新型コロナの感染者数は1万7352人、サラワク州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は6日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万7,352人となったと発表した。アクティブ感染者数は25万2,668人で、累計感染者数は186万2,187人となった。

州・地域別の感染者数はサラワクが最も多く3,714人だった。それに▽セランゴール(2,126人)▽ジョホール(2,101人)▽サバ(1,844人)▽ケダ(1,599人)▽ペナン(1,558人)▽クランタン(1,213人)▽ペラ(1,082人)▽トレンガヌ(700人)▽パハン(463人)▽クアラルンプール(KL、398人)▽マラッカ(295人)▽ネグリ・センビラン(193人)▽ペルリス(38人)▽プトラジャヤ(23人)▽ラブアン(5人)ーーが続いた。2万201人が新たに回復し、累計治癒者は159万1,028人、死者数は272人で、累計で1万8,491人となった。

5日に確認された感染者のうちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)の軽症者が98.42%を占めた。カテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)とカテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)の重症者の割合は1.58%だった。
また同日は新たに37カ所のクラスターを確認した。職場で21カ所、コミュニティで12カ所、残りはケアセンターと拘置所でクラスターが発生した。州・地域別ではジョホールが8カ所で最も多かった。

サバ、ケダ、ペラでICU病床使用率が100%超え

【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は、新型コロナウイルス「Covid-19」対応の集中治療室(ICU)使用率が、サバ、ケダ、ペラの3州で100%を超えたと発表した。
1日現在でサバ州では145床(126%)、ケダ州では104床(121%)、ペラ州では90床(107%)。全国ではICU使用率90%、ICU以外の病床使用率は78%となっている。その他、ICU使用率が高いのは、▽セランゴール州(99%)▽クランタン州(99%)▽ペナン州(96%)▽ジョホール州(95%)ーーとなっている。
一方、ヒシャムディン・フセイン上級相(兼国防相)は、サバ、ジョホール、ケダ、ペナン、クランタンの5つの州に陸軍が野外病院を開設すると発表した。特にカテゴリー3以上の重症患者への治療を支援する。他の州においても、交通の便が悪い農村部へのワクチン接種チームの派遣やドライブスルー式ワクチン接種会場の拡張などに取り組むという。
(フリー・マレーシア・トゥデー、9月2日)

コロナ情報&追跡アプリ、3日夜から新バージョンに

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」情報・追跡アプリ「MySejahtera」が3日夜から新バージョンにアップデートされる。カイリー・ジャマルディン保健相がツイッターで明らかにした。
最新バージョンでは、トップ画面上に感染リスクレベル、ワクチン接種のステータス、最後にチェックインした場所の情報が表示される。またチェックアウトボタンが新たに追加され、チェックインした場所を退去する際に使用する。移動履歴がより正確に記録されることになる。同アプリは今後数週間でさらに刷新していくという。
建物や店舗に入る前にまずリスクレベルとワクチン接種ステータスをチェックされるため、トップ画面上でこれらが表示されるようにした。感染状況とワクチン接種状況が色分けされておりひと目で分かるようになっている。
旧バージョンでは最初にチェックインの画面が出て、さらにボタンと押すと建物に入る際に必要なQRコードリーダーが表示される。リスクレベルを表示したい場合はいったんチェックイン画面を閉じて、「プロフィール」画面に移動しなければならなかった。

コロナ自己検査キットの上限価格を設定、価格大幅引き下げへ

【プトラジャヤ】 政府は5日付で、新型コロナウイルス「Covid-19」自己検査(抗原迅速検査)キットの上限価格を設定し、卸売価格16リンギ、小売価格19.90リンギとすると発表した。
アレクサンダー・ナンタ・リンギ国内取引消費者行政相とカイリー・ジャマルディン保健相が2日に発表した共同声明によると、保健省が一般使用を承認している自己検査キットは11ブランド。このうち、7つは唾液、4つは鼻腔ぬぐい液を使用する。キットの多くは28ー40リンギットで販売されているため、今回の上限価格の設定により小売価格が大幅に引き下げられることになる。
上限価格以上で販売した場合、2011年価格統制・不当利得防止法に基づき、個人の場合、5万リンギ以下の過料、または10万リンギ以下の罰金、あるいは3年以下の懲役、もしくはその両方が科せられる。会社の場合は、25万リンギ以下の過料、もしくは50万リンギ以下の罰金または25万リンギが科される。

