ウォーターパーク「スプラッシュマニア」が1月にオープン

【クアラルンプール】 ガムダの不動産部門ガムダ・ランドは11月30日、セランゴール州のタウンシップ「ガムダコーブ」内で、ウォーターパーク「スプラッシュマニア」を来年1月オープンすると明らかにした。現在の工事進捗度は95%。

面積18エーカー(7.28ヘクタール)の「スプラッシュマニア」は、マレーシア労働安全衛生局、米国材料試験協会、国際遊園地・アトラクション協会、テュフ・ノード規格などの安全基準を順守したウォータースライダー24台、アトラクション15台を備える。全長78メートルのマルチメディア・アンド・オーディオ・ウォータースライダー「シャカ・ワカ」は、各自がカスタマイズできるLEDライトを備え、「ワイルドラッシュ」は、カーブやループを組み合わせ、水深3.35メートルのプールに飛び込むもの。「アトランティスVR」では、バーチャル・リアリティのヘッドギアを装着し「失われた街アトランティス」の中を250メートルにわたり探検できる。専用アプリも導入し、事前入場予約やマップ機能を使ったパーク内移動、飲食物の事前注文を可能にする予定だ。年間訪問者数は80万人を想定している。

周辺の湿地帯との調和を配慮して敷地の70%を緑地とする他、太陽光発電設備の導入、約1,500本の植樹、飲食業者による100%リサイクル可能な材料を使用して環境に配慮する。またウォーターパーク隣接地には商業施設を開発する。100店舗のテナントが入居可能な「タウンスクエア」の現時点でのテナント入居率は80%。また、「アークハイブ」は飲食に特化した施設になるという。

「ガムダコーブ」は、セランゴール州南部に位置する総面積1,530エーカーにおよぶタウンシップ開発で、住宅や商業施設、レクリエーションやレジャー施設などで構成されている。
(エッジ、11月30日)

星パンパシフィック、サービススイートをブキビンタンに開設

【クアラルンプール】 星パン・パシフィック・ホテル・グループは1日、クアラルンプールのブキビンタンに高級サービスアパート「パンパシフィック・サービススイート・クアラルンプール」をオープンした。

25階建て、客室数210室。客室は1ー2ベッドルームで、浴室にはレインシャワーを有し、アメニティをバルマンで統一するなど、モダンで洗練された空間となっている。会議室、ビリヤード台やテーブル・フットボール台などのレクリエーション設備付きのリビングルーム、朝食やドリンクを終日提供するパシフィック・ラウンジ、フィットネスセンター、屋上プール、スパ、屋上ガーデンテラス、ラウンジ・バー、レストランなどの付帯施設も備える。

利用者として長期滞在者を想定しているが、1泊からの利用も可能。同グループが6月にオープンしたホテル「パークロイヤル・コレクション・KL」に隣接している。
(ホスピタリティネット、11月29日、パンパシフィック・ウェブサイト)

代替肉の印尼グリーンレベル、マレーシアに進出

【クアラルンプール】 代替肉のインドネシア新興企業であるグリーン・レベルは11月29日、マレーシアへの進出を発表した。来年第1四半期までに国内500店舗での販売を目指す。

マレーシアでは、首都圏のビーガン(完全菜食)料理店のヒジャウ・クアラルンプール、ベジタリアン料理店のハングリー・タピールやクラウン・コロニー、ビーガン・ベーカリーのビクトグッド、食料品店のアトラス、ビーガン・ディストリクト、タノシイ・マート、シンプリー・グッドフードなどで販売する。

ヘルガ・アンジェリーナ・トジャージャディ共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は発表会で、マレーシアの消費者は強い風味を持つ新商品を好むことで知られているため、新たな進出先として決めたと説明。地元レストランと提携し、ビーフ・レンダンやサテなどの人気料理をはじめ様々な料理にアレンジしていくと述べた。

同社は、2020年9月にインドネシアで創立。一般消費者および飲食店向けに、チキンやビーフ風の代替肉の他、マッシュルームのハンバーガー・パティやグルテンフリーで牛乳を使用していないチーズなど、高タンパク、高繊維でありながら、飽和脂肪を最大50%、カロリーを30%カットし、コレステロールをゼロにするなど、高い栄養価の商品を提供している。今年3月にシンガポールに進出し、年内にフィリピン、ベトナムにも進出する計画だ。
(ベルナマ通信、11月29日)

