ダイハツ(M)、商用車「グランマックス」の22年度版を投入

【クアラルンプール】 ダイハツ(マレーシア)は、小型商用車「グランマックス」の2022年版「グランマックス ユーロ4」の発売を開始した。昨年3月にマレーシア市場に投入した「ユーロ4」をマイナーチェンジした。
トラックとカーゴの2タイプを用意。主な改良点は、ナビ・オーディオ機能と装備。ナビには、アンドロイド10.0を搭載した高解像度7インチタッチスクリーンのマルチメディアダブルDINヘッドユニットを採用した。ラジオ、MP3、AUX、USBなどに対応し、ダッシュボード下部に急速充電対応のUSBポートも設置。運転席・助手席のパワーウインドウ、バックカメラやディスプレイなども追加した。昨年版と同様、排気量1.5リットル直列4気筒エンジンを搭載、最高出力72kW/6,000rpm、最大トルクは134Nm/4,400rpm。最大積載量はトラックが800キログラム(kg)、カーゴが750kgと大容量だ。
保険抜きの価格は、トラック(5速MT)が7万4,498リンギから、カーゴのMTが7万4,736リンギから、ATが7万8,836リンギからとなっている。
(ポールタン、6月15日、ダイハツ発表資料)

コルモデザイン、ヘアケア商品をマレーシアで販売開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 サロンプロデュース・店舗設計・施工などのコルモ・デザイン・プラス・アイ(本社・大阪府大阪市)は15日、マレーシアで14日よりヘアケアブランド「ミウル」の商品販売を開始したと発表した。
日本製品を販売する越境ECサイト「ジャパン・プレミアム」等を利用してマレーシアとシンガポールを中心とした東南アジア地域に向けて販売する。コルモ・デザインにとり海外展開は初の試みで、今後も日本に留まらず、世界へ向けて「メイドインジャパン」の商品販売を展開していく方針だ。
今回発売を開始したのは「ミウル」のヘアセラムで、日本でも4月1日で発売開始したばかり。15種類の植物由来成分や、3種のコラーゲンと3種のヒアルロン酸を配合した。容量は50ミリリットル。

ベーカリーのドンク、マレーシア第1号店をららぽーとに開設

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 製パンのドンク(本社・兵庫県神戸市)は、15日付けでクアラルンプールの「ららぽーとブキ・ビンタンシティセンター(BBCC)」地下1階にマレーシア第1号店をオープンしたと発表した。
「マレーシアららぽーと BBCC 店」では、ベーカリーブランド「ドンク」とミニクロワッサンブランド「ミニワン」を併設。テイクアウトフードを提供する「デパチカマルシェ」内に位置し、ドンクの代表商品であるフランスパン、食パンをメインに、ベーシックな商品、限定販売のオリジナル商品も販売する。
 「ドンク」は1905年創業の創業以来、本格的なフランスパンを製造・販売してきた。総店舗数は海外を含め130店舗以上。粉から生地を仕込み、成形して焼き上げるまでの全工程を一貫して行う「スクラッチ製法」にこだわり、創業当時から変わらない美味しさを提供している。海外でも中国、台湾、シンガポールなどで好評だったことから、マレーシアへの初出店を決定した。
ドンクは本格的な日本の食体験を伝える新店舗として、マレーシアの消費者に愛される店舗作りを目指す方針だ。