カイリー氏は、国民の間で定期的に検査を実施する計画の一環として、自己検査キットをより手頃な価格で入手できるようにすると述べた。価格をさらに下げるための大量購入やB40(下から40%の低所得者層)世帯にはキットを無料で提供することも検討するという。
8月25日付の「スター」紙の報道によると、消費者団体や健康団体は政府に対し、自己検査キットをより安価にするよう求めていた。
(ザ・スター、9月3日、エッジ、9月2日)

マラッカなど2州で規制緩和、ランカウイの観光も再開へ

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、4日付けでマラッカ州が国家復興計画(NRP)の第2フェーズに、ネグリ・センビラン州が第3フェーズにそれぞれ移行すると発表した。
2日に開催された国家安全保障委員会(MKN)の会合で決定された。セランゴール州、クアラルンプール(KL)、プトラジャヤ、ケダ州について第1フェーズに据え置くことも決まった。MKNは今後、「パンデミック管理特別委員会」に名称を変更し、野党の代表者も参加する。
イスマイル首相はまた、検討中だった「観光バブル」計画について、ワクチン接種率などの条件の下でいくつかの観光地で観光部門を再開すると述べた。まずは16日からランカウイ島が実験的に州内観光客に対して開放される。他の観光地は州の新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種率が80%に達した時点で営業が許可される。
また、首相は、マレーシアの基本再生産数(R0)が数カ月ぶりに1.0を下回ったことから、回復に向けた正しい道を歩んでいることに自信を示した。ワクチン供給アクセス保証特別委員会(JKJAV)のデータによると、今月末までに成人人口の80%、10月末までに100%の接種率を達成する見込みだ。
一方、首相は、10月以降もコロナの流行が続くことを覚悟する必要があると強調した。保健省(MOH)に対し、新しいパンデミック・エンデミック戦略を提示するよう要請しているという。1日にカイリー・ジャマルディン保健相が行なった「コロナのエンデミック(風土病)段階に備え、ウイルスと共に生きることを学ぶ時に来ている」という発表を支持し、他国と同様、最終的にはコロナと共存していかなければならないことを認識する必要があると述べた。
(エッジ、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、9月2日)

新型コロナの感染者数は1万9378人、セランゴール州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は3日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万9,378人となったと発表した。アクティブ感染者数は25万9,189人で、累計感染者数は180万5,382人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴールが最も多く3,613人だった。それに▽サラワク(2,464人)▽サバ(2,404人)▽ジョホール(2,331人)▽ペナン(1,726人)▽ケダ(1,470人)▽ペラ(1,389人)▽クランタン(1,356人)▽クアラルンプール(KL、740人)▽パハン(559人)▽トレンガヌ(532人)▽マラッカ(399人)▽ネグリ・センビラン(270人)▽ペルリス(80人)▽プトラジャヤ(41人)▽ラブアン(4人)ーーが続いた。2万2,399人が新たに回復し、累計治癒者は152万8,672人、死者数は330人で、累計で1万7,521人となった。

保健省によると、3日に確認された感染者のうちカテゴリー1(無症状)が46.1%、カテゴリー2(軽度の症状)が52.3%、カテゴリー3(肺炎の症状)が0.8%、カテゴリー4(酸素吸入が必要)が0.3%、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)が0.5%だった。
また同日は新たに31カ所のクラスターを確認した。職場で17カ所、コミュニティで9カ所、残りは福祉施設、療養施設、高齢者施設、教育機関などでクラスターが発生した。州・地域別ではジョホール、サラワク、クランタンがそれぞれ6カ所で最も多かった。

経済は回復の見通し立たず、ムーディーズ見解

【クアラルンプール】 ムーディーズ調査部門のムーディーズ・アナリティクスは、マレーシア経済は減速を続けており、新型コロナウイルス感染症のデルタ変異株の感染拡大で世界貿易の加速が阻害されているため、回復の見通しが立たないとの見解を示した。
アジア太平洋地域主任エコノミストのスティーブ・コクラン氏によれば、第2四半期の経済が前期比マイナスだったように、マレーシア経済は変動が激しく、潜在需要などを考慮し、当初予想が下方修正された。
新たな患者数は増加しており、人口比での割合が高い。こうした感染拡大が抑制されなければ、第3 第4四半期の域内経済への影響は深刻だという。
コクラン氏は「国内消費は低水準のため輸出がマレーシア経済の生命線だが、感染拡大、行動制限による労働力不足で輸出は引き続き自動車・電子部品の生産不足に悩まされる」と述べた。
(マレーシアン・リザーブ、8月30日)

