【クアラルンプール】 家電量販店チェーンを展開するセンヘン・ニュー・リテールは、セランゴール州クランで、現在中央流通センター(CDC)として使用している建物と土地を現金7,580万リンギで買収すると発表した。同社グループのサプライチェーンを強化する。

センヘン・ニュー・リテールがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、同社の完全子会社であるセンヘン・エレクトリック(KL)が、サイムダービー ・プロパティ、三井物産(本社・東京都千代田区)、三菱地所(本社・東京都千代田区)が共同設立した合弁会社、サイムダービー ・プロパティMITデベロップメントの完全子会社であるSDMアセッツⅢとの間で、倉庫と事務所スペース、付属施設、外構、土地の売買契約を締結した。倉庫は現在センヘンおよび子会社のCDCとして利用されており、同社にとり主要な流通拠点となっている。買収により、センヘンは賃貸費用を年間420万リンギ削減することができるという。買収手続きは今年第4四半期に完了する見込みだ。
(ザ・スター、9月26日、エッジ、9月25日)