【クアラルンプール】 ホンダ・マレーシアは10日、予防措置として燃料ポンプを交換するため、ホンダ車合計8万7,490台をリコールすると発表した。不具合のある燃料ポンプと高圧燃料ポンプを無償で交換する。
燃料ポンプのリコール対象となるのは8万4,073台。燃料ポンプのインペラが燃料に長時間浸漬すると膨張し、車両の始動が不能になったり、走行中にエンジンが停止したりする可能性があるという。モデルと年式は、アコード(2013―17年式)、BR-V(2017―18年式)、シティ(2014―19年式)、シティ(ハイブリッド)(2018―19年式)、シビック(2017―18年式)、CR-V(2018―20年式)、HR-V(2015―18年式)、ジャズ(2015―20年式)、ジャズ(ハイブリッド)(2018年式)、オデッセイ(2017―19年式)――。
一方、シビック(2023―24年式)とCR-V(2024年式)の合計3,417台は、高圧燃料ポンプの不具合があり、長期間の使用や過度の負荷により亀裂が生じ、走行中またはアイドリング中に燃料漏れや燃料臭が発生する可能性がある。
ホンダは、対象となるすべての顧客に製品リコールの詳細を含む通知書を送付する。顧客はまた、「ホンダ・タッチ」アプリを使用して車両がリコール対象かどうかを確認することも可能だという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ビジネス・トゥデー、マレーシアン・リザーブ、エッジ、ベルナマ通信、6月10日)