ジェトロKLが日本食特別講義、テイラーズ大学で第1回開催

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール(KL)事務所は、農林水産物・食品輸出支援プラットフォームの取り組みとして、現地の調理学生を対象とした日本食・日本食材の特別講義の第1回を開催した。

将来マレーシアのホテルやレストランなど、次世代のフードサービス業界を担う未来のシェフたちを対象に日本食・日本食材に関する正しい知識や調理技術の習得、及び魅力を理解してもらい、日本食・ 日本食材の将来的な需要創出や利用促進を図るのが狙い。

開催場所はテイラーズ大学の調理学部「テイラーズ・カリナリー・インスティテュート」で、4回に分けて開催する。17日に開催された1回目では、在マレーシア日本国大使館の在外公館料理人である岳野基道シェフが登壇し、「日本食とは」をテーマにした総論講義を行った。テイラーズ大学の学生150人あまりが聴講し、質疑応答では「好きなマレーシア料理は?」、「みりんを使わない場合の代用調味料は?」、「どうすれば日本料理のようにユネスコ文化遺産に登録されるか?」といった質問が学生から寄せられた。

2回目以降の講義スケジュールと内容は、▽水産物(9月)▽和牛(10月)▽成果発表(11月)――となっている。第4回の成果発表では、チームに分かれて日本食材を使った料理のコンペティションを行う予定。

ららぽーとBBCCの交通ハブが正式開業、バス17社が運行開始

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 三井不動産が手掛ける「ららぽーとブキ・ビンタンシティセンター(BBCC)」のLG1階に位置する公共交通ハブ「ららぽーと・トランスポートハブ」(LTH)が16日、正式オープンした。高速バス利用者の都内でのアクセスを改善する。

公共陸運局(APAD)認定の交通ハブで、クアラルンプール(KL)市内中心部における高速バスの指定乗降地点の一つとして機能する。LTHに直結する軽便鉄道(LRT) やKLモノレールといった主要な公共交通機関ネットワーク、中距離オンデマンド乗合ミニバス(DRT)をシームレスに繋ぎ、訪問者や通勤客に便利な移動手段を提供する。

1日当たりのバス受け入れ能力は150台。当面はシンガポールを結ぶ国際高速バスとKL新国際空港(KLIA)を結ぶシャトルバスを運行する。最終的には30社が乗り入れる見込みで、すでに17のバス会社が運行を開始している。

LTHには大型バスが一度に11台入ることが可能なバス発着ベイとエアコン付き待合室が完備されているほか、自動券売機と発券カウンター、バス時刻表の表示システム(PIDS)、コインロッカーなどを備えている。「ららぽーとBBCC」内に位置することで、利用客は乗車前に小売店、飲食店などに直接アクセスできる。

これまでKLーシンガポール間を運行する高速バスは、「ベルジャヤ・タイムズスクエア」や「コーラスホテル」など、乗客が降車するに不適切な場所に停車していた。

薬局のアルプログループがニトリと戦略的提携、睡眠改善など支援

【クアラルンプール】 医療・薬局事業を展開するアルプロ・グループは、家具・インテリア用品大手ニトリのマレーシア法人、ニトリ・マレーシアと戦略的パートナーシップの覚書(MOU)を締結した。

提携では、健康には家庭環境も含めた予防医療が重要との考えのもと、アルプロの予防医療および地域社会の健康増進に向けたサービスと、ニトリの快適な生活環境づくりにおける専門知識を融合。第一段階として睡眠の質に焦点を当て、睡眠健康教育や快適な住環境づくりの提案に取り組んでいく。

10日に行われた調印式で、ニトリ・マレーシアのカントリーストアマネジャー、前澤勇太氏は「今回の提携を通じて、機能的で高品質な家庭用品を提供するだけでなく、健康的なライフスタイル習慣を促進し、睡眠と健康の重要性に対する意識を高めることでマレーシアの人々の生活をサポートしていきたい」と述べた。

アルプロ・グループは、薬局チェーンのアルプロ・ファーマシーなど国内に300以上の拠点を持つ。またニトリは2022年にマレーシアに初進出し、現在14店舗を展開している。
(ザ・イスカンダリアン、7月14日、発表資料)

コクヨ、29日からKLで開催の建築ビジネスイベントに出展

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 文具・オフィス用品大手のコクヨ(本社・大阪市北区)は、29日―8月1日にクアラルンプール(KL)で開催される建築ビジネスイベント「ARCHIDEX2026」に出展。最新のオフィス家具を通じた空間提案を行う。

ARCHIDEXは今年が25回目で、「The Bold Future」(力強い未来)をテーマに、約950社が参加し、約4万人の来場が見込まれる。マレーシア建築家協会などが主催し、マレーシア国際貿易展示センター(MITEC)で開催される。

コクヨは、マレーシアのデザイン事務所「シンクスケープ」がキュレーションを手がける特別企画ゾーン「World of Works (WoW)」に参画。多様な働き方に対応する「Any Way」シリーズや、新感覚チェア「ingCloud」など、変化に柔軟に対応する「アジャイルな働き方」に向けた商品を紹介する。

「100時間カレー」マレーシア1号店、KLのマイタウンに開業

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本発のカレー専門店「100時間カレー」のマレーシア1号店が11日、クアラルンプール(KL)のショッピングセンター「マイタウン」内にオープンした。

「100時間カレー」は、20種類以上のスパイスを独自に配合した欧風カレー専門店。2013年に東京・武蔵小山で開業され、日本国内では6月末時点で35店舗が展開されている。

運営するアークス(本社・東京都豊島区)によると、マレーシアではU-NEXTのグループ会社USEA(マレーシア)と提携して運営。マレーシアでは近年、「ジャパニーズカレー」の人気が高まっていることから出店を決めたという。イスラム開発局(JAKIM)基準を踏まえたレシピや調理動線の見直しなど、ハラル(イスラムの戒律に則った)対応を強化し、マレーシア市場に合わせた店舗づくりを進めていく。席数は38席。

同社はすでにフィリピン、インドネシアにも進出しており、今後さらに東南アジア諸国連合(ASEAN)展開を加速させていく方針。

シンコーポレーション、マレーシアのカラオケ企業の買収完了

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 カラオケ事業のシン・コーポレーション(本社・東京都港区)は9日、マレーシアでカラオケ施設を運営するオットツリー・エンターテインメントの株式取得を完了したと発表した。

シン・コーポレーションは日本国内で「カラオケBanBan」を約400店舗展開。今回の株式取得については、親会社のGENDAが2月、同社のカラオケ事業初の海外進出として発表していた。オットツリーは、「大嘴叭(Loud Speaker)」としてジョホール州などマレーシア国内で10店舗以上を展開している。

同社は「日本で育まれたカラオケ文化を、より多くの国・地域の人々へ届ける大きな一歩」としている。

三井不動産、スバン空港に航空貨物物流複合施設を共同開発

【スバン】 三井不動産グループは、マレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)と共同で新たな航空貨物物流複合施設を開発する。投資額は8,000万リンギで、三井不動産が70%、MAHBが残りの30%を出資する。2027年第3四半期の完成を予定しており、同年第4四半期の操業開始を目指す。

政府の包括的なセランゴール州スバン空港再生計画に沿ったもので、スバン空港にあるスバン・エアロテック・パーク内で、三井不動産(アジア)マレーシアとマレーシア・エアポーツ(スバン)の合弁会社であるMFMAインダストリアルが開発を手掛ける。

複合施設は1.78ヘクタールの敷地に建設される。延床面積約25万4,420平方フィート(約2万3,000平方メートル)を有し、複数のテナントの入居を想定し、多様な運用ニーズに対応できる設計となっている。

9日に開催された起工式に出席したアンソニー・ローク運輸相は、「今後、アジア太平洋地域のMRO市場は2030年までに600億米ドルを超える規模になると予測されており、大きな成長機会が見込まれる」とした上で、「拡大するこの市場で、より大きなシェアを獲得できるよう準備を整えなければならない」と述べた。
(ザ・スター電子版、マレー・メイル、ベルナマ通信、7月9日)

リバネス、ボルネオ海洋研究所と連携強化の意向表明書を締結

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 創業支援などを手がける「リバネス」(本社・東京都新宿区)は2日、マレーシア・サバ大学(UMS)のボルネオ海洋研究所と、海洋資源を持続的に活用しながら経済成長を目指す「ブルーエコノミー」の実現に向け連携を強化する意向表明書(LOI)を締結したと発表した。

LOIの締結は、6月4日にサバ州コタキナバルで開催された「サステナブル・アクアカルチャー・サミット2026」に合わせて行われた。サミットは、同社のマレーシア子会社リバネスマレーシアが主催する国際会議でブルーエコノミーをテーマに養殖業と海洋保全のあり方などを議論した。LOIを通じ、マレーシアや日本の研究者、スタートアップ企業による研究・開発や人材育成などに連携して取り組む。

またサミットには、陸上養殖システム開発のARK(本社・神奈川県平塚市)と、海洋環境の再現技術などを手がけるイノカ(本社・東京都文京区)も登壇。マレーシアでの共同研究などを強化していく方針を示した。

やる気カンパニーの海外1号焼き鳥店「よかよか堂」、KLに開業

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 やる気カンパニー(本社・東京都港区)は1日、「博多焼鳥よかよか堂」をクアラルンプール(KL)にグランドオープンした。

新店舗では、福岡・博多名物の鶏皮串などの焼き鳥をはじめ、水炊き、新潟県産コシヒカリを使った土鍋ごはんなどを提供する。和モダンを基調にした空間で58席を備える。営業時間は17―23時。

今回、同社として海外初店舗となる。マレーシアは日本食への関心が高いことから、昨年9月に現地法人「ヤルキ・マレーシア」を設立して準備を進めてきた。出店地はチョウキット地区の人気再開発エリア「ザ・ロウ」の一角で、隣接物件で2号店(焼肉業態)、さらに3号店(和食業態)の出店を計画している。

同社は2016年創業で、天ぷらや鉄板、おでんなどの業態ごとに複数のブランドを展開。今後、KLを拠点にさまざまな日本の食文化を届けていきたいとしている

スズキ初のEV「eビターラ」、マレーシアで発売

【クアラルンプール】 スズキ車の販売代理店、ナザ・イースタン・モータースは、電気自動車(EV)「eビターラ」を発売した。マレーシア市場におけるスズキ初のEVで、限定販売となる。

Bセグメント・コンパクトSUV「eビターラ」は、トヨタとの共同開発EVで、トヨタは「アーバンクルーザー」として4月からマレーシア市場に先行投入している。両車種の基本スペックはほぼ共通で、前輪駆動(FWD)仕様で、最高出力174PS、最大トルク193Nm、航続距離(WLTP)は426キロメートルとなる。

eビターラは六角形を強調したフロントデザインが特徴。ボディカラーは、セレスティアルブルーパールメタリック、ブルーイッシュブラックパールのほか、ブルーイッシュブラックパールとの組み合わせによる3種類のツートンカラーを加えた5色展開となる。

インドからの輸入完成車(CBU)。価格(保険料別)は18万8,000リンギで、「アーバンクルーザー」より1万リンギ安く設定されている。

eビターラは2024年11月に世界初公開されたスズキ初の量産EV。日本では今年1月から発売されている。
(ポールタン、6月26日)