NTT、マレーシアなどでサーバールームの面積を拡大

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本電信電話(NTT、本社・東京都千代田区)は1日、マレーシアを含むグローバルデータセンターのサーバールーム面積を約2割拡大すると発表した。
NTTは、法人顧客およびハイパースケーラー向けのフルスタックICTサービスを拡販するためにサーバールーム面積を拡大する。同社は、北米、EMEA(欧州、中東、アフリカ地域)、アジア、インドでデータセンターを運用している。北米バージニア、ロンドン、シンガポール、東京など主要な市場におけるデータセンター間を、ネットワークにて相互接続すると共に、各地域におけるデータセンターサービスの収容能力を拡大するという。マレーシアにおいては現在、サイバージャヤにある第5データセンターからIT電力容量6.8メガワットを供給しており、今後、同キャンパス内でさらに同規模の拡大行う予定だ。
その他のアジア地域では、2021年内までにインドネシアで、IT電力容量15メガワットを供給するジャカルタ第3データセンターを新設する予定だ。日本では2020年9月に、東京にIT電力容量21メガワットを供給する東京第11データセンターを建設しており、今後も、顧客の需要に応えるため、バンコク、大阪、ベトナム南部へのデータセンター拡張も検討しているという。
NTTは現在、シンガポール、マレーシア、インド(ムンバイ、チェンナイ)を接続する大容量の海底ケーブル「MIST」を建設中だ。「MIST」ケーブルシステムの全長は1万1,000キロメートル。2023年中頃の竣工を目指している。

ワクチン追加接種の必要性、9月末までに結論=保健相

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」のデルタ変異株の感染が急増していることを受け、カイリー・ジャマルディン保健相は2日、ワクチン追加接種(ブースター接種)の実施の必要性について9月末までに結論を下す方針であることを明らかにした。

すでにブースター接種の必要性に関して評価する専門委員会が設置されており、9月中に政府に何らかの勧告を行なう予定。ブースター接種を行なう場合での、1、2回目接種とは異なるワクチンとするか同じ種類のワクチンにするかについても検討する。

ブースター接種についてはシンガポールが一部のグループを対象に実施することを検討しており、インドネシアは医療従事者のみを対象に行なっているという。ただまだ1回目の接種も進んでいない国も多くあり、世界保健機関(WHO)などは慎重な姿勢を示している。

追加接種の結論が出ていない現在、マレーシア政府は現時点ではまだ1回目の接種も行なっていない人への接種に注力していく方針だ。8月31日時点でのワクチン接種完了率は総人口の46%で、サバ州やペラ州では接種が遅れている。ワクチンはこれら接種が遅れている州に優先的に送られているという。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、9月2日)

10月末にもエンデミック段階に移行の見通し=保健相

【プトラジャヤ=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン保健相は、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症が10月末までにはエンデミック(風土病)の段階に入るとの見通しを示し、標準的運用手順(SOP)も簡素化の方向に向かうだろうと述べた。
カイリー氏は、あと2カ月ほどでワクチン接種率が総人口の80%に達するとみられ、ラブアンやサラワク州はすでにエンデミックの段階に入っているとみられると指摘。エンデミックに備えて、国民が「ウイルスと共に生きる」ことを学ぶ時に来ていると述べた。
また、エンデミックの段階に入れば、より多くの経済・社会活動の再開が認められることになり、それにともなって標準的運用手順(SOP)も簡素化されることになるが、当分の間はマスク着用や密集を避けることなどが国民に求められるれることになると述べた。
■感染拡大の中心、サバ&ジョホールなど5州に移動■
カイリー氏はまた、感染拡大の中心が首都圏クランバレーから▽サバ▽ジョホール▽ケダ▽ペナン▽クランタン——の5州に移っていると指摘。首都圏で抑え込みに役立った医療資源の集中化「能力拡大戦略」をこれら5州でも活用していくと述べた。
保健省はワクチン供給をこれらの5州に優先していく方針で、9月中にサバ州に290万回分、ジョホール州に190万回分、ケダ州に130万回分、クランタン州に120万回分、ペナン州に100万回分——のワクチンを供給する計画だ。これらの州では感染検査の回数も増やしていく。