【クアラルンプール】 公共輸送機関を管轄する国営プラサラナ・マレーシアは、首都圏、ペナン、クアンタンの鉄道・バスの21日の乗客数が100万人を突破したと発表した。新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大以降で最大となったが、感染拡大前の1日あたり約120万人には届かなかった。

プラサラナの声明によると、21日の鉄道利用者は76.7万人、バス利用者は23.5万人。1月1日ー3月15日の1日平均乗客数は84.6万人だったが、16日に全線開通し、無料で乗車可能となっている首都圏大量高速輸送(MRT)プトラジャヤ線の平均乗客数が10万人となったことが寄与した。

2月に最も乗客数が多かった鉄道は軽便鉄道(LRT)ケラナ・ジャヤ線で、乗客数は535万230人、平日平均乗客数は28万1,591人。2番目はMRTカジャン線(乗客数は439万2,381人、平日平均乗客数は23万1,178人)。なお、LRTアンパン線の乗客数は361万6,881人、首都圏のバスは443万186人、KLモノレールは131万1,483人となった。

プラサラナは、今後もサービスの安全性、円滑性、安定性を維持するための努力を続けていくとした。
(ザ・スター、3月26日、エッジ、ベルナマ通信、3月25日、プラサラナ発表資料)