プロドゥア、大学向けカーシェアサービス事業を開始

【クアラルンプール】 ダイハツ系プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)は、大学を拠点としたカーシェアリングサービス「ユーカー」(UCar-e)を開始する。

新サービス開始にあたり、▽マレーシア北部大学(UUM)▽マレーシア・プトラ大学(UPM)▽マレーシア工科大学(UTM)傘下のマレーシア日本国際工科院(MJIIT)――の3機関と提携した。プロドゥアの車計50台が今月から段階的にキャンパス内の専用スペースに配備される。

各大学の学生と職員が対象で、キャンパス内の寮と講義室の移動などを想定している。アプリを通じて予約から返却まで可能となる。燃料管理やメンテナンスなども学生に任せる予定で、歩合制の報酬が支払われるという。

背景には、車両維持コストの上昇や、駐車スペース不足、交通渋滞などから、大学生らZ世代の自動車所有志向の変化が挙げられる。ザイナル・アビディン社長兼最高経営責任者(CEO)は、「所有からサービスベースの価値提供に重点を置いた『モビリティ・アズ・ア・ライフスタイル』戦略の一環」と強調した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、カーシフ、6月2日、発表資料)

第6次大規模太陽光発電入札が今年中に開始=副首相

【クアラルンプール】 ファディラ・ユソフ副首相兼エネルギー移行・水利転換相は、「第6次大規模太陽光発電(LSS6)」計画の入札が今年中に開始される見込みだと述べた。「LSS6」で目指す発電容量は2,000メガワット(MW)規模で過去最大規模となる。

再生可能エネルギーの拡大と並行して電力網の安定化を図るため、LSS6以降の太陽光発電プロジェクトすべてに蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)の設置が義務付けられる。

ファディラ氏は、マレーシアは段階的な導入計画の下、約2,000MWのBESS容量を目指しているが、この数値は将来の需要に応じて調整される可能性があると述べた。既に複数のプロジェクトが開始されており、最初の100MWプロジェクトは稼働を開始しているほか、次の段階では400MWのプロジェクトが現在開発中だという。

ファディラ氏は、電力の需給予測は6カ月ごとに見直され、発電計画が国のニーズに合致していることを確認していると述べた。需要が予想以上に増加した場合は、年間発電容量目標が調整される可能性があるという。
(ベルナマ通信、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、ザ・サン、エッジ、6月3日)

補助金なし「RON95」3.72リンギに引き下げ、4日から

【クアラルンプール】 財務省は3日、4―10日までの1週間の燃料小売価格を発表。レギュラーガソリン「RON95」の補助金なし価格を、前週の1リットル当たり3.92リンギから3.72リンギへ20セン引き下げた。

燃料補助金制度「ブディ・マダニ」適用外のハイオクガソリン「RON97」の価格も前週の4.65リンギから、4.35リンギに30セン引き下げた。半島部のディーゼルの小売価格についても、「ユーロ5 B10」および「B20」を4.87リンギから4.67リンギに20セン引き下げ、「ユーロ5 B7」ディーゼルも4.87リンギに引き下げた。

「RON95」の補助金付き価格は1.99リンギ、サバ州、サラワク州、ラブアンにおけるディーゼル燃料の小売価格は2.15リンギでそれぞれ引き続き据え置く。

今回、2週連続で全面的に値下げとなったものの、同省は「中東紛争が継続すれば、世界的な在庫減少と供給逼迫により、原油および石油製品価格に新たな上昇圧力がかかる可能性がある」と警戒感を示した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ビジネス・トゥデー、ザ・スター、エッジ、6月3日)

所得税査定に対する不服申し立て、オンラインで可能に

【プトラジャヤ】 所得税額に関する不服申し立てにオンライン方式が加わった。内国歳入庁(IRB)の1日の発表によると、1967年所得税法に基づき査定税額に対する不服や不服申し立ての期間延長を求める際、納税者はIRBポータルサイトMyTaxを通じ電子的に行うことができる。