新興格安航空会社MYエアライン、12月1日にクチン線など就航

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新興格安航空会社のMYエアラインは12月1日より、クアラルンプール国際空港の格安航空専用ターミナル(KLIA2)とランカウイ、クチン、コタキナバルの3路線を同時就航すると発表した。

ランカウイおよびコタキナバル線は1日2往復の運航で、クチン線は1日のみ1往復運航し、2日より2往復とする。また年末の祝祭シーズンに向けて23日からは、クチン、コタキナバル線を1日3往復に増便する予定だ。使用機材はエアバス「A320」型機で、全180席。

就航を記念して11月26ー30日にかけて割引キャンペーンを実施する。運賃はランカウイ線が48リンギ、クチン線が68リンギ、コタキナバル線が88リンギから。

同社は、コタバル、ペナン、シブ、タワウ、ミリ、アロースター、トレンガヌなどへ各都市の就航も計画しており、当局から運航許可が下り次第運航する予定だ。

レイナー・テオ共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は、国内の路線の増便も計画しているが、早くて来年第2四半期をめどに東南アジア諸国連合(ASEAN)間の運航も予定していると述べた。

ニトリがマレーシア4号店、ワンウタマにオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ニトリホールディングス(本社・北海道札幌市)は24日、マレーシア4号店をセランゴール州ペタリンジャヤの「ワンウタマ・ショッピングセンター」にオープンした。ニトリグループとしては866店舗目の出店となる。

店舗名は「ニトリ・ワンウタマ・ショッピングセンター店」で、売り場面積は約619坪。センターコートのレベル1に位置し、営業時間は日ー木曜日が午前10時から午後10時、金ー土曜日は午前10時から午後10時30分。

ニトリはマレーシア国内においてクアラルンプール(KL)の「ららぽーとブキ・ビンタンシティセンター(BBCC)」と「パビリオン・ブキジャリル」、セランゴール州プトラジャヤの「IOIシティモール」に出店しており、今後はジョホール州ジョホールバルで2店舗の出店を計画している

ニトリは、「住まいの豊かさを世界の人々に提供する」というロマンを実現するため、今後も積極的に海外展開を進めていく方針だ。

MRTプトラジャヤ線第2期、最終試運転を22日から開始

【クアラルンプール】 首都圏大量高速輸送(MRT)プトラジャヤ線第2期(カンポン・バトゥ—プトラジャヤ・セントラル間)は、来年1月の開業に向け、11月22日から12月18日まで最終試運転を実施する。

ラピッド・レールによると、試運転はMRTプトラジャヤ・セントラル駅からクワサ・ダマンサラ駅まで実施する。試験運転を行う列車は第1期の全駅にも停車するが、乗客は乗せない。試験運転に伴い、第1期の運行間隔も変更になる。ピーク時で8分、ピーク時以外で12分間隔となり、通常よりも運行間隔が長くなるという。詳細については、ラピッドKLのカスタマーサービスに問い合わせるか、ソーシャルメディアで確認できる。
(ザ・スター、11月22日、エッジ、ポールタン、11月21日)

新興格安航空会社のMYエアライン、12月に運航を開始

【クアラルンプール】 新興格安航空会社のMYエアラインは、12月に運航を開始できる見通しであることから、数週間内に予約受付を開始すると明らかにした。

レイナー・テオ共同創業者兼最高経営責任者(CEO)によると、マレーシア航空委員会(MAVCOM)より11月15日に航空委員会から航空運送サービス許可を取得したことから、国内線運航許可の申請を行い、承認され次第、運航を開始する予定だ。クアラルンプール国際空港の格安航空専用ターミナル(KLIA2)を拠点に、リースしたエアバス「A320」型機3機を使用して運航する。今後5年後で50機を運航することを目指すという。

テオCEOは、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大の影響について、機体のリース料金を交渉できたなどの利点も多いと説明。また顧客とのやりとりでは、人工知能を活用した自動会話プログラムである「チャットボット」は利用せず人を介したやりとりを大切にするとした上で、効果的なコミュニケーションと取りたいと抱負を示した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、11月21日)

KLIAの入国自動ゲート、外国人長期滞在者も正式利用開始

【セパン】 出入国管理局のカイルル・ザイミー・ダウド局長は15日、クアラルンプール国際空港(KLIA)の自動入国検査システムについて、長期滞在ビザを所有する外国人も15日付けで正式に利用可能になったと発表した。

