7月のマレーシア人訪日者数、前年比31.4%増の2.38万人

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本政府観光局(JNTO)が発表した2026年7月の訪日者数統計(推計値)によると、マレーシアからの訪日者数は2万3,800人となり、前年同月比で31.4%の増加となった。

夏場は訪日需要が落ち着く時期であり、また訪中旅行人気による需要の分散なども見られたが、それを上回る訪日人気の継続により、訪日外客数は7月として過去最高を記録した。 なお年初7カ月の累計は39万5,100人で、前年同期比15.5%増となった。

7月の世界全体の訪日者数は、前年同月比0.1%増の344万2,100人となり、7月として過去最高を記録した。韓国、インドネシア、メキシコなど17市場で7月として過去最高を記録した。台湾では単月過去最高を記録し、初めて70万人を超えた。

東アジアや欧米豪・中東を中心に多くの市場で夏季休暇に合わせた訪日需要の高まりが見られたこと等もあり、東アジアでは韓国、台湾、東南アジアではタイ、マレーシア、欧米豪では米国、フランスなどで訪日外客数が増加した。一方で、年初7カ月の累計は1.7%減の2,452万7,000人にとどまった。

ジェトロ、デジタル活用のハラル販路支援で参加企業募集

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール(KL)事務所は、デジタルを活用した日本企業のハラル(イスラムの戒律に則った)市場への参入支援事業を実施するにあたり、参加する日本企業を募集している。

同事業は2年目の取り組みで、中核となるのがハラル専門BtoBオンラインプラットフォーム「DagangHalal.com」へのジャパンパビリオン設置を通じた商談支援。昨年度は日本企業25社が参加し、33件の新規バイヤー発掘と、40件を超える商談につながったという。

また今年は、AI(人工知能)営業支援ツールを活用したバイヤー発掘・商談支援も展開。さらに、ジェトロとDagangHalal.comが協力して、バイヤー向けワークショップを開催し、オンラインとオフラインを組み合わせて商談につなげる。

対象は、ハラル認証取得済み、または取得予定の商品を持つ日本企業・日系企業。募集期限は28日で、定員は20社程度、参加無料となっている。詳しくはウエブサイト(https://www.jetro.go.jp/events/dne/12775fc3bb6c4d6d.html)。

セカンドハートとMRT、マレーシアで医療共同事業を開始

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 糖尿病重症化予防に取り組むセカンドハート(本社・京都市下京区)と、医療人材紹介などを手掛けるMRT(本社・東京都渋谷区)は17日、マレーシアで共同事業を開始すると発表した。

両社はこのほど、資本業務提携契約に関する基本合意書を締結した。今後、両社の海外におけるネットワークを活用しながら、医療関係者向けのカンファレンスなどを開催する。また、MRTはセカンドハートの第三者割当増資を499万円で引き受け、発行済株式の約1.33%を取得する。

マレーシアでは糖尿病が深刻な社会課題となっていることから、セカンドハートは、昨年設立した現地法人を通じ、足ケア管理アプリ「ステップライフ」を展開するなどしてきた。一方のMRTは、2024年にシンガポール拠点のMRTグローバル・マネジメントを設立するなど海外展開を本格化。ベトナムで同国最大級の医療人材プラットフォームを運営している

今回の提携を通じ、それぞれの事業基盤を相互活用しながら、まずは糖尿病性足病変の重症化予防を軸にマレーシアで共同事業を展開。マレーシアで蓄積した知見を東南アジア各国に広げ、同地域における医療サービスの発展と事業機会の創出を目指す。

印刷包装機械などの展示会がKLで開幕、日本企業も参加

【クアラルンプール】 国際印刷・製紙・包装機械展(IPMEXマレーシア2026)が12日、クアラルンプール(KL)のマレーシア国際貿易展示センター(MITEC)で開幕した。

展示会は隔年開催で、16回目の今年は「印刷パッケージの可能性」をテーマに、マレーシア企業124社と海外企業90社の計214社が出展。15日までの4日間で13,300人超の来場が見込まれている。LED・デジタルサイネージを扱う展示会「サイン・マレーシア」も同時開催される。

日本からはセイコーエプソン、ミマキエンジニアリング、コニカミノルタ、リコー、MUTOHなどが参加。高速デジタル印刷をはじめ、ラベルや包装、衣料品などへの印刷技術、環境負荷を抑えたインクや素材などが紹介されている。
(ザ・スター、8月12日、発表資料)

日本の農水産物輸出でマレーシア向けが10位、日本食普及後押し

【クアラルンプール】 農林水産省が発表した今年上半期(1―6月)の農林水産物・食品の輸出実績によると、マレーシア向けは178億円で、輸出額が多い国・地域の10位に入った。前年同期比では39.6%増で、上位10カ国の中で最も高い伸びとなり、13位から3ランクアップした。

マレーシアへの上半期輸出額は178億円で、うち農産物が129億円、水産物が48億円となった。

世界全体の輸出額は、上半期過去最高となる8,977億円を記録。1位は米国の1,626億円で、前年同期から216億円増えた。東南アジア諸国連合(ASEAN)では、ベトナムの6位がトップで、前年同期から139億円増の533億円となった。輸出重点品目では、緑茶がASEANなどで増加したほか、ブリなども伸びが大きかった。

こうした状況を踏まえ、日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール(KL)事務所の高野光一所長は国営「ベルナマ通信」の取材に対し、「マレーシアが東南アジアにおける日本の主要市場として重要性を増していることを示している」と説明した。また、電子商取引(EC)の普及や訪日旅行の広がりが日本食への需要を押し上げていると指摘した。

