へのアクセスを認める。調達データ、政策調査を支援する。

AIエコノミーではGDエクスチェンジ、VSTECSの協力の下、中小企業に「アマゾン・クイック」と、AIを活用したソフトウエア開発ツール「Kiro」を6カ月間無料で提供する。28年までに中小企業1万社の参加を目指す。AIラクヤットでは、学生、地域社会に対するAI・デジタル技術開発・実用技術教育を通じ、AI労働力を育成する。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ビジネス・トゥデー、エッジ、11月4日)

補助金なし「RON95」を4.27リンギに引き下げ、5日から

【クアラルンプール】 財務省は4日、5―11日の1週間の燃料小売価格を発表。レギュラーガソリン「RON95」の補助金なし価格を、前週の1リットル当たり4.42リンギから15セン引き下げ、4.27リンギとした。補助金適用外の「RON97」の価格は20セン引き下げ、4.90リンギから4.70リンギとなった。

補助金なし「ユーロ5 B10」および「B15」ディーゼルの小売価格は15セン引き下げ、5.27リンギから5.12リンギとする。「ユーロ5 B7」ディーゼル燃料も15セン引き下げ、5.47リンギから5.32リンギとする。

補助金付きの「RON95」の価格は1.99リンギ、「B10」および「B15」ディーゼル価格は2.10リンギで引き続き据え置く。

財務省は値下げの背景として、シンガポールでガソリンや軽油の在庫が増加するなど、地域の石油市場で供給が拡大したことに加え、ブレント原油価格が下落したことを挙げた。一方、中東情勢を巡る不確実性が、世界の石油価格の安定に対するリスク要因になっていると指摘した。
(ビジネス・トゥデー、フリー・マレーシア・トゥデー、11月4日)

新ミシュランガイド、日本人シェフの「ポタジェ」が初の一つ星

【クアラルンプール】 美食ガイドとして世界的に親しまれている「ミシュランガイド」の「クアラルンプール&ペナン2027」が4日、発表された。第5版となる今回は、新たに星を獲得したクアラルンプール(KL)の1軒を加え、一つ星として計9軒が選ばれた。KLのマレー料理店「デワカン」は唯一の二つ星を4年連続で維持。掲載店は計159軒で、KLが80軒、ペナンが79軒となった。

新たに一つ星に選ばれたのは、日本人シェフ堀内雅史氏によるフランス料理店「Potager(ポタジェ)」。2023年9月にKLの商業施設「バンブーヒルズ」に開業した。2025年から2年連続で「セレクテッド」に選ばれていた。堀内氏は店名について、フランス語で「自分の庭」を意味すると説明。マレーシア各地の農家から仕入れた多種多様な食材をメニューに取り入れており、提供してくれる農家への感謝の思いを語った。

そのほかの一つ星は昨年同様、KLが6軒、ペナンが2軒となっている。

また、価格以上の満足感が得られるレストラン「ビブグルマン」には、昨年から2軒多い60軒が選ばれた。KLの26軒に対し、ペナンが34軒と上回った。

ミシュランガイドの推奨店カテゴリーにあたる「セレクテッド」には89軒が選ばれた。インド系ムスリム料理店「ナシ・カンダー」2軒が初掲載されるなど、昨年から12軒増えた。
(ザ・スター、マレー・メイル、11月4日)