エアアジアX、羽田・関空・新千歳線を順次再開

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 長距離格安航空のエアアジアXは15日、クアラルンプール(KL)ー羽田線、KLー関空線、KLー新千歳線、関空ーホノルル線の4路線を順次再開すると発表した。いずれも15日より予約を開始している。
 KLー羽田線は7月14日から週2便の運航。羽田発KL行き「D7553」便が月・金の運航で、羽田発が1時15分でKL着が7時25分、KL発羽田行き「D7552」便が木・日の運航で、KL発が15時50分で羽田着が23時55分。
 KLー関空線は10月3日から週2便の運航。関空発KL行き「D72」便が火・土の運航で、関空発が23時00分でKL着が翌5時10分、KL発関空行き「D71」便が月・金の運航で、KL発が14時10分で関空着が21時35分。
KLー新千歳線は12月1日から週4便の運航。新千歳発KL行き「D7551」便が月・水・金・日の運航で、新千歳発が9時35分でKL着が17時15分、KL発新千歳行き「D7550」便が火・木・土・日の運航で、KL発が23時50分で新千歳着が翌8時25分。
関空ーホノルル線は10月3日から週2便の運航。関空発ホノルル行き「D71」便が月・金の運航で、関空発が23時55分でホノルル着が12時20分、ホノルル発関空行き「D72」便も月・金の運航で、ホノルル発が16時20分で関空着が翌21時40分。
就航再開を記念し、26日までの期間限定で、7月1日ー来年3月26日までの便について、エコノミー席が片道499リンギから購入できるキャンペーンを実施している。
エアアジアXは同日、KLードバイ、KLーイスタンブール線の新設も発表。その他、KLとロンドン、ニューデリー、シドニー、ソウル間の路線も再開するとした。

新型コロナの新規感染者数は2320人、病床使用率は70.1%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、15日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は2,320人で、累計感染者数は453万2,632人となった。
新たに1,390人が回復し、累計治癒者は447万3,021人となった。死者数は5人で、累計は3万5,725人。アクティブ感染者は、前日から925人増の2万3,886人だった。うち95.6%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、4.1%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は70.1%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,716万903人で、接種率は83.2%。ブースター接種完了者は1,612万2,774人で、接種率は49.4%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は4カ所だった。

世界競争力ランク、マレーシアは7ランク下降し32位に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 スイスのビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が発表した「2022年世界競争力年鑑(WCR)」によると、マレーシアは調査対象63カ国・地域中32位となり、昨年の25位から7ランクダウンした。
同ランキングは、昨年に収集された統計などのデータや、ビジネスコミュニティ、政府機関、専門学者からのフィードバックなどに基づき333項目で評価し、ランク付けしたもの。
マレーシアは経済パフォーマンスでは15位から12位にランクアップしたものの、ビジネスの効率性では24位から38位に、インフラでは32位から37位に、政府の効率性は30位から38位に、それぞれランクを下げた。
トップは昨年3位だったデンマーク。2位以下は▽スイス▽シンガポール▽スウェーデン▽香港▽オランダ▽台湾▽フィンランドーーの順となった。シンガポールは2ランクアップとなった。最下位の63位はベネズエラ。 日本は34位で、昨年から3ランクダウンとなった。中国も1ランクダウンし17位となった。
東南アジア諸国連合(ASEAN)からは、タイが28位から33位に、インドネシアが37位から44位にそれぞれ後退。フィリピンは52位から48位にアップした。
(ベルナマ通信、6月15日、IMD発表資料)

第1四半期の投資誘致額は428億リンギ=MIDA

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア投資開発庁(MIDA)は14日、今年1ー3月の投資誘致(認可ベース)は428億リンギ(102億米ドル)、投資件数は910件だったと明らかにした。
外国直接投資(FDI)が65%を占め、278億リンギ(66億米ドル)、国内直接投資(DDI)は35%の150億リンギ(36億米ドル)だった。2万4,906人の新規雇用機会を創出できる見込みだ。
業種別では、製造業が70.1%を占める300億リンギ、次いでサービス業127億リンギ(29.7%)、一次産業1億リンギ(0.2%)となった。
製造業の内訳は、▽電気・電子(186億リンギ)▽石油製品・石油化学(51億リンギ)▽非金属鉱物製品(19億リンギ)▽化学及び化学製品(11億リンギ)▽機械(7億リンギ)▽食品(7億リンギ)▽紙・印刷・出版(3億リンギ)▽繊維及び繊維製品(3億リンギ)ーーだった。
サービス部門では、不動産が59億リンギ(46.5%)でトップ。次いで▽公益事業(20億リンギ)▽ホテル・観光(15億リンギ)▽金融(9億リンギ)ーーとなった。
投資誘致先は、ケダ、ペナン、セランゴール、サバ、ジョホールの主要5州で318億リンギ(74.3%)を占めた。
FDIを国別で見ると、最も多かったのがドイツが89億リンギ(32%)で、次いで▽ブルネイ51億リンギ(18.3%)▽米国39億リンギ(14.0%)▽香港33億リンギ(11.9%)▽日本32億リンギ(11.5%)ーーが続いた。
アズミン・アリ上級相(兼通産相)は、マレーシアは世界の投資家にとって魅力的な投資先となっており、中でも製造業が国の成長に大きく貢献していると言明。現在、40カ国以上、5,000社以上の企業がマレーシアに拠点を置いていることを誇りに思うとし、今後も高成長・高付加価値産業に注力し、国民に質の高い雇用機会を提供していくと述べた。

