【クアラルンプール】 アンワル・イブラヒム首相は、国内の高速道路料金収受システムについてタッチ・アンド・ゴー(TnG)による独占状態を見直す考えを示した。

アンワル首相は19日に開催されたイベントにおける若者との対話セッションの中で、TnGによる独占に関する質問に答え、「料金徴収システムはTnGが20年以上運営しているが、システムは停滞したままで納得のいくような進展は見られない」と言明。独占状態に疑問を呈す質問者に対して「あなたは正しい。我々は(独占状態について)再検討しなければならない」と述べた。

高速道路の収受システムについては以前、ファディラ・ユソフ前公共事業相(現・副首相兼農園・一次産業相)が、TnG以外のデジタル決済方式を許可する方向で検討していると述べていた。

アンワル首相はまた公共交通機関の問題、学生運動などの問題に触れ、学生と講師の自主性を制限している「大学及びカレッジ法 」(Auku) の規定を廃止することを約束した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、3月20日、マレー・メイル、3月19日)