【クアラルンプール】 投資家がより安全な資産にシフトした影響から通貨リンギが売られ、9月14日9時5分時点での対米ドル・リンギ為替レートは前日終値の1米ドル=4.5070/5085リンギから24年ぶりの水準となる4.5200/5220リンギまで下落した。

アクティブ・トレーズによると、米国の8月の消費者物価指数(CPI)が8.1%の事前予想を上回る8.3%だったことで、投資家の間で米連邦準備制度委員会(FRB)がさらなる利上げに踏み切るとの見方が広がったと指摘。その結果、リンギを含めた他国の通貨に対する米ドル高が進行したと分析した

他国通貨はリンギ以上に対米ドル下落幅が大きく、リンギの対シンガポール(S)ドル・レートは13日の終値の3.2320/2333リンギから3.2153/2174リンギに、対日本円(100円)も3.1690/1703リンギから3.1282/1301リンギに、対英ポンドも5.2768/5.2786リンギから5.1989/5.2012リンギに、対ユーロも4.5818/4.5833リンギから4.5105/4.5125リンギにそれぞれ上昇した。

(ベルナマ、9月14日)