ゴンバック総合交通ターミナルが正式開業、総工費は3億リンギ

【ゴンバック】 セランゴール州のゴンバック総合交通ターミナル(TBG)で9月30日、アンワル・イブラヒム首相が出席して開業式が開催された。東海岸のパハン州、トレンガヌ州、クランタン州への長距離バスが発着する7階建て交通ハブで、総工費は3億700万リンギ。

24時間対応のTBGには125のバス停車場があり、1日最大700便、2万5,000人の乗客を取り扱う能力を持つ。アンソニー・ローク運輸相によると、3月5日の運用開始からすでに30社の高速バス会社が運行しており月平均3,000便のバスが発着している。

TBGは軽便鉄道(LRT)ケラナジャヤ線のゴンバック駅に接続しており、将来的には東海岸鉄道線(ECRL)ゴンバック駅とも接続される。1,200台分の駐車場、3階建てのバスターミナル、4階建てのショッピングフロアを備える。
(ポールタン、ザ・サン、9月30日)

JICA、サイバーセキュリティに関する第三国研修を開催へ

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 国際協力機構(JICA)マレーシア事務所は、マレーシア外務省および日本・マレーシア技術学院 (JMTI)と共同で、第三国研修「デジタルエコノミー分野におけるサイバーセキュリティ」を10月2日―10月13日の日程で開催する。

第三国研修は、ある開発途上国において、他の開発途上国から研修員を受け入れて行われる研修をJICAが資金的・技術的に支援する技術協力の一種。今回の研修は、JMTIが受け入れ機関となり、アジア10カ国を対象に合計15人の研修員を受け入れてサイバーセキュリティ技術に関する研修を行う。研修員の多くは、自国においてデジタルデータやサイバーセキュリティを担当する政府職員で、受け入れ国は▽バングラデシュ▽ブータン▽カンボジア▽インドネシア▽ラオス▽ネパール▽フィリピン▽スリランカ▽東ティモール▽ベトナム――となっている。

研修機関(TI)であるJMTIが、日本とマレーシアの経験を共有し、重要なデータ保護、システム、デジタル取引を支援するために必要な知識と技能を研修員に提供する。具体的な研修内容には▽教室での講義▽実践的なハンズオンワークショップ▽デジタル経済におけるサイバーセキュリティに関連する課題への対応――が含まれる。

マレーシア最大の美容見本市BECBM、KLCCで開幕

【クアラルンプール】 マレーシア最大の美容見本市「ビューティーエキスポ&コスモビューテ・マレーシア(BECBM)2025」が9月30日、クアラルンプール・コンベンションセンター(KLCC)で開幕した。日本を含め15カ国・地域から400社1,000ブランドが出展し、10月3日まで開催される。

展示は、スキンケア、ヘアケア、ネイル、スパ・ウェルネスなど、8つのカテゴリーに分けて実施されている。また国際パビリオンとして、中国、韓国、シンガポール、台湾がブースを設置。最新の美容技術やトレンドなどが紹介されるほか、さまざまなコンテストや、ネットワーキングの場も提供されている。

またハラル開発公社(HDC)は、「マレーシア・ハラル化粧品産業ロードマップ」を発表。化粧品全般におけるハラル(イスラムの戒律に則った)認証の推進や、現地生産の拡大、研究開発の強化、グローバルパートナーシップの促進などが盛り込まれている。HDCのハイロル・アリフェイン最高責任者(CEO)は「マレーシアはハラル美容における世界的リーダーとなるための好位置につけている」と述べた。
(ザ・スター、10月1日)