【クアラルンプール】 高速道路運営のPLUSマレーシアと、インソン・グリーン・テクノロジー(M)(YGT)は11日、高速道路のサービスエリア(R&R)に、電気自動車(EV)充電施設と飲食施設を併設したハブを整備・運営する合弁契約を締結。最初のハブとして、南北高速道路(NSE)のセレンバン(下り)に2027年の完成を目指す。

契約は、PLUSの子会社のテラPLUSと、YGTの子会社のグリーンEVチャージの間で締結された。PLUSが飲食店と小売り施設、YGTがEV充電器の整備・管理をそれぞれ担当する。信頼性の高い直流(DC)急速充電器に加え、充電中に楽しめる活気ある小売店や飲食店で、EV充電体験を包括的に高めることで、他のEV充電インフラとの差別化を図る。YGTは石油・ガス(O&G)のインソン・ホールディングス完全子会社。

両社は共同声明で、未来を見据えた高速道路への変革に向けた重要な節目としている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、6月11日)