UMWトヨタ、5月の販売台数は前月比9.1%増の7579台

【シャアラム=マレーシアBIZナビ】 UMWトヨタ・モーターは14日、5月単月の販売台数は7,579台で、前月比で9.1%増加したと発表した。
内訳はトヨタ車が7,442台で、レクサス車が137台だった。1ー5月の販売台数は3万6,972台で、前年同期比で8.7%増加した。
UMWトヨタは、世界的な半導体不足に伴い、自動車メーカー各社は需要を満たすために生産台数を増やしたくても、難しい状態にあると指摘。また売上・サービス税(SST)の減免措置が6月末で終了することから、下半期の販売台数の増加率は減速すると予想されているとした。
ラビンドラン・クルサミー社長は、下半期に向けて精力的に事業を行うとし、顧客を第一に考え、不確実な時代を乗り越えると述べた。
UMWトヨタは、6月も販促プロモーションを継続し、4,000リンギ相当の特典付与やキャッシュバックなどを実施するほか、新モデルの投入に向けて準備をしているという。

マレーシア人の半数、新型コロナ流行後に日本の印象が改善

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 アウンコンサルティング(本社・東京都文京区)は14日、親日度や訪日意欲についての調査結果を発表した。新型コロナウイルス「Covid-19」の流行前と後での日本に対する印象について、マレーシアでは「とても良くなった」、「良くなった」と回答したのがともに22.3%で、約半数が良くなったと回答した。「変わらなかった」が40.2%、「悪くなった」が6.3%、「とても悪くなった」が9.0%だった。
印象が良くなった理由で最も多かったのは「日本在住者の感染予防に対する取組」で41.3%となった。それに「各施設等の感染予防対策状況」(22.7%)、「感染者状況」(17.1%)、「感染時のケア」(15.4%)が続いた。
「新型コロナウイルス感染症が終息したら日本に行きたいか」との質問では、「すごく行きたい」が35.3%、「行きたい」が23.7%、「分からない」が18.6%、「行きたくない」が10.7%、「全く行きたくない」が11.6%だった。「行きたくない」と「全く行きたくない」と回答した理由で最も多かったのは「入国時・出国時の手間」が27.0%だった。
「日本にはいつ頃行きたいか」との質問では、27.0%が「入国規制が緩和したらすぐに行きたい」と回答。27.5%が「2024年7月以降」と答えた。

新型コロナの新規感染者数は1922人、病床使用率は69.7%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症に関する情報提供サイト「コビドナウ(COVIDNOW)」によると、14日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1,922人で、累計感染者数は453万312人となった。
新たに1,564人が回復し、累計治癒者は447万1,631人となった。死者数は4人で、累計は3万5,720人。アクティブ感染者は、前日から354人増の2万2,961人だった。うち95.5%が自宅、0.1%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、4.3%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は69.7%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は2,715万3,826人で、接種率は83.1%。ブースター接種完了者は1,612万1,239人で、接種率は49.4%だった。
新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は4カ所だった。