【クアラルンプール=アジアインフォネット】 統計局の9月30日の発表によると、2025年のマレーシアの平均寿命は75.3歳となり、2015年以降で最高値を記録した。

男女別にみると、男性は73.1歳、女性は77.9歳となり、女性が4.8歳長生きすると予測された。前年の2024年は男性は72.7歳、女性は76.6歳だった。新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大の影響で2020―22年は低下傾向だったが、それ以前を上回る形となった。

民族別では、華人が77.3歳(男性74.6、女性80.6)、ブミプトラ(先住民族の総称)が74.4歳(男性72.1、女性77.0)、マレー系が同じく74.4歳(男性72.1、女性76.9)、インド系が71.8歳(男性68.3、女性75.8)となった。

州・地域別で、男女を合わせた平均寿命が全国平均以上となったのは▽セランゴール州(78.0歳)▽クアラルンプール(76.9歳)▽ラブアン(76.1歳)▽サラワク州(75.4歳)▽サバ州(75.3歳)――だった。最も短かったのは、トレンガヌ州の72.6歳だった。