独クナウスタバート、キャンピングトレーラー2種の型式認証取得

【クアラルンプール】 大手レクリエーション車(RV)メーカーの独クナウス・タバートは11月29日、キャンピングトレーラーの「スポーツ500」と「ズドビント450」について、東海岸経済地域開発委員会(ECERDC)から型式承認(VTA)を取得した。

VTAにより2モデルの販売・流通が可能となった。ECERDCによると、当初は輸入完成車(CBU)で開始し、将来的にはセミ・ノックダウン(SKD)や現地組立(CKD)への切り替えも検討する。パハン州での組立施設設立について議論を行っているが、操業開始までには2年以上を要する見込みだ。販売方法について、リースやレンタルなども検討しているという。

ECERDCのバイドザウィ・チェ・マット最高責任者(CEO)は証書授与式で、クナウス・タバートのRV型式承認はECERDCにとり画期的であり、国内RV産業の成長を促進し、ECER地域で雇用や起業機会の創出につながると言明。別途、ECER内でのRVキャンピングパーク設立も進めており、現在候補地を選定しているところだと述べた。

国内RV産業は発展途上で、国内でのRV登録台数は742台。バイドザウィCEOは、今回の承認によりマレーシアでキャンピング文化を根づかせ、海外から旅行者やRVファンを呼び込む第一歩となることを期待しているとした。
(ポールタン、11月30日)

ウォーターパーク「スプラッシュマニア」が1月にオープン

【クアラルンプール】 ガムダの不動産部門ガムダ・ランドは11月30日、セランゴール州のタウンシップ「ガムダコーブ」内で、ウォーターパーク「スプラッシュマニア」を来年1月オープンすると明らかにした。現在の工事進捗度は95%。

面積18エーカー(7.28ヘクタール)の「スプラッシュマニア」は、マレーシア労働安全衛生局、米国材料試験協会、国際遊園地・アトラクション協会、テュフ・ノード規格などの安全基準を順守したウォータースライダー24台、アトラクション15台を備える。全長78メートルのマルチメディア・アンド・オーディオ・ウォータースライダー「シャカ・ワカ」は、各自がカスタマイズできるLEDライトを備え、「ワイルドラッシュ」は、カーブやループを組み合わせ、水深3.35メートルのプールに飛び込むもの。「アトランティスVR」では、バーチャル・リアリティのヘッドギアを装着し「失われた街アトランティス」の中を250メートルにわたり探検できる。専用アプリも導入し、事前入場予約やマップ機能を使ったパーク内移動、飲食物の事前注文を可能にする予定だ。年間訪問者数は80万人を想定している。

周辺の湿地帯との調和を配慮して敷地の70%を緑地とする他、太陽光発電設備の導入、約1,500本の植樹、飲食業者による100%リサイクル可能な材料を使用して環境に配慮する。またウォーターパーク隣接地には商業施設を開発する。100店舗のテナントが入居可能な「タウンスクエア」の現時点でのテナント入居率は80%。また、「アークハイブ」は飲食に特化した施設になるという。

「ガムダコーブ」は、セランゴール州南部に位置する総面積1,530エーカーにおよぶタウンシップ開発で、住宅や商業施設、レクリエーションやレジャー施設などで構成されている。
(エッジ、11月30日)

星パンパシフィック、サービススイートをブキビンタンに開設

【クアラルンプール】 星パン・パシフィック・ホテル・グループは1日、クアラルンプールのブキビンタンに高級サービスアパート「パンパシフィック・サービススイート・クアラルンプール」をオープンした。

25階建て、客室数210室。客室は1ー2ベッドルームで、浴室にはレインシャワーを有し、アメニティをバルマンで統一するなど、モダンで洗練された空間となっている。会議室、ビリヤード台やテーブル・フットボール台などのレクリエーション設備付きのリビングルーム、朝食やドリンクを終日提供するパシフィック・ラウンジ、フィットネスセンター、屋上プール、スパ、屋上ガーデンテラス、ラウンジ・バー、レストランなどの付帯施設も備える。

利用者として長期滞在者を想定しているが、1泊からの利用も可能。同グループが6月にオープンしたホテル「パークロイヤル・コレクション・KL」に隣接している。
(ホスピタリティネット、11月29日、パンパシフィック・ウェブサイト)

ジップインフラストラクチャーとUSM、基本合意契約を締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 自走式ロープウェイ「ジッパー」を開発しているジップ・インフラストラクチャー(本社・神奈川県秦野市 )は11月30日、マレーシア科学大学(USM)との間で、マレーシアにおける「ジッパー」の導入検討に必要なシステム安全性、導入路線の事業経済性、技術拡張性の研究・調査支援を目的とした基本合意契約を締結したと発表した。

ジップ・インフラストラクチャーが開発する「ジッパー」は「低コスト、自動運転、自由設計」を特徴として、従来モノレールの半分の輸送量が確保できるシステムを、1/5のコストと期間で建設可能な新たな交通システム。

同社は、マーレシアで問題となっている深刻な交通渋滞を解決に向けて進められている多くの交通計画に対して研究・調査支援を行っているUSMと環境アセスメント、「ジッパー」の適応並びに導入候補地の調査を目的に連携し、Zipparの海外導入時の安全性を確立させながら、事業展開を進める方針だ。
 

新型コロナの感染者数は1737人、2日連続で1千人台

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省の総合情報提供サイト「KKMNOW」によると、11月30日の新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の新規感染者数は1,737人となり、累計感染者数は499万2,168人となった。
新たに3,338人が回復し、累計治癒者は493万524人。死者数は2日連続で2桁の17人となり、累計は3万6,684人となった。アクティブ感染者は、前日から1,618人減の2万4,960人。うち92.2%が自宅、7.4%が医療機関、0.3%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は76.1%、ICU病床使用率は64.4%、人工呼吸器使用率は37.5%となった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,752万5,970人となり、接種率は84.3%。1回目のブースター接種完了者は1,626万5,364人で、接種率は49.8%、2回目が58万7,034人となり、1.8%だった。