同事務所は7月、輸出支援プラットフォームの取り組みとして、日本食・日本食材の特別講義シリーズをテイラーズ大学で開始。4回の講義を通じ、フードサービス業界を担う次世代のシェフたちを対象に日本食・日本食材に関する正しい知識や魅力などを理解してもらい、将来的な需要創出や利用促進を図っている。

高野所長は「ハラル(イスラムの戒律に則った)食品への需要の高まりと消費者の所得増加を背景に、日本料理の普及がマレーシアへの日本農産物・水産物輸出をさらに後押しし、今後数年間でより多くの日本企業が食品サービス事業を展開すると予想している」と述べた。
(ベルナマ通信、8月9日、農林水産省発表資料)

イオンがウィーチャットペイと提携、電子決済を提供

【クアラルンプール】 イオン・マレーシアのマレーシア全土の店舗で、中国のテンセントが提供するメッセージングアプリに内蔵された電子決済機能、ウィーチャットペイが利用できるようになった。

マレーシア観光年(ビジット・マレーシア・イヤー)の今年、より多くの中国人観光客の呼び込みが狙いで、マレーシア政府観光局(ツーリズム・マレーシア)が後援している。イオンとウィーチャットペイとの連携は8月1日から1年間で、イオン店舗に掲出のキャンペーンツールにはビジット・マレーシア・イヤーのロゴが表示される。

キャンペーンの一環として、イオン店舗でウィーチャットペイを利用する客には優遇為替レートを提供する。またイオンを含むキャンペーン参加店舗でウィーチャットペイを利用する客は、抽選によりクーポンを手にすることができる。

ウィーチャットペイのベン・ヤン代表(東南アジア・北米担当)は「中国人旅行客が本国にいるのと同様に簡単、便利に支払える手段を提供する」と述べた。
(バイブズ・ドットコム、8月6日、マレーシアン・リザーブ、ビジネス・トゥデー、8月7日)

スズキ、中古車販売のカーサムと提携でナザ販売店で下取りも

【クアラルンプール】 スズキ・カーズ・マレーシアと中古車販売のカーサムは、独占公式下取りパートナーとして提携。独占販売代理店のナザ・イースタン・モーターズが展開する全国の正規販売店で、カーサムの下取りサービスが受けられるようになる。

今回の提携を通じ、下取り対象車の車両検査・査定などがスズキのディーラーで受けられるようになる。メーカーや車種を問わない。

カーサムの共同創業者兼グループ最高経営責任者(CEO)であるエリック・チェン氏は「提携を通じ、車の買い替えプロセスを簡素化し、より高い透明性と安心感を提供できるようになった」と述べた。提携を記念して特典キャンペーンも実施する。

スズキ・カーズ・マレーシアは先月、車両サブスクリプションサービスを手がけるFLUXとも提携。ナザが展開する販売店を通じ、新車販売に加え、サブスクリプションや下取りなど、顧客の車に関する選択肢の拡充を図っている。
(カーリスト、カーシフ、8月7日)

日本航空、KL―福岡線のコードシェア販売を開始

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本航空(JAL)は7日から、マレーシア航空が9月2日に就航を予定しているクアラルンプール(KL)―福岡線のコードシェア販売を開始した。

同線のコードシェア運航は、JALが7月から取り組むインバウンド(訪日外国人)の地方送客による地方経済活性化策の一環。コードシェア開始を記念し、通常のフライトマイルに加えて同数のボーナスマイルが積算されるダブルマイルキャンペーンも実施する。

同線は20年ぶりの再開で、MH56/JL7098便は月・水・金・土・日、KL発23時45分、福岡着は翌7時5分。MH57/JL7099便は月・火・木・土・日で、福岡発10時、KL着15時45分となる。

日産キックスeーPOWER、パトカーとして2カ月間の実証実験

【クアラルンプール】 日産の販売代理店エダラン・タンチョン・モーター(ETCM)は、日産の電動多目的スポーツ車(SUV)「キックスeーPOWER」をマレーシア王立警察(PDRM)に貸与し、概念実証(PoC)評価プログラムを実施する。

プログラムでは、パトカー仕様にしたキックスeーPOWER2台をPDRMに2カ月間無償で貸し出し、実際のパトロール業務で走行性能や実用性などを評価してもらう。

キックスeーPOWERは、外部充電を必要としないのが特徴。1.2リッター3気筒ガソリンエンジンを発電専用とし、電気モーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、走行はモーターのみで行う。2024年末にマレーシアで一般向けに発売され、VL(11万3,800リンギ)と、安全・運転支援装備などを充実させたVLT(12万1,800リンギ)の2グレードで展開している。現在は期間限定で最大2万2,000リンギを割り引くキャンペーンも実施されている。
(ビジネス・トゥデー、ポールタン、ジグホイールズ、モタオート、8月5日)

 

いすゞD-MAX、マレーシア市場シェア17.3%に上昇

【クアラルンプール】 いすゞマレーシアによると、今年第2四半期のピックアップトラック部門における「D-MAX」の国内シェアが前期比3ポイントアップの17.3%になった。3月に発表した2026年モデルが貢献したとみられる。

現在、D-MAXはプレミアムやスタンダード、シングルキャブなどのグレード、排気量や駆動方式などが異なる10バリアントを展開。最も売れているのは、ダブルキャブの「スタンダード4×4AT」(12万2,171リンギ)で36%を占めているという。

また、シングルキャブではマレーシア初のオートマチック四輪駆動モデルが好調なほか、全体的に2.2リッターターボディーゼルと8速トランスミッションを組み合わせた仕様が支持されているという。
(カーシフ、カー・オブ・マレーシア、8月3日)