自動入国検査システムはマレーシア入国時に自動化ゲートで本人確認を行うもので、入国審査カウンターの前に長時間並ぶ必要がなくなる。マレーシア国民のみを対象としていたが、9月から長期滞在ビザを所有する外国人を対象に試験導入。これまで外国人1,910人が自動化ゲートを利用して入国したという。

自動化ゲートが利用できる外国人は、永住者や就労、学生、配偶者、マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)などのビザ所有者。観光・出張などでのビザなし短期滞在の場合は利用できない。また、自動化ゲートはICチップ付きパスポートのみ読み取り可能となる

カイルル局長は、自動化ゲートの正式導入により、KLIAの混雑緩和が期待できるとし、外国人180万人以上が恩恵を受けると言明。セキュリティ面に関しては、ブラックリスト掲載の外国人に対してはゲートが開かず、また、周囲に入国審査官が配置されていることから問題ないとした。さらに、KLIAに加え、シンガポールとの国境であるジョホール州の税関・出入国管理局・検疫(CIQ)施設でも自動化ゲートの導入を検討しており、12月頃に導入を発表できる可能性があるとした。シンガポールとの往来をスピードアップすることによりビジネス部門に貢献することが期待できるという。

カイルル局長によると、4月1日の国境再開後、マレーシアに入国しようとした外国人の総数は1,040万45人。そのうち、入国を拒否された外国人は5万769人だった。
(エッジ、ベルナマ通信、11月15日)

マレーシアで非接触決済「グーグルペイ」が利用可能に

【クアラルンプール】 米グーグルは15日、非接触型決済サービス「グーグルペイ」がマレーシアで利用できるようになったと発表した。マレーシアは、グーグルペイが利用できる45カ国目となる。

アンドロイド端末やウェアOS搭載のスマートウォッチで、「グーグル・ウォレット」アプリを利用した支払いが可能となる。アイフォンやアップルウォッチは対象外。対応する銀行・カードは現状、▽CIMB(マスターのクレジットカードのみ)▽ホンリョン・バンク(ビザのクレジットカード、デビットカード、マスターのクレジットカード)▽ホンリョン・イスラミック(マスターのデビットカード)▽パブリック・バンク(ビザのクレジットカード、デビットカード)ーーとなっている。HSBCとHSBCアマナ(いずれもビザとマスターのクレジットカード)も今後数カ月以内に対応する予定。ショッピーやエアビーアンドビーなど、決済手段にグーグルペイが選択できるサイトでのオンライン決済も可能となる。

また、グーグル・ウォレットには航空会社アプリで購入した搭乗券を追加できるが、エア・アジアが対応済みで、マレーシア航空も今後数カ月以内に対応する予定。搭乗券をグーグル・ウォレットに追加すると、出発時間や搭乗ゲートの変更があった場合に通知を受け取ることができる。

マレーシアでは非接触型決済の導入が進んでおり、今年8月には米アップルの「アップルペイ」が利用可能となっていた。
(ザ・サン、11月16日、ザ・スター電子版、エッジ、ソイチンチャウ、11月15日)

ギネスビールが国内初の飲食店、パビリオンKLにオープン

【クアラルンプール】 アイルランドのビールブランド「ギネス」は10日、クアランルンプール(KL)のショッピングモール「パビリオンKL」に国内初となるバー・レストラン「アーサーズ・ストアハウス」をオープンした。

ドリンクでは、ビールのほか、「ギネス・フォーリン・エクストラ・スタウト」とイタリアのスパークリングワイン「プロセッコ」をミックスした「ブラック・ベルベット」など、ギネスを使ったカクテルやギネス・アカデミーの指導により自分でギネス・ビールの完璧な注ぎ方を学び、自分の名前が刻まれたオリジナル・ギネスグラスを持ち帰れる特別メニューなどを用意。フードは、自家製ギネスソースで焼き上げたBBQホット・ウィング、ギネス熟成リブアイステーキ、ギネス・シェパーズパイなど、ギネスを使用した限定料理やアジア料理、デザートなどを用意する。

店舗内ではダブリンから輸入したギネス・グラス、ギフトセット、マグカップ、トランプ、パズル、マグネット、キーホルダー、ボトルオープナーなどのグッズやギネス・チップス、ソース、チョコレート、ファッジ、トリュフなどを販売する。
店舗の内装は、ダブリンのストアハウスのような高級感のある、ダークトーンでまとめ、ギネスの歴史を紹介する壁や写真コーナー、バー・ダイニングエリア、ラウンジを備える。営業時間は毎日正午から深夜12時まで。
(ラキヤット・ポスト、バイブス、11月13日)