【クアラルンプール=アジアインフォネット】 統計局は「2025年版マレーシア人口動態統計」を発表。2024年の出生数は41万4,918人で1980年以降で最低となり、2023年の45万5,761人から9.0%(4万843人)減少した。
男児は21万3,919人(51.6%)、女児は20万999人(48.4%)で、男児が女児を上回った。
民族別では2023年はマレー系が30万5,494人(全体の67.0%)だったが、2024年には27万2,718人(65.7%)に減少。インド系も2万64人(4.4%)から1万7,914人(4.3%)に減少した。一方、華人系は4万4,818人(9.8%)から4万4,914人(10.8%)に増加した。
出生数の減少により、粗出生率(CBR、人口1,000人あたり)は前年の13.6人から2024年には12.2人に低下した。CBRはすべての州で前年比で減少したが、トレンガヌ州は19.3人で最も多く、ペナン州は10.1人と最も少なかった。
合計特殊出生率(TFR)は、前年の1.7人から2024年には1.6人に減少。マレー系とインド系は前年比で減少したが、華人系は2024年に0.9人で横ばいだった。マレー系は1.9人で最も高く、インド系は1.1人だった。
2024年の死亡者数は19万8,992人で、2023年の19万6,965人から1.0%(2,027人)増加した。粗死亡率(CDR、人口1,000人当たり)も2023年の5.9人から2024年は5.8人に減少した。男性の死亡者数は11万3,866人(全体の57.2%)で、女性の死亡者数は8万5,126人(42.8%)だった。
民族別ではマレー系が2023年の10万1,829人(51.7%)から2024年には10万3,118人(51.8%)となった。華人系とインド系の比率はそれぞれ26.3%と8.4%で横ばいだった。