これまでの、手作業による文書を使っての手続きからの転換であり、納税者はIRB窓口に足を運ぶ必要がなく、いつ、どこからでも不服申し立てが可能になる。ただし、キャピタルゲイン税、源泉徴収税、捜査活動に基づく査定に対する不服には、オンライン方式は使えない。

不服申し立て、または期間延長申請がどのような状態にあるかを納税者は知ることができ、申し立てが認められたか、却下されたかもオンラインで通知される。

企業、協同組合、信託、有限責任事業組合(LLP)など組織の場合は、取締役や組織管理者を通じ申し立てを行う。
(サ・サン電子版、エッジ、マレー・メイル、6月1日)

SNS利用に年齢確認を義務化、児童らのオンラインリスク軽減

【クアラルンプール】 ソーシャルメディア(SNS)事業者に対し、公的書類による利用者の年齢確認が6月1日から義務づけられた。1月に施行された「オンライン安全法2025」(ONSA)に基づくもので、16歳未満の子どものSNS利用が禁止される。

6月1日に施行されたのは、児童保護規約(CPC)とリスク軽減規約(RMC)。ONSA施行を受け、マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)が2月以降、業界関係者や市民社会団体などとの協議を経て策定した。16歳未満の登録禁止に加え、ポルノコンテンツ、金融詐欺などの有害コンテンツによるリスク軽減も目的としている。対象は、フェイスブックやインスタグラム、X、ティックトック、ユーチューブなどで、年齢確認などの義務を怠ったサービスプロバイダーは、最大1,000万リンギの罰金を含む制裁措置を受ける可能性がある。

今後、SNSのアカウント登録時にMyKad、パスポート、MyデジタルIDなどを通じた年齢確認が求められるほか、既存ユーザーに対しても6カ月かけて段階的な確認実施が予定されている。また16歳未満と特定された既存ユーザーは、アカウント停止などの措置が講じられる前に、写真や動画などのデータを保存するため1カ月の猶予期間が与えられるという。
(マレーシアン・リザーブ、ビジネス・トゥデー、エッジ、6月1日)

ジョホール州議会が解散、60日以内に選挙へ

【ジョホールバル】 ジョホール州のオン・ハフィズ・ガジ州首相は1日、同州議会を解散したことを明らかにした。同州のトゥンク・イスマイル摂政の同意を得て実施したもので、これにより60日以内に州議会選挙が行われることになる。選挙委員会(EC)が近く選挙日程を決定する。

本来の任期満了は2027年4月21日だったが、約10カ月前倒しで選挙が行われることとなる。ジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)などのインフラ計画の進展もあって国民戦線(BN)率いるオン・ハフィズ州首相は高い支持を得ており、前倒し実施で現職効果を最大化する狙いがあるとみられる。

2022年の前回州議会選挙では、統一マレー国民組織(UMNO)が中核となっている政党連合、国民戦線(BN)が56議席中40議席を獲得し、州議会で憲法改正が可能な3分の2の絶体多数を確保した。アンワル・イブラヒム首相率いる与党連合・希望同盟(PH)は12議席、野党連合・国民同盟(PN)とマレーシア統一民主同盟(MUDA)はそれぞれ3議席と1議席を獲得した。
(ザ・スター電子版、エッジ、ベルナマ通信、6月1日)

ソフトバンク、マレーシアなどで国際ローミングサービス拡充

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ソフトバンクは28日、マレーシアなどを対象とする国際ローミングサービスの拡充を発表した。

マレーシアでは今回、通信大手マキシスの5G(第5世代移動体通信)ネットワークが追加され、ユーザーは5Gにつながりやすくなる。パケット定額サービス「海外あんしん定額」(L、980円/24時間/3GB)などが利用できるという。

マレーシア以外では、インドネシアとトルコでVoLTE(4G音声通話)対応の国際ローミングなどが利用可能になった。

8月分燃料も確保見通し、RON95価格維持=アンワル首相

【クアラルンプール】 アンワル・イブラヒム首相は26日、国内の燃料供給について少なくとも7月末まで十分に確保されているとし、8月分についても供給可能との見通しを示した。

7月末までの供給確保は、アクマル・ナスルラー・モハマド・ナシル経済相が先に言及していた見通しを改めて裏付けたもの。これを踏まえ、燃料補助金制度「ブディ・マダニ」に基づくレギュラーガソリン「RON95」の補助金付き価格についても、1リットルあたり1.99リンギで維持すると強調した。

さらに同日夜には、アンワル首相はイランのペゼシュキアン大統領と電話会談を実施。ホルムズ海峡におけるマレーシア船舶の航行協力に対し謝意を示すとともに、イランが一日も早く平和を取り戻すことができるよう願っていると伝えたという。ペゼシュキアン大統領からは、二国間関係のさらなる強化に向け、テヘラン訪問の招待を受けたとし、「適切な時期に実現できるよう日程を調整したい」と応じたという。
(マレー・メイル、5月27日、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、ザ・バイブス、5月26日)

LRTアンパン/スリペタリン線チャンソウリン駅付近で脱線事故

【クアラルンプール】 故障などのトラブルが相次いでいる首都圏軽便鉄道(LRT)で、今度はアンパン/スリ・ペタリン線のチャン・ソウ・リン駅構内で6両編成の列車が脱線する事故が28日午前10時ごろ、発生した。

事故を起こした列車には25人が乗っていたがケガはなかった。ポイントの故障が脱線の原因とみられている。同駅はアンパン線とスリ・ペタリン線の分岐駅であったため、両線とも付近の上下線が不通となり、セントゥル・ティムール方面はプドゥ駅で、プトラジャヤ方面はバンダル・タシク・セラタン駅でそれぞれ折り返し運転、チェラス―バンダル・タシク・セラタン間とアンパン―パンダン・ジャヤ間はそれぞれシャトル運転となった。不通区間には代替バスが運行されている。

アンソニー・ローク運輸相は「極めて深刻な事故」と表現し、公共輸送機関を管轄するプラサラナ・マレーシアに対し「最大限の」懲罰措置を指示。同社の経営陣のいかなる者も責任を免れることはできないと警告した。公共陸運局(APAD)が事故調査を開始。運輸省は特別調査チームを設置した。

LRTアンパン/スリ・ペタリン線は1996年開業しその後も延伸を続けたが、老朽化が囁かれていた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、マレー・メイル、5月28日)

イオンモールKLミッドタウン、スシローやKOMEHYOが出店

【クアラルンプール】 イオン・カンパニー(M)は22日、クアラルンプール(KL)で今年第4四半期に開業予定のショッピングセンター「イオンモールKLミッドタウン」の主要テナントの一部を発表した。

今回明らかになったのは、回転寿司「スシロー」やブランド品リユース大手「KOMEHYO」の日系テナントのほか、「オリエンタル・コピ」「ドリー・ディムサム」「ヴェローナ・ヒルズ」といった飲食店など。主要テナントとして「イオン・スーパーマーケット」の出店も決まっており、今後、さらに追加発表される。

同モールは、イオン・カンパニーとして28番目のモールで、比較的中規模施設だが、日本人が多く住むモントキアラにも近く、都市型の小売・ライフスタイルハブとして期待されている。この日は現地見学会なども行われ、開発の進捗が順調であることなどが説明された。世古継敏社長は「この規模の開発は初めてとなるが、小売パートナーからの反応は非常に好調で、当社のプレゼンス強化に重要なものとなる」と述べた。

モールは複合開発「KLミッドタウン」の低層商業部分を占め、ホテル棟(ハイアットリージェンシー系、開業済)や住居棟とも直結。将来的には首都圏大量高速輸送(MRT)環状線(3号線)の駅とも結ばれる予定だ。
(ベルナマ通信、5月22日、ザ・バイブス、5月23日)