EMCOを2週間延長、カジャンバスターミナルなど

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は9日、4州5カ所における強化行動制限令(EMCO)を2週間延長すると発表した。

延長となるのは、▽セランゴール州カジャン・バスターミナル▽サラワク州クチンのカンポン・ハジ・バキ▽ネグリ・センビラン州ニライのプトラ・ポイント——が11月11日から24日まで。サバ州ラハド・ダトゥのタマン・カザナ・インダ及びカンポン・サバ・バルは11月10日から23日までとなっている。

■3州を除く半島全域、4週間CMCO対象に■

サブリ上級相は7日、ペルリス、パハン、クランタンの3州を除く半島全域を11月9日から12月6日まで4週間、条件付き行動制限令(CMCO)の対象とすると発表した。

新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者が増加していることから保健省と検討した結果、コミュニティ内の移動を減らす必要があると判断した。新たにCMCOの対象となるのは▽ペナン▽ネグリ・センビラン▽ケダ▽ペラ▽マラッカ▽ジョホール▽トレンガヌ——の7州。すでにCMCOが11月9日まで延長されている首都圏(セランゴール州、クアラルンプール=KL、プトラジャヤ)、及びサバ州、ラブアンも引き続きCMCOの対象となる。

新型コロナ感染者は新たに972人、累計で4万人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)9日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から972人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万1,308人で、累計感染者数は4万1,181人となり、4万人を超えた。

州・地域別の感染者数は▽サバ州(370人)▽ネグリ・センビラン州(260人)▽セランゴール州(138人)▽ラブアン(63人)▽ペラ州(51人)▽ペナン島(34人)▽クアラルンプール(Kl、22人)▽ジョホール州(10人)▽ケダ州(8人)▽プトラジャヤ(5人)▽マラッカ州(5人)▽サラワク州(4人)▽クランタン州(2人)ーーとなった。パハン、トレンガヌ、ペルリス3州はゼロだった。新たに1,345人が退院し、1日あたりで最多となった。累計治癒者は2万9,579人だった。死者数は8人増えて累計294人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、8日には新たに2つのクラスターが確認された。「イクティサス・クラスターは、セランゴール州のペタリンとクラン、クランタン州のジェリ、ネグリ・センビラン州のセレンバン4地区において22人に陽性反応がでた。一方で「ベレンダム・クラスター」はマラッカ州のアローガジャおよびメラカ・テンガ地区で確認されており、陽性者は8人となった。

一方でサラワク州ビントゥルの「プトラ・クラスター」、サバ州のトンゴドなどで感染者が出ていた「クオーターズ・クラスター」は感染者がゼロとなり、収束した。

3州除く半島全域でCMCO発令、12月6日まで

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は7日、ペルリス、パハン、クランタンの3州を除く半島全域を11月9日から12月6日まで4週間、条件付き行動制限令(CMCO)の対象とすると発表した。

新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者が増加していることから保健省と検討した結果、コミュニティ内の移動を減らす必要があると判断した。新たにCMCOの対象となるのは▽ペナン▽ネグリ・センビラン▽ケダ▽ペラ▽マラッカ▽ジョホール▽トレンガヌ——の7州。すでにCMCOが11月9日まで延長されている首都圏(セランゴール州、クアラルンプール=KL、プトラジャヤ)、及びサバ州、ラブアンも引き続きCMCOの対象となる。特に感染者数が多いサバ州については、9日に国家安全委員会(NSC)が全域に強化行動制限令(EMCO)を発令するか検討する。このほかサラワク州クチン地区も11月9日から11月22日までCMCOの対象となる。

新たにCMCOの対象になった州における標準的運用手順(SOP)は、以前のものから変更はない。地区間の移動が必要な場合や緊急の場合は警察の許可が必要。州や地区を跨いで出勤する必要がある場合は雇用主からの同意書が必要となる。また必需品購入のために外出する際には2人までとなる。幼稚園や学校はすべて閉鎖される。

6日は新規感染者がこれまで最高の1,755人に達しており、特にペナン、セランゴール、ネグリ・センビラン州で増加が目立っている。ペルリス、パハン、クランタンの3州だけが新規感染者数がゼロとなっている。

新型コロナ感染者、6日は過去最多の1755人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)6日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から1,755人増加し、過去最多となったと発表した。アクティブ感染者数は1万1,530人で、累計感染者数は3万8,189人になった。

州・地域別の感染者数は▽サバ州(1,199人)▽ペナン島(192人)▽セランゴール州(164人)▽ラブアン(69人)▽ネグリ・センビラン州(45人)▽ケダ州(19人)▽サラワク州(18人)▽クアラルンプール(Kl、18人)▽ペラ州(18人)▽プトラジャヤ(9人)▽トレンガヌ州(8人)▽ジョホール州(4人)▽マラッカ(2人)ーーとなった。パハン、クランタン、ペルリス3州はゼロだった。新たに726人が退院し、累計治癒者は2万6,380人だった。死者数は2人増えて累計279人になった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、5日には新たに5つのクラスターが確認された。サバ州では「ステラ・クラスター」(15人が陽性)と「リア30・クラスター」(11人が陽性)が発生した。

マレー半島部では、セランゴール州ペタリンで「タマル・クラスター」で10人、ペナン州で「インタン・クラスター」で9人、KLのティティワングサでは「ダナウ・クラスター」で8人に陽性反応が出た。

5日の新規感染者の11.1%は刑務所や留置所での感染だったという。

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5日の新規感染者の11.1%は刑務所や留置所での感染だったという。

ペラ州などの一部地域、20日までCMCOを発令

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は5日、ペラ、トレンガヌ、ネグリ・センビラン各州の一部地域について7日付けで条件付き行動制限令(CMCO)を発令すると発表した。
新たにCMCOが発令されたのは、▽ペラ州パリト・ブンター地区▽トレンガヌ州ドゥングンのラサウ地区▽ネグリ・センビラン州ポート・ディクソンのジマー地区——で、期間は11月20日までの14日間。
一方、サブリ上級相は、サバ州センポルナの6地区及びクナックの1地区で発令されていた強化行動制限令(EMCO)について、11月6日で解除すると発表した。ただ同州サバハット・アンジュンの連邦土地開発庁(FELDA)入植地に発令されていたEMCOは20日まで14日間延長するとした。
■国会開会時間を短縮、出席議員も制限へ■
2021年度予算案など重要法案の審議が控えている今国会について、議会関係者からも感染者が出ていることを踏まえ、11月9日—15日の期間、午前10時から午後2時までの開会とし出席議員も80人に制限することを決めた。アズハル・アジザン議長が明らかにした。

新型コロナ感染者は新たに1009人、3日連続で千人超

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)5日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から1,009人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万503人で、累計感染者数は3万6,434人になった。

州・地域別の感染者数は▽サバ州(564人)▽セランゴール州(180人)▽ラブアン(95人)▽ネグリ・センビラン州(90人)▽ペナン島(36人)▽クアラルンプール(Kl、17人)▽ケダ州(7人)▽サラワク州(6人)▽ペラ州(6人)▽マラッカ(5人)▽ジョホール州(2人)▽プトラジャヤ(1人)ーーとなった。パハン、トレンガヌ、クランタン、ペルリス4州はゼロだった。新たに839人が退院し、累計治癒者は2万5,654人だった。死者数は6人増えて累計277人になった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、4日には新たに6つのクラスターが検出された。サバ州ではサンダカンの刑務所、透析センターの職員の接触者によりサンダカンとラハド・ダトゥで「ダイアリシス・クラスター」、コタキナバルで「セパンガー・クラスター」が発生した。

マレー半島部では、セランゴール州ペタリンで「エアロ・クラスター」、セパンとネグリ・センビラン州セレンバン、ポートディクソン、レンバウで「レンクク・クラスター」、プトラジャヤとセレンバンで「ガディン・クラスター」が広範囲にわたって見つかっている。まだ検査待ちのケースもあり今後感染者が増える可能性がある。

一方でセランゴール州の「エンブン・クラスター」とトレンガヌ州の「バー・タンジュン・クラスター」は感染者がゼロとなり収束が確認された。

医療目的の入国者に便宜、マイEGがオンラインツール

【クアラルンプール】 行政の電子化を請け負っているマイEGサービシズは、医療目的にマレーシアへの入国を希望している旅客向けオンラインツール「マイセーフトラベル」の運用を開始した。専用ホームページで提供している。
保健省から委託を受けた事業で、外国からのスムーズな入国、マレーシアでの待機を支援する。入国を希望する外国滞在者は入国時PCR検査を予約し、代金支払い手続きを行い、待機期間を過ごすホテルを選択する。手続きを終えた者には入管審査の際提示を求められるデジタル証明書が発行される。
標準作業手順(SOP)では外国人、マレーシア人を問わず外国からの入国者はPCR検査と14日間の待機が義務付けられている。
待機施設に含まれるホテルは、「ラマダ・バイ・ウィンダム」、「ミカサ・オールスイート・ホテル」など。
医療観光ではタイが有名で、同国が高級ホテルを待機施設に含めたのに対抗し、マイEGも高級ホテルを待機施設に加える。
(エッジ、11月3日)

新型コロナ感染者は新たに1032人、2日連続で千人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)4日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から1,032人(うち3が海外で感染した帰国者)増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万339人で、累計感染者数は3万5,425人になった。

州・地域別の感染者数は▽サバ州(646人)▽セランゴール州(231人)▽ネグリ・センビラン州(44人)▽ラブアン(28人)▽ケダ州(25人)▽ペナン島(23人)▽サラワク州(9人)▽クアラルンプール(Kl、7人)▽ペラ州(6人)▽プトラジャヤ(4人)▽トレンガヌ州(3人)▽クランタン(2人)▽ジョホール州(1人)ーーとなった。マラッカ、パハン、ペルリス3州はゼロだった。新たに820人が退院し、累計治癒者は2万4,815人だった。死者数は8人増えて累計271人になった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、3日には新たに2つのクラスターが検出された。ネグリ・センビラン州セレンバンの「チェルガス・クラスター」ではこれまで12人に陽性反応が出た。一方で、「ペルマタン・クラスター」はケダ州とペナン州で起きており、8人の感染を確認した。

条件付き行動制限令(CMCO)について、ノール氏は感染拡大を防ぐために、アクティブ感染者数が21ー40人いる「準危険地域(オレンジ)」に置いて、CMCOを発令することを検討していると表明。レッドゾーンへ引き上げる前にCMCOを実施するか検討する必要があると述べた。

復興のための行動制限令、「見直す必要あり」首相

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン•ヤシン首相は4日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者が再び増加している地域があることから、復興のための行動制限令(RMCO)を見直す必要があるとの認識を示した。

RMCOは行動制限令(MCO)による第一波の封じ込めが奏功した6月10日に発令され、その後12月31日まで延長されたが、首都圏やサバ州など再び条件付き行動制限令(CMCO)が発令された地域もあって状況は改善していない。

ムヒディン首相は「RMCO適用のままとなっているネグリ・センビラン、マラッカ、ジョホール、ペラの各州でも感染者が増加傾向にあり、RMCOを再検討する必要があると思う」と述べた。

■ペナン南西12区、新たにCMCOに指定■

イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は4日、ペナン島南西12区が11月6日付けで新たにCMCOに指定されたと明らかにした。期間は19日までの2週間。

またサブリ上級相は、国家安全委員会(NSC)の作業部会が新たな標準的運用手順(SOP)のリストを作成しNSC会議に提出されたことを公表した。詳細は明らかにされていないが、現在実施されているSOPよりさらに厳格化したものになる可能性があるという。

新型コロナ感染者は新たに1054人、8日ぶりに千人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)3日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から1,054人(うち14人が海外で感染した帰国者)増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万135人で、累計感染者数は3万4,393人になった。

州・地域別の感染者数は▽サバ州(678人)▽セランゴール州(124人)▽ラブアン(81人)▽ネグリ・センビラン州(71人)▽ペナン島(35人)▽サラワク州(21人)▽ケダ州(12人)▽クアラルンプール(Kl、10人)▽プトラジャヤ(3人)▽ペラ州(2人)▽トレンガヌ州(1人)▽マラッカ州(1人)▽ジョホール州(1人)ーーとなった。クランタン、パハン、ペルリス3州はゼロだった。新たに875人が退院し、累計治癒者は2万3,995人だった。死者数は12人増えて累計263人になった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、2日には新たに5つのクラスターが検出された。サバ州タワウの拘置所で発生した「PTSタワウ・クラスター」ではこれまで104人の感染が判明。またラブアンの「テナガ・クラスター」は、重症化のリスクが高いコミュニティを対象に行ったスクリーニング検査で検出され、57人の感染者を確認した。一方でネグリ・センビラン州の「ゲドン・クラスター」は10月27日に感染がわかった患者と接触者内で感染が判明しており、これまでセレンバンとポートディクソン、レンバウで12人が感染がわかっている。またサラワク州クチンの「ウィスマ・サベルカス・クラスター」では8人、プトラジャヤの「セリダナ・クラスター」では5人の感染が確認されている。

また新たにセランゴール州の6地区、KLの2地区が新たにレッドゾーンに指定された。セランゴールでは、▽クラン▽ペタリン▽フル・ランガット▽ゴンバック▽クアラ・ランガット▽セパン、KLではティティワングサとケポンがレッドゾーン入りした。