【シャアラム/ニューヨーク】 政府は中国の人工知能(AI)開発スタートアップ、
ディープシークはオープンソースの大規模言語モデル(LLM)
米国政府はバイデン政権末期に、安全保障上の脅威を理由に、
(エッジ、2月2日、ザ・スター、1月30日、ストレーツ・
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ディープシークはオープンソースの大規模言語モデル(LLM)
米国政府はバイデン政権末期に、安全保障上の脅威を理由に、
(エッジ、2月2日、ザ・スター、1月30日、ストレーツ・

第514回 2024年のマレーシアの貿易はどう変化したか:輸出編
マレーシアの2024年の輸出は前年比5.7%増の1兆5077億リンギとなり、前年の8.0%減からやや持ち直しました。ただ、これには「トランプ関税」に備えた第4四半期の駆け込み輸出が含まれており、今後どうなるかは予断を許しません。連載の今回と次回では、マレーシアの2024年の米中向けの貿易がどのように変化したのかを品目別に分析していきます。


表1,表2はそれぞれ2024年のマレーシアの対米国、対中国の輸出額を上位10品目を前年との比較でみたものです。2024年のマレーシアの対米輸出は前年比23.2%増加し、国別ではシンガポールに次いで2位となり、3位の中国を上回りました。アメリカ向け輸出が通年で中国を上回ったのは2008年以来16年ぶりとなります。
品目別にみると、全般的に大きく増加していますが、記憶装置・記憶媒体の輸出が2.8倍に増えているのが目立ちます。一方で、上位10品目で唯一減少しているのが半導体デバイスで22%減となっています。内訳を詳しく見ると、太陽光パネルモジュールが33.1%と大幅減、一方で未組み立ての太陽光発電セルが58.4%増となっています。ここからは、米国の太陽光パネルに対する制裁を回避するため、マレーシアから完成品ではなく部品を米国に送っていることが読み取れます。
一方、中国向けの輸出は前年比2.2%減となりました。対中輸出は大幅に落ち込んでいるわけではありませんが、減少が目立つのは輸出額1位の集積回路で、前年比15.6%減となっています。内訳を詳しく見ると、集積回路の完成品の輸出額は前年並みなのに対し、半導体の部品は前年比57.2%減と大幅に減少しています。これは、米中対立で中国産の半導体を米国に輸出することが困難になっていることで、その生産に用いる部材のマレーシアからの輸出が大幅に落ち込んでいると推測できます。
このようにみてくると、2024年のマレーシアの米中向け輸出の変化は、米中対立と米国の通商政策に敏感に反応してたものといえます。2025年はトランプ政権下でどのような通商政策が打ち出されるか不透明で、マレーシアの米中向けの輸出もそれに対応して大きく変化する可能性があります。
| 熊谷 聡(くまがい さとる) Malaysian Institute of Economic Research客員研究員/日本貿易振興機構・アジア経済研究所主任調査研究員。専門はマレーシア経済/国際経済学。 【この記事のお問い合わせは】E-mail:satoru_kumagai★ide.go.jp(★を@に変更ください) アジア経済研究所 URL: http://www.ide.go.jp |
【クアラルンプール】 ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)のムハマド・
昨年のIPOは55社で、資金調達額は計74億リンギ、
アブドル・ワヒド会長によると、
(ザ・スター、1月28日、ベルナマ通信、ビジネス・トゥデー、
【クアラルンプール】 インドネシアのプラボウォ・
会談後の共同記者会見でアンワル首相は、両国は防衛、石油・
プラボウォ氏は、
(ザ・スター、ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 営業活動代行などを手がけるブリッジインターナショナル(本社・
業務提携第1弾として扱うのは、エナジー・ソリューションズ(
EDXは2024年7月創業で、
【クアラルンプール=アジアインフォネット】 中央銀行バンク・ネガラ(BNM)による政策金利の3%
ほかのアジア新興国の利下げについて、
一方でマレーシアの場合、インフレは落ち着きを見せたものの、
さらに、プラス4.5―5.5%
【マラッカ】 通信省は、第5世代移動体通信(5G)
マラッカで開催された通信省の2025年戦略作業方針会議に出席
一方で通信省は5Gへのアップグレードを進める前に、
(ザ・スター電子版、ベルナマ通信、1月25日)
【ジョージタウン】 マレーシア民間航空局(CAAM)のデータによると、
PIAはサバ州コタキナバル国際空港(KKIA)を抜き、
またPIAは航空機発着回数が6万4,507回で、
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレー・メイル、
【ペタリンジャヤ=アジアインフォネット】 DKSHマレーシアは興和(本社・愛知県名古屋市)
DKSHマレーシアは、マーケティング・
DKSH(本社スイス)はアジアを中心に、

第892回:やりがい搾取(7)努力に見合った報酬が得られないと脳が混乱する
前回は、進化生物学のタームである「間接互恵性」がやりがい搾取や努力と報酬の不均衡(effort-reward imbalance, ERI)に関係する可能性があることを述べました。
一方、脳科学では、努力と報酬に関わる脳領域の解明が進められています。ERIモデルの支持者は、社会的交換の失敗による不平等の経験が脳の報酬回路、視床下部-下垂体-副腎軸を過剰に活性化し、体内のいくつかの調節システムにストレス過負荷の状態を引き起こす可能性があると主張しています。これと一致して、以前の研究では、努力と報酬の計算に関与する皮質-線条体ネットワークの障害が疲労と有意に関連していることが示唆されています。最近のメタアナリシスでは、より具体的に、補足運動野は努力と関連しており、腹内側前頭前野と腹側線条体は報酬の正味値から努力を引いたものと関連していることが示されています。同様に、最近の研究では、ERIが、左淡蒼球の灰白質体積の減少と、前頭前野、線条体、および小脳の機能的接続性の変化に関連していることも示されています。これらの研究は、ERIが、特に線条体において脳の報酬系を損ない、仕事へのモチベーションを低下させ、不健康な生活習慣を促進する可能性があることを示唆しています。
なぜ努力ではなく、努力と報酬の不均衡が心身の異常をもたらすのかについては直感的に理解し難いですが、このように、脳の報酬系が混乱を起こし不健康な行動への抑制が働かなくなると考えれば、生物学的に合理的な説明が可能です。
Kokubun, K. (2024). Effort–Reward Imbalance and Passion Exploitation: A Narrative Review and a New Perspective. World, 5(4), 1235-1247. https://doi.org/10.3390/world5040063
| 國分圭介(こくぶん・けいすけ) 京都大学経営管理大学院特定准教授、東北大学客員准教授、機械振興協会経済研究所特任フェロー、東京大学博士(農学)、専門社会調査士。アジアで10年以上に亘って日系企業で働く現地従業員向けの意識調査を行った経験を活かし、産業創出学の構築に向けた研究に従事している。 この記事のお問い合わせは、kokubun.keisuke.6x★kyoto-u.jp(★を@に変更ください) |