トルクメニスタン航空、アシガバートーKLIA線を15日に就航

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 トルクメニスタンのフラッグキャリアであるトルクメニスタン航空は、15日から同国の首都アシガバートとクアラルンプール(KLIA)を結ぶ新路線を週2便で就航すると発表した。

使用機材はボーイング「777-200LR」型機。スケジュールは火曜日の「T5801」がアシガバート発午後3時30分発、KLIA着が翌午前2時40分着。 木曜日の「T5803」がアシガバート発午前5時10分発、KLIA着が6時20分着。復路は水曜日の「T5802」がKLIA発午前4時40分、アシガバート着が午前10時30分。木曜日の「T5804」がKLIA発午後6時20分、アシガバート着が翌深夜0時10分となっている。

トルクメニスタン航空は同日にアシガバートージッダ線も週3便で就航し、3月にはホーチミン線(週2便)、ミラノ線(週1便)も就航する予定だ。

国鉄の運賃オープン決済、システム開発2社がコメント

【クアラルンプール】 決済ソリューションのレベニュー・グループと交通系ソフトウエア開発のNSS・ITソリューションは、両社が開発し8日に運用開始されたマレーシア国鉄(KTMB)の運賃オープン決済システムについて共同声明を発表。両社の革新的ソリューションに基づく複雑なプログラミングとシームレスな後方処理がシステムを可能にしたと述べた。

同オープン決済システムが利用できるのは、KTMBコミューター線の首都圏クランバレーとマレー半島北部の80駅で、運賃決済の利便性を向上させるのが導入の狙い。乗客は自動制御ゲートでデビットカード、クレジットカード、電子ウォレットのいずれかを使用して支払いを行うことができ、決済は1ー5秒で完了する。

レベニュー・グループのテー・チーホー取締役は「多用途のシステムで、鉄道だけでなく多様な交通手段の決済に利用が可能」と述べた。NSS・ITソリューションのケニー・タン最高経営責任者(CEO)は「技術分野における協働の力を証明するプロジェクトで、我々の自動化運賃収受およびアクセス制御改札をレベニューの決済システムと統合した。安全で汎用性のあるシステムだ」と説明した。
(ベルナマ通信、2月9日)

ペナンLRT計画、鉄道橋で本土側を結ぶ予定=州首相

【ブキ・メルタジャム】 ペナン州で計画されている初の軽便鉄道(LRT、全長29キロメートル、総工費100億リンギ)について、チョウ・コンヨウ州首相は新設する鉄道橋を使って海峡を渡り、本土側のバターワースまで延伸することになると述べた。

チョウ氏によると、橋は海峡の北側に架設され、マレーシア国鉄(KTMB)のバターワース駅に隣接し、フェリーとバスターミナルがあるセベラン・ペライのペナン・セントラルまでを結ぶ。運輸省と事業母体のMRTコーポレーションは以前、ジョージタウンのいくつかのLRT駅を地下駅とし、後に海底横断トンネルを通じて本土側のセベラン・ペライを結ぶと発表していた。LRTプロジェクトは以前は州政府が主導していたが、昨年連邦政府が引き継ぎ、MRTコーポレーションが主導することになっている。

チョウ氏は、MRTコーポレーション側から最新の路線計画について明かされたと述べた上で、「交渉すべき技術的および財政的問題が山積していることを考慮すると、年内にプロジェクトが開始されれば早い方だ」と述べた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、2月13日)

ペニンシュラホテル、2028年までにコタキナバルで開業へ

【コタキナバル】 サバ州のハジジ・ノール首相は8日、コタキナバルのビジネス中心地区(CBD)に5つ星ホテル「ザ・ペニンシュラ・コタキナバル」が2028年までにオープンする予定だと明らかにした。客室数は800室。

ハジジ州首相によると、同ホテルの建設は、地元の不動産開発企業トリリウム・デベロップメントによる総合複合開発の一環。ザ・ペニンシュラ以外にも、4つ星ホテルやサービスアパート、高級住宅タワー、オフィス、ショッピングモール、商業施設、立体駐車場の建設が予定されている。敷地面積は14.89エーカー。

ハジジ州首相は、サバ州内には現在2万6,822室のホテルがあるが、観光客数が2022年の170万人から2023年には260万人へと急増しており、今後も成長が見込まれるため、新ホテルの建設は時宜を得ていると述べた。

サバ州内では、クラブメッド、アリラ・リゾート、インターコンチネンタル・ホテルズ&リゾーツ、アバニ・ホテル、クラウン・プラザ、フェアフィールド・バイ・マリオット、シェラトン・ホテルなどの新ホテルの建設が進行中で、3,000室以上が追加される見通しだという。
(ボルネオポスト、2月8日)

MASが鉄道とのセットチケット、ロンドン・ソウル便で提供

【クアラルンプール】 マレーシア航空(MAS)は、同航空ロンドン・ソウル発着便と英国・韓国の鉄道のセットチケット販売を開始すると発表した。

航空と鉄道利用を組み合わせたサービスを提供するカナダ系アクセスレールとの提携事業。ロンドンのヒースロー空港からはロンドン・ノース・イースタン鉄道およびアバンティ・ウエスト・コースト鉄道が利用でき、韓国では仁川国際空港から韓国高速鉄道が利用できる。

サービスの名称はMHレール。チケットはマレーシア航空のホームページ、またGDS(グローバル流通システム)加盟の旅行代理店で購入できる。GDSは世界中の航空会社、ホテル、レンタカーなどの予約・発券ができるコンピューターシステム。MASは既にアクセスレールとの提携を通じ、英グレートイースタン鉄道が利用できるサービスを導入している。

アクセスレールのアンドリュー・ポペスク副社長(事業開発担当)は「今後もMASとの協力を進め、マレーシア航空がさらに多くの目的地のセットチケットを提供し、顧客がシームレスなサービスを享受できるようにする」と語った。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月9日、エッジ、2月8日)

KLIA近隣に4つ星のイビスホテルがオープン

【クアラルンプール】 クアラルンプール国際空港(KLIA)近隣に4つ星エアポートホテル「イビス・スタイルズ・セパンKLIA」が1日、オープンした。「イビス」は、ホテルチェーンの仏アコーホテルズが展開するホテルブランド。

新ホテルは、KLIAから1.2キロメートル、無料シャトルバスで6分の距離にあり、現時点でKLIAに最も近い国際ブランドホテルとなっている。客室数は全229室。セパン地区で最大級のプールを有し、バイク愛好家のために特別にデザインされた10室のバイカールームも用意している。ダイニングレストラン、ロビー・バー、スパ、フィットネスセンターを備え、CSR(企業の社会的責任)の一環として、各部屋に自閉症のアーティストによる絵画も飾られている。
(ザ・スター電子版、2月8日、イビス・ホテル発表資料)

マレーシア国鉄コミューター線、オープン決済システムを導入

【イポー】 マレーシア国鉄(KTMB)は8日、コミューター線の一部の駅で、運賃オープン決済システムの稼働を開始した。事前にオンラインで座席を指定してキップを購入する高速電車運行サービス(ETS)は対象外。

運賃決済の利便性を向上させるのが狙いで、首都圏クランバレーとマレー半島北部の80駅で利用可能。乗客は自動制御ゲートでデビットカード、クレジットカード、電子ウォレットのいずれかを使用して支払いを行うことができ、決済は1ー5秒で完了するという。

イポー駅での立ち上げに同席したアンソニー・ローク運輸相は、2022年9月に首都圏クランバレーで始まったKTMB運賃支払いシステムの改修プロジェクトが、昨年末に1年余りの短い期間で完了したと言明。またホリデー・シーズンなどの繁忙期以外にもETSサービスの運行頻度を増やすことを検討していると述べた。

KTMBのスハイミ・ヤコブ最高経営責任者(CEO)は、2022年に220万人だったKTMインターシティ列車の利用者数が2023年には81%増の425万人となり、ETSとコミューター線もそれぞれ26.4%、15.3%増加したと明らかにした。
(ベルナマ通信、ザ・サン電子版、エッジ、2月8日)

国道の制限速度を時速80kmに引き下げ、春節で13日まで

【クアラルンプール】 春節前後の帰省・Uターンラッシュなどで交通事故の増加が予想されることから、公共事業省(KKR)は8日から13日まで、すべての国道の制限速度を暫定的に時速90キロメートル(km)から80kmに引き下げると発表した。

公共事業省は声明で、制限速度の一時的な引き下げは、安全性を強化し、ホリデーシーズンによく発生する交通事故のリスクを軽減するために政府が講じた安全監視措置の一環だと説明。春節休みに合わせて交通取り締まりと交通安全キャンペーンを実施すると述べた。

同省によると、期間中は交通の流れを乱さないため、緊急工事を除き重要ではない道路建設工事や保守工事は中止される。

これに先立ちアレキサンダー・ナンタ・リンギ公共事業相は、自家用車を対象に、8、9日について高速道路料金を無料にすると発表していた。
(ザ・サン、ベルナマ、フリー・マレーシア・トゥデー、2月7日)

ガムダランド、ジョホールバルに「ホライズンモール」を開設

【クアラルンプール】 ガムダの不動産部門ガムダ・ランドは、ジョホール州ジョホールバルのイスカンダル・プテリに15万平方フィートのショッピングモール「ホライズン・モール」を開設した。

ガムダ・ランドが開発するタウンシップ「ホライズン・ヒルズ」に居住する2万人および近隣のタウンシップの25万人を対象顧客としている。高級スーパーのビレッジ・グローサーやスターバックスがアンカーテナントとなっており、クリニックや各種レストラン、遊戯施設なども入居する。現在は一部オープンの状態で、全面開業は2026年の予定。

近隣には将来的に1,500人の生徒が通う予定のインビクタス・インターナショナル・スクールや78区画を有する小売エリアのホライゾン・スクエア、6,400人の会員が利用するホライゾン・ヒルズ・ゴルフ&カントリークラブなどがあり、安定した人通りが期待できるという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、プロパティ・グル、2月6日)

サイムダービーがハーツと提携、BMW製EVのレンタルを開始

【クアラルンプール】 BMW販売代理店のサイム・ダービー・オート・ババリアは、レンタカーサービスを提供する姉妹会社のサイム・ダービー・レンタカー(ハーツ・マレーシア)と提携し、BMW製電気自動車(EV)のレンタルを春節に合わせ開始する。

レンタルするのはBMW「iX」で、料金は1日550リンギ、1カ月5,500リンギから。オート・ババリアのヴィ・ティムジュアン代表は「増加する電気自動車利用を後押しする事業環境をハーツ・マレーシアと共同で構築する」と語った。

ハーツ・マレーシアのハルン・モハマド代表によれば、レンタル以外に、専属運転手、空港送迎などの付加サービスも提供する。首都圏クランバレー、ペナン、ジョホールバルのハーツ・マレーシア店がBMWレンタルサービスを提供する。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月7日、エッジ、ポールタン